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内幕1︰『本屋』と『書店』の違い

『本屋』『書店』

皆さんはどちらの言葉を良く使いますか?

おそらく『書店』と言う方が多いかもしれません。

なぜなら、“紀伊國屋書店”や“丸善ジュンク堂書店”のように《〇〇書店》と店舗名に『書店』が多く使われているからではないでしょうか。

僕はブログの中で『書店』より『本屋』と言っています。

そもそも「どちらでもよくない?」「どちらも同じでしょ?」と思っている人も多くいるかもしれません。

決してどちらが正しいとか間違っていると言いたいわけではありません。

違いを知ることで、「ここはどっちかな?」と言ったように、本屋や書店に行った時の楽しみ方に繋がればいいなと思っています。

僕が『本屋』と言っている理由は至ってシンプルです。

幼い頃に行った『本屋』が好きだったからです。

僕がイメージして言っている『本屋』とは、店内が狭くて、量は多くないけど、雑誌や漫画、小説や文庫などが、高さの低い木の棚に並べられていて、店主のおじいちゃんやおばあちゃんがレジのところに座っているようないわゆる昔の町の『本屋』です。

逆に『書店』は、店内が広くて、たくさんの本が背よりも高いところまで陳列されており、本以外の文具や雑貨なども扱っていて、カフェも併設して賑わっている場所のイメージです。

では、明確な使いわけはないのか?と思って、『本屋』と『書店』を辞書で調べてみると違いがわかってきた。

まず、「書店」の「店」という字は「てん」の他に「みせ」と読みますが、「見世」と書いたり「たな」と読みます。
そして、「店」は「みせだな(店棚・見世棚)」の略であるとされています。
「みせだな」とは、商品を陳列した場所をさします。

つまり『書店』とは、本を陳列する本棚と平台のことであり、「本を陳列してある“空間”」のことだといえます。

そして、「本屋」の「屋」というのは、そのものを売買する「人」や「家」を指します。

つまり、「本屋」は「本を並べて売買する“人”」のことだと言えます。

英語でいうと、『書店』は「Book Store」であり、『本屋』は「Book Seller」と言えるかもしれません。

本を買いに行く際には、“どちらがあてはまるか”見ながら店舗内を歩いてみるのもいいかもしれませんね!

『本屋』も『書店』もどちらも大切な居場所です




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