「ぼくの世界」[2022年01月19日]・ロバート・E・リーと「ザ・バンド」
今日の数字:ロバート・E・リーに関する「3943」
今日ぼくは、数字の「3943」を手に入れた。
ぼくは、世界に 60 ✕ 60 = 3600個のセルを並べた。
差分:343
累積貯数:26648
ぼくは、ゆっくりとお茶の時間を楽しむために
音楽があるといいと思った。
それでぼくは、レコードを創った。
これが2022年01月19日の「ぼくの世界」。
ぼくは夢見る。
もっともっと、いろんな数字を手に入れたなら
ぼくの世界は
どんどん、どんどん、どんどん
広がって行くのだろうか。
明日はどんな数字が手に入るかな。
ども。「N」です。
Robert E. Lee という名前を聞くと「N」は自動的にこの曲を歌っちゃうのです。
「ザ・バンド」の『The Night They Drove Old Dixie Down』。
彼らのラスト・ライブ『ザ・ラスト・ワルツ』 (The Last Waltz)でも演奏されました。
アルバム『ザ・ラスト・ワルツ』は ボブ・ディラン、ニール・ヤング、エリック・クラプトン、マディ・ウォーターズ、ドクター・ジョンなど、錚々たる顔ぶれをゲストに迎えた、彼らのラスト・コンサートを収録したもの。
名盤として名高いですね。
マーティン・スコセッシ監督で、1978年に映画化もされました。
肝心の Rober E. Lee が出てくる箇所ですが、
「Virgil, quick come and see, there goes the Rober E. Lee」
バージルというのはバージル・ケイン。この歌の主人公みたいな人で、このくだりは、バージルの奥さんが彼に呼びかけているところです。
『バージル、早く来て見てちょうだい。ほら、あそこ、ロバート E. リー号よ』
「the」が付いているので「ロバート E. リー号」つまり船の名前として歌っている、という説が多いです。
「ザ・バンド」の曲の歌詞は(この曲に限らず)ちょっと謎めいています。
一見すると南北戦争当時の南部人の誇りについて謳ったようにも聞こえますが、この曲を南部(連合)賛歌と受け取る人は、当時も今もいないと思います。
この頃は、「サザン・ロック」とか「スワンプ・ロック」のような「南部サウンド」と総称されるものが流行った時代だし、それに、なんと言ってもこのバンド、5分の4がカナダ人ですからね。
古き良きアメリカへの郷愁・・・くらいな気分で受け止められていたんじゃないかなと思います。
ザ・バンドの活動時期は1967年から1976年。
先日取り上げたマーティン・ルーサー・キング氏の「I have a dream」の演説は「ザ・バンド」活動開始の4年くらい前の1963年でした。
ベトナム戦争のアメリカ介入は1965年から1973年。
有名なウッドストックのコンサートは1969年。
ウォーターゲート事件が起こったのは1972年。
アメリカがまだ若く、色々な意味で悩み、模索し、行動し、失敗し、立ち上がり、疑い、愛し、戦い、信じ、そして少し途方に暮れていた。
この曲はそんな時代の歌でした。
ジョーン・バエズがカバーして、本家より売れたらしいですが、個人的には、聴くなら本家の方がおススメ。
リヴォン・ヘルムのヴォーカルが良いです。
それじゃ、また明日。
■「ぼくの世界」のご案内
「数字」と「ドット」でつづるイラスト+エッセイ・シリーズ「ぼくの世界」へようこそ!
「ぼく」は「N」から、その日にちなんだ「数字」をもらいます。
「ぼく」はその数字の分だけのセルを並べて描画エリアを作り、そこにドットを描いて世界を広げてゆくことができます。
四角形のエリアを作った時に余った数は、「貯数」して足りない時に使います。
そして「N」が、今日の数字にまつわるちょっとした一言をしゃべったり、しゃべらなかったりします。
始まりはたったひとつの点。日々、数字を獲得してどんな「ぼくの世界」を創ってゆくのか。「ぼく」も「N」も試行錯誤中!!どうぞ、お楽しみに!