「お天道様」は見逃さない
3年振りのレッスルマニア出場!! しかもオープニングマッチでタッグ王座に挑戦!! 最高のシチュエーションです。
しかしパートナーのリック・ブーグズが膝を負傷して1vs2の状況になり、惜しくも敗退。。。
ようやく巡ってきたチャンスをこんな形で逸してしまうとは。でも大舞台で起きたまさかのアクシデントにも動ぜず、きっちりと己の使命を全うして敗れた真輔選手の姿に心が沸き立ちました。
私の職場でも、来るはずの人が突然休んだり遅刻したりすることがあります。まあまあ高い頻度で。その度に尻拭いに忙殺され、へろへろになっても会社からは何も言われません。休日出勤を年に数回する際も同じです。
もちろん褒められたいわけじゃありません。「給料に反映してくれ」なんて要求する気もない。自分にできることを目一杯やるだけだし困ったときはお互い様。でも少し寂しいのも事実です。「結局要領のいい奴が得をするのか」と。
こういうときこそ本の出番。
篠崎にある「読書のすすめ」の店主、清水克衛(しみず かつよし)さんの名著です。私はこの中に書かれている↓を胸に刻みつけて働いています。
「どんな仕事でも、『人の役に立つ』と思ってやれば、達人になれるってもんだ。夢を語るより、さっさと『使命」に気付いた方が、世のため人のためだぜ」
「肚を真空にして、ご縁でいただいた仕事にベストをつくすんだ! そうすりゃ、お天道様は見逃さないぜ」
真輔選手もこのことに気付いているはず。だから異国の地でなかなか思ったような評価を得られなくても、腐らずに頑張っている。かつて新日本プロレスのメインイベンターとして輝いていた頃よりも、私は中堅クラスで踏ん張るいまの彼の方が好きです。我が身を重ねて「よし俺も!」となるから。
仕事は世のため、人のため。結果的に己に返ってくるなら、それもまた良し。この姿勢を忘れずにやっていきます。