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「ブルース・リー」と「料理の鉄人」

久し振りに見ました。高校生のとき以来かな? 内容をほとんど忘れていました。覚えていたのは鏡の部屋と有名な「Don't think! Feel!」ぐらい。

ストーリー的にはいくつか気になる箇所がありました(ローパーの立ち位置が曖昧、メイ・リンが処罰されないetc.)。でもブルース・リーの存在感と目の離せないアクションが細かい疑問や矛盾点を帳消しにするほど見事なのも事実。名作だと思います。

あと印象に残ったのは敵役のハン。歓迎パーティーに登場したときのファッションと佇まい、そして不気味な笑顔が90年代の人気バラエティ「料理の鉄人」で美食アカデミーの主宰を務めた鹿賀丈史と重なりました。もちろん「料理の~」が真似したのでしょう。

ハンが最終決戦で使う金属の爪も明らかに「キン肉マン」に出て来るウォーズマンのベアクローでした。いろいろなジャンルの作品に影響を与えたという意味でもエポックメイクだったんだな、と。

ところで「料理の鉄人」といえば、序盤で鹿賀主宰が「今日のテーマはこれです!」と食材を発表しますよね。そして鉄人と挑戦者が「ああ」とか「まさか」みたいな表情を浮かべる。私はずっとあれを「ヤラセ」だと考えていました。まさか知らないわけがない。何を使うかわからないのでは事前に何も準備できないじゃないか、と。

でもウィキペディアを読むと「番組後期には事前にテーマ食材候補として5つの食材のリストが鉄人・挑戦者の双方に渡されるようになった」とあります。この記述を信じるなら「前期と中期のテーマ発表はガチ」ということになります。凄くないですか? 

プロレスを長年見ていると「裏側の真実ありき」で娯楽を楽しむクセがついてしまい、しばしば目の前で展開されているものを率直に受け取ることができなくなります。ちょっと反省しました。「燃えよドラゴン」もそうですが、ときには頭を空っぽにして素直に楽しんだ方が正解なのです。

まさに「考えるな、感じろ」ですね。勉強になりました。

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