「道場」≠「トレーニング施設」論
↑はプロレスラー・飯伏幸太選手のYou Tubeです。
「専門学校を作ってレスラーを育てたい」とのことで、候補地の内見をしているようです。
なかなかインパクトのある物件なので、ぜひ動画を見てください。こういう場所を引き寄せてしまうのも、きっと彼の持つ磁場の力なのでしょう。
1993年にスタートした総合格闘技団体・パンクラスの最初の横浜道場を思い出しました。
見つけたのは、旗揚げメンバーのひとりである鈴木みのる選手。ペンキ屋をしている義理のお兄さんとふたりで夜な夜な塗装作業をしたそうです。場所は山奥でタヌキが入ってきたとか。
参考文献は↓です。
ちなみに世田谷区野毛にある新日本プロレスの道場は、アントニオ猪木さんが1972年1月に自宅を改築したもの。老朽化が進んでいましたが、2013年の「大改造!!劇的ビフォーアフター」で生まれ変わりました。
世界最大のプロレス団体・WWEは、フロリダ州オーランドに「パフォーマンス・センター」という養成施設を置いています。例の感染症が猛威を振るっていた時期は、ここのリングを使って番組を無観客で収録していました。
日本における「道場兼試合会場」だと、2AWが千葉市中央区に構える「2AWスクエア」(旧名Blue Field)がよく知られています。3年前の緊急事態宣言下では、全日本プロレスがここから無観客試合を配信しました。
選手を育てるための「道場」に徹するか、あるいは試合会場としても使うか。それによってレスラーの色合いや意識付けも若干変わってくる気がします。
いずれにしても、ただのプロレス用トレーニング施設ではなく、健やかな心身を育むための「道」を学ぶ場であってくれたら、というのがイチファンの願望です。堅苦しい生活を強要しないまでも、自由な発想や感性を活かす前段階のベースを積み上げる起点であってほしい。
今後も要注目です。