【メンタル不調の人のための読書室:ゆるっと本のまとめ】脳をフリーズさせない8つの方法(著:築山節)(その1~記憶を引き出しやすくするには)
*メンタルが不調なときは長文を読むのが難しいです。
メンタル不調に関係していそうな箇所を、
できる限りわかりやすく、簡単にお伝えできるようまとめています。
【記憶をする脳・前頭葉】
視覚野や聴覚野などの感覚野から入力された情報
↓
前頭葉に集められる(記憶・思考・感情に大きな影響を与える)
生活の中にどれだけ「新しく組み立てていく部分」があるかが、脳をフリーズさせにくくする。
「上の空」だと前頭葉が活性化されない
仕事などで経験数が長くなると一日「上の空」でも過ごせてしまう。
↓
脳がフリーズしやすくなる
脳がフリーズすると前頭葉の機能が低下する
前頭葉の機能が低下すると、次の8つのことが起こりやすくなる
・会話中に「あれ」「それ」 などの指示語が多くなる
・慣れない相手に言いたいことをうまく伝えられなくなる
・同じ相手に、同じ話や冗談を繰り返し言うことが多くなる
・みんなが笑っている時にタイミングがよく笑えなくなる
・予定を立てるのが苦手になり、時間をうまく使えなくなる
・ものをよく失くすようになる。 紛失物をうまく 探せなくなる
・全体を考えることが苦手になり、細部に固執しがちになる
・融通が利かなくなる。 流行や時事的なことに疎ましくなる
【脳をフリーズさせにくくするために】
① 「対面で話す」機会を増やす
対面で話すと以下のような高次脳機能の働きがある
1、話の方向性を理解する
2、相手の思考・ 感情を読む、 話の重さを理解する
3、 自分の感情をコントロールする、理性的に丁寧に対応する
4、 自分の考えをまとめる、適切な言葉選びをする
5、 適切な間を持って返事をする
② 記憶を引き出しやすくする3つの方法
1、「 繰り返し思い出す」こと
記憶が強固になる
忘れないように声を出しメモを取る( 反復練習)
2、「ファイル化」する
覚える対象を分ける分類する
3、「思い出すための手がかりを増やす」こと
*以上3つはインターネットやスマホを使いになれていることで、最もしなくなったこと
環境に変化が少ないと脳がフリーズしやすい
そのため、何ができなくなっているのか、何をしなくなっているのか、常にそれを補おうと努力することが大切
③ 何か新しいことを始める
脳の若さは興味があること、新鮮に感じることを持ち続けているかが大切
逆に言えばこの差で若さが決まる
④ こまめにメモを取る、見返す
脳をフリーズさせずに高い機能を維持するためには「記憶力」「記録力」が重要
記憶を効果的に蓄積するためには「ポジティブな感情」を持つ
そして繰り返し思い出すこと
しかし、記憶には限界があるので大切のことをメモする記録する力(=記録力)は重要
大切なこと、覚えておきたいことがあったらこまめにメモを取ること
メモを取るだけで終わらせずに、必ず後で見返しり思い出す
これを習慣化にすることで、どんどん記憶が強化され、脳がフリーズすることを防げる
⑤ よく歩く
景色を眺めながら散歩する
⑥ よく目を動かす(遠くをみる、近くをみる)
前頭葉にレーダーのような役割があり、 脳が活性化する
遠くを見る、 近くを見る、 人と会って話をすることが、「 入力・情報処理・ 出力」 全ての面で脳をよく使う
パソコンやスマホばかりだと外界に対する注意に向けることが狭くなり、 脳がぼんやりしやすい
パソコンやスマホの作業を1時間行ったら、15分休む
その時に、体を動かしたり、 人と話したりすると良い
⑦ 毎朝同じ時間に起きる
⑧ 朝20分歩く
眠っていた脳が目覚める
運動すると脳内の血流が良くなる
1日8時間パソコン画面に向かっていたとしても、1日1時間程度歩くことができれば、目を動かし、血流もよくなり、脳の働きは補える。
~①から⑧を日常の生活に取り入れると~
脳の情報処理(入力・処理・出力)の過程において大切な入力情報は
「目からの視覚情報」「耳からの聴力情報」
・ラジオ
内容を理解しながら聴いて、その要点をメモするとよい
・家事
料理がおすすめ
その理由は、 切る、焼く、 煮るを、手際よくこなし、何品 か作るとしたら、 並行して要領よく準備を進める必要があるから
脳の機能をバランスよく使うので、効果的なトレーニングになる
【私の感想】
①から⑧の中には、メンタルに良いとされていることもたくさんあります。ということは、メンタルによいことは、脳の働きにもよいということですね。
私は料理が苦手なのですが、料理を積極的に今後はやっていこうと思いました。
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