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ワーママが笑顔でいられない会社は、やっぱりおかしい

私は数年前、10年以上勤めた会社を辞めました。

表向きの退職理由は、「ワンオペ育児と仕事の両立ができなかった。仕事の責任が果たせなかった」ということです。

しかし本当の原因は、少し年上の同僚と上司です。

最終的に夜眠れなくなって、ご飯も食べれなくなりました。

うつ病や適応障害のような感じだと思うけど、病院に行っていないので分かりません。

元々「内向型HSP」気質なので、こういう状況に陥ると途端にダメです。
弱ります。

長年働いてきたし転職も経験したけど、こういったことで悩んで精神的に追い詰められたのは生まれて初めてでした。

育休に入る前までは、なんの問題もなく仕事をしていたんだけれど。

育休から復帰したら会社の内部状況が180度変わって一新されていて、部署内が中途入社の知らない人ばかりになっていたんです。

とにかく2年間、どうやって毎日を過ごしていたのか詳細は思い出せないくらい、頭飛んでたと思います。

とにかく職場環境が辛くて、子どもの世話と仕事で毎日が忙殺、そして心まで病んでしまった2年間。

今思えば、症状が出始めた段階で病院に行って休職して、
その後退職すればよかった・・・。

今悩んでいる人がいたら、そういう道もあるよっていうのを伝えてあげたいです。

あの会社で我慢した2年間って、私にとっては消し去りたい事実



こんな毎日だった


まだ夜泣きも多い1歳の子どもの世話をしてあまりよく眠れないまま朝を迎え、自分の支度をします。

子どもを起こして朝食を食べさせ、保育園の準備。

子どもが愚図っていても大泣きしていても、時間通りに家を出て自転車の前に乗せなければなりません。

雨の日はカッパを着て保育園へ急きます。大雨の日でも。

子どもを預けたら、駅まで大急ぎで自転車を走らせます。

やっと入れた保育園は駅からかなり遠い。

でも、待機児童が多い中、待機することなく0歳児クラスに入れたのだ。

文句は言えない。

雨でびしょびしょになった顔は、もう化粧直しどころではないしする暇もなく、ぎゅうぎゅうの満員電車に乗り込みます。

電車の中でスマホを取り出して今日の仕事内容をチェック。

会社に着くや否や、向かいの席の同僚から「今日はこれとこれ、必ず済ませてから帰ってくださいね」とキツい言葉を受けます。

なぜかたまに機嫌のいい日があって、そんな時は「おはよう~♪」と笑顔なんですが、私にとってはどちらも嫌な気分しかしません。


時短で4時上がりだった私は、昼食もとらずにひたすら仕事をします。

4時は過ぎてしまったけどなんとか終わらせて「お先に失礼します!」と挨拶をしますが、ほとんどの場合忙しそうにするフリして無視。
もしくは、こっちも見ずに冷たく「お疲れさまー」。

なんで無視するん?

これだけで私の心臓はバクバクしてしまいます。


ある日は子どもが熱を出す。

ドキドキしながら会社に連絡を入れると、電話口で大きなため息をつかれて

「またですか」と呆れたように言われ、電話を切られるのです。

子どもが治ってきたと思ったら、今度は自分が熱を出すことも。

また会社を休まなければならない…

また電話をしなければならない…

熱の出た頭で次の仕事の段取りを考えてゾッとします。


次に会社に行くと、仕事の量が増えているのです。

明らかに終わらない量の仕事、そしてとても責任の大きい仕事です。

数か月必死でこなしたけど、あるときミスをしてしまうんです。

すると、それみたことかと叱責されました。

ある日、勇気を出して上司に

時間が限られている中、焦ってする仕事ではどうしてもミスが出てしまうので、チェック体制をもう少し整えるか、子どもが小さい間だけでも別の仕事をさせてもらえないか

と言ってみましたが、難しいですねえと言われてそれ以上なにも動いてはくれませんでした。

これは、ワーママの甘え、わがままと受け取られているのだろうか?

仕事ができないのはお前のせい、お前に能力が無いせい、
そう言われている気がして、自己嫌悪にも陥りました。

会社はチームで動くものではないの?

…そうか、私に辞めてもらいたいんだ。残業もできない時短社員、すぐに子どもの病気で休むワーママが居たら、自分たちが大変になるもんね。

2年間我慢してがんばったけど、ついに無理になりました。

ある日、また発熱した子どもを病児保育室に預けて仕事に行こうとしたとき。

ついに張りつめていた糸が切れて、病院の前でボロボロと私は泣いてしまいました。

子どものかわいい盛りに、私は仕事で精神を病んでしまったのです。


そして退職


そして私は退職を決め、上司に退職の意向を伝えました。

すると上司は少し笑いながら

「…やっとケジメ、つけますか」

と言いました。

本当に涙が出そうになった。こらえたけど。

ケジメ… 仕事のミスも、仕事量がこなせないのももちろん私。

育児と仕事の両立ができない自己責任で、社員に迷惑をかけた後にただ辞めていく、一人の女子社員なのです。


ワーママが笑顔でいられない会社は、やっぱりどこかがおかしいと思う


もちろん世の中には、小さい子を抱えながらもきちんと仕事をこなして生き生きと毎日を過ごしている女性もたくさんいます。

だから、分からなくなるです。

私に能力があれば、こんなことにはならなかったの?

辞めた後もそんなことばかり自問自答していました。

でもいずれにせよ、辞めて良かったのです。

というか、サッサと早い段階で病院に行って、休職手当をもらいながら身体を休めて、そのあと退職すればよかったと今は思っています。

ワーママが笑顔で働けない会社はおかしい。

家に帰っても仕事のことばかり考えてしまって、子どもの前でも笑顔になれなくなるのはおかしいと思います。

もし悩んでいる方がいたら、そんな会社は切り捨てて、別の道を探すことを全力でおすすめします。

子どもを病児保育に預けて死ぬ気で頑張って、その上司に認められたとして、何が残るんでしょう?

一度休職して給付金をもらいながら、今後のことをゆっくり考えるという道もあります。

そしてその後復帰できないと思えば、そのまま退職してもかまわないんです。

自分の人生なのだから。


私のブログにも書いているので、気になる方はぜひ読んでほしいと思います。

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ぼっち|「書く副業」を極めるワーママです。外ではもう働かない!
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