「原口選手のFA」と「メットライフドームの思い出」
阪神ファンです。
4番打者・大山悠輔選手のFAに関しては、シンプルに行かないでほしい。ただ代打の切り札・原口文仁選手に対してはもう少し複雑です。
もちろん残留してくれたら嬉しい。ここぞという時の一振りに何度も救われたし、ベンチで若手に声を掛け、励ます姿をよく目にしました。チームに欠かせぬ重鎮です。
一方、もっとスタメンで使ってくれる球団へ移って輝いてほしいという気持ちも否定できません。パリーグならDHもあるし、間違いなく出場機会は増えるはず。いまは内野手登録ですが、いざとなったらキャッチャーもできるし。
残ってほしい。けど、より幸せな人生を送るチャンスがあるのなら。
榎田大樹投手を思い出しました。
2018年に岡本洋介投手とのトレードで埼玉西武ライオンズへ移籍。同年6月に本拠地メットライフドーム(当時。現在はベルーナドーム)でおこなわれたタイガースとの交流戦に先発し、勝利を収めました。
前に書いたかもしれませんが、この試合を生観戦しました。周りの阪神ファンが「榎田~!! わかってんだろうな~!!」みたいな野次を何度も飛ばしていたのを覚えています。
ヒーローインタビューで、彼は「ここに立つ姿を阪神ファンにも見せられて、良かったです」と話してくれました。
ちょっと涙腺が緩みました。例の野次っていた人たちから拍手が沸き起こり「西武でも頑張れよ!!」という声が飛んだのも忘れられません。
当時の榎田投手はタイガースでは専らリリーフ要員。移籍したことで先発するチャンスを掴み、シーズンで11勝を挙げました。寂しかったけどあれで良かったのだと思っています。
原口選手は、いずれ指導者としてタイガースを支えてくれる逸材です。でもいまは現役プレーヤーとして悔いのない選択をしてほしい。残っても移籍しても応援します!!
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