【子育て】 子の卒園式を終えて。
息子が卒園式を迎えた
おめでとう、ありがとう。
◆ひとつの区切り。
息子にとって初めての修了証。それを何度も筒から開けて眺める息子。ひとつのことが終わることの意味を感じてくれているだろうか。そしてそれは、これからもやってくる、入学と卒業。さらに社会人になれば、自分の決断で退職、そして転職を決めて自分で区切りをつけていくことになる。
流れるパイプオルガンの音色
子どもたち歌声
粛々と行われる式と祈り
もう二度と来ない
戻ることのないこのとき
この3年間の先生の働き
子どもをあるがまま見守ってくださったことに
深く深く感謝する。
◆親のための式でもある。
卒園式は親のためにあるんじゃないかと私は思っている。
いつまでも子どもは私の元にはいない。どんどん成長し離れていく。ゆっくりと、確実に。あなたの子どもはここから(園から)巣立ち、新たなステージに上がりますよ!と、区切りをつけさせてくれている。それが卒園式。だから「親のための卒園式でもある」ように感じている。
息子は新たな成長に向けて世界を広げる。
悲しいよりも嬉しい。涙よりも笑顔。
そして、ドキドキとワクワク!
春からの入学。
新しい成長を支え、そして応援したい。
◆カリール・ジブラン「子どもについて」
いつも母として、心に留めておきたい詩。
ふとした時に読み返す詩。
私も両親から離れて飛んでいったのだから
息子にもそれを望み、それに喜びを感じたい。
こどもはあなたを通過する存在であり、あなたから生じた存在ではありません
こどもはあなたと共にいますが、あなたに属しているわけではありません
こどもに愛を与えることはあっても、あなたの考えをおしつけてはなりません
こどもにはこどもの考えがあるからです
こどもの体を家に住まわせることはあっても、こどもの魂までをそうしてはなりません
こどもの魂は未来という家に住むからです
その家をあなたは訪れることはできません。たとえ夢の中であっても
あなたがこどものようになろうとすることはあっても、こどもをあなたのようになるよう強いてはなりません
命は過去にさかのぼることも、留まることもできないからです
あなたは弓です。そこからあなたのこどもが生きた矢となって、解き放たれるのです
神の射手は無限の道の彼方にある的を見
神の力を使ってあなたをしならせるのです
その矢が勢いよく遠くまで飛んで行くように
あなたが射手の手によってしなることを喜びとしなさい
なぜなら、神は飛んでいく矢を愛しているだけでなく
そこに留まっている弓をも愛しているからです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!