【おばさんの日常】
〜年頃の子供を持つASDの母親の気持ち〜
私には3人の子供がいます。
長男は来月で26歳になります。
結婚する友達もチラホラでてきました。
長男に彼女がいるのか、なんて無粋な質問はしたことがないので、結婚をどう捉えているのかは分かりません。
親の不仲を見て育ったので、結婚には興味がないかもしれないし、逆に反面教師として、理想の家庭を築きたいと思っているかもしれません。
『結婚』
それは本人同士で成り立つものではありません。
否が応にも双方の家庭が関わってきます。
長男の妹、弟はどちらも発達障害を持っています。
発達障害は遺伝性が強いということを知り、数年前にうつ病を発症したのを機に、私も発達障害の検査を受けてみました。
結果はASD。
まあ、予想はしていました。
だって、ASDそのものの気質ですから。
これで、子供達の発達障害の原因が私にあったことが判明されたわけです。
ということは、もし長男が結婚した場合、発達障害を持った子供が産まれる可能性もなくはないわけです。
それを前提にして結婚の話を進めなければなりません。
まず、お相手がそれを受け入れてくれるでしょうか。
本人同士が良くてもお相手のご両親がそれを許してくれるでしょうか。
まだなんの話も出ていないのに、今からそのことが気がかりで仕方ありません。
私がもっと早くに自分の違和感に気づいて発達障害の検査をしていれば。
私が結婚さえしなければ、子供達にこんな思いをさせなかったに違いありません。
本当に、本当に、申し訳なく思っています。