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結論「果報は寝て待て」
.@WWEApollo and @CommanderAzeez cut the celebration short for @ShinsukeN and @rickboogswwe! #SmackDown pic.twitter.com/foShcG0jpf
— WWE (@WWE) September 18, 2021
「いつでも挑戦するがいい! イヤァオ!!!」ってどういうことですか(笑)
「アメリカは客入りもマックスだし楽しそうでいいなあ、解説者までノリノリだなあ」と思っていたらいきなりの襲撃。それに対する中邑選手のレスポンスがシンプルで最高でした。特別気の利いたことを言っているわけじゃない。なのに面白い。不思議です。
二番目の記事の写真を見てください。相棒のリック・ブーグズも頬の内側を噛んで笑うのをこらえているような?
中邑選手は新日本時代にも「鈴木軍、おまえら全員イヤァオだ!」と謎のマイクをかました前歴があります。2014年の横浜アリーナでは「ぼくはね、人間じゃないんだ」「M78星雲じゃないどこかから来たイヤァオトラセブンなんだ!」とのたまい、完全にスベリました(元ネタはもちろん「ウルトラセブン」の最終回です)。
ただこの人はスベっていても何だか面白いのです(いわゆるスベリ芸ではなく、笑いが最大公約数になってないだけで個人的に楽しいという感覚)。そもそも狙っていない。狙っていない風で狙っているムッツリスケベとは明らかに違う。ウケなきゃウケないでOKというスタンスで溢れる情念を言葉に乗せて吐き出す。だからこそ妙に後を引くし頭にも残るのです。
リアクションを気にしない。なのに誰よりも面白い。この逆説的な領域に足を踏み入れた名人は他のジャンルにもいます。もちろん作家界隈にも。たとえば沢木耕太郎。あるいは村上春樹。
前にも書いた気がしますが「何を読んだらいいかわからない」というときは彼らの文庫エッセイを買うのがいちばんです。
今年もノーベル文学賞の季節が近づいてきました。仕事が終わったら「村上ラヂオ」を読み、おいしいクッキーでも食べてのんびり待ちましょう。まさに「果報は寝て待て」です。追えば遠ざかる。狙えば逃げていく。だったらいまはいまを思い切り楽しむ。結局はそれがベストだと思いませんか?
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