Number 1006「ベストバウトをぶっ飛ばせ!」面白かったです!
”書店員界のケンドーカシン” ”読メフェイマス” ”「SUI」編集長”のY2K☮です。
Numberはやはり視点の置き方が専門誌よりも硬派なのがいいですね。ジャンルへの敬意と愛情を感じさせつつ、決して馴れ合わない。昔から選手とのソーシャルディスタンスをしっかり保っている(笑)
野村さんの特集号も読んでみようかな。
(以下、読書メーターに書いたレビュー)
オカダがちょこちょこ”仕掛けて”るのがいい。飯伏のベストバウト論は若干涙腺に刺さった。ケニーはいつか棚橋と対談して。安生洋二の25年越しの反論も痺れた。ベストバウトという概念は芥川賞直木賞に似ていると思う。優れた作品&作家に対する業界の絶対評価であり、リスペクトの表明でもある。あとはファンを呼び込むための「まずはこれをどうぞ」という入り口の提示。各々の評価基準を身に着けたファンはそこに囚われず、各々の感性で好きな試合を選べばいい。特集以外だと連載の「イチロー実録。」が面白い。イチローの考え方に禅を感じた。
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もし次があるのなら、ぜひ私の「妄想プロレス対談」を適度なスパイスとしてページの片隅に入れて欲しいです。プロレスは他のスポーツよりも評価の仕方が自由且つ多種多様であり、そこが芸術鑑賞にも通ずる素晴らしい点のひとつです。幅広い解釈やぶっ飛んだ見立てが許されるし、却って「そういう考え方もあるのか」と面白がられる。なので、プロレスだけは時に一ファンの素人目線がプロの記者や評論家の方の見解に劣らぬ説得力を帯びることがあると思うのです。ぜひご一考くださいませ!!!
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