「重要なお知らせ」と「狼煙」

【新日本】欠場中の柴田勝頼が１５日両国大会に来場　「本人からファンの皆様へ重要なお知らせ」 (2021年12月6日) - エキサイトニュース

「ファンの皆様へ重要なお知らせ」

どう思いますか？　あまりいい響きじゃないですよね。バンドだったら活動休止、アイドルなら卒業発表とか。

柴田選手の性格を考えたら「欠場中の俺の話題を集客に使うの？」「ファンを心配させるような煽り方は…」と戸惑っているかもしれない。これまでがそうだったように本人は当日のサプライズにしたかったのではないでしょうか？　ただの推測ですけど。

実際ヤフコメとかけっこうざわついています。ムリもありません。先日エキシビジョンマッチをおこなったとはいえ、急性硬膜下血腫で4年半も欠場しているわけですから。

でも彼らが恐れているような報告にはたぶんなりません。根拠は発売されたばかりの↓を読んだから。心身共に熱くなる素晴らしいインタビューでした。

『KAMINOGE』vol.120発売中です。

「まさか狼煙があがろうとは。」

柴田勝頼/長州力/鈴木みのる/高杉正彦/玉袋筋太郎/菊田早苗/ウエストランド（敬称略）ほか、いつもの強豪レギュラー陣でお届けします。 pic.twitter.com/L1iZbVWEkd

— 『KAMINOGE』編集部 (@kaminoges) December 6, 2021

KAMINOGE120

改めて実感しました。柴田選手の「リアル」を引き出してくれる媒体は「KAMINOGE」しかないと。新日本の公式サイトで話していることが嘘っぽいという意味ではありません。ただどこか大人というか、仕事として求められているものを真面目に提供している印象を受けるのです。書店でたとえるなら、ベストセラーを平台に積むか自分で選んだオススメを棚に置くかの違いでしょうか。

ミュージシャンのインタビューでも一般誌と「ロッキング・オン・ジャパン」では伝わってくるニュアンスが変わってきます。「この人ならここまで話しても大丈夫」「ちゃんと言いたいことを汲み取ってもらえる」という信頼がなければどうしても当たり障りのない内容になりますよね。

「ファンの皆様へ重要なお知らせ」と「まさか狼煙があがろうとは。」皆さんはどちらの言葉に語り手の「リアル」を見出しますか？

元気な柴田選手に会場で会えることを楽しみにしています。以上！！