『第69回日本伝統工芸展』と梅一輪|広島県立美術館+
🍁 日本伝統工芸展 🍁
毎年楽しみにしている展覧会。
伝統工芸の中でも、特にじっくり見たいのが、ガラスと漆芸。ガラスは光の透過や反射それぞれ、硬質な煌めきを楽しみます。
一方の漆芸は、木肌と漆の風合いが互いを引き立て合う優しいマリアージュ。塗りの厚みを変えることにより、映り込む光の深さや柔らかさが変わり、とても魅力的なのです。
倒木や豪雨で水に浸された木など、メッセージ性のある素材を用いる場合も。その木が過ごしてきた時間を漆で封じ込めた、繊細な陰影が、目を楽しませてくれます。蒔絵や螺鈿などの華麗な装飾も見どころです。
今回の漆芸で一番好きだったのは、新井寛生さんの『乾漆螺鈿蒔絵箱「溢水」』でしたが、写真もないので、言われてもね...(^^ゞ
展覧会の最後の部屋、ご当地広島からの入選作については、撮影&SNS可だったので、写真を撮ってきました。
伝統工芸といっても、ご覧のようにモダンな作品も多く、華やかです。年齢層がとにかく高い展覧会なのですが、若年層にもお薦めなのになあ…と、毎回もったいない気持ちになるのでした。
昨年はコロナの"蔓延防止"適用のため、広島では、準備はなされたものの開催には到らず、見ることができませんでした。それもあって、今年はことのほか喜ばしく拝見したのでした。
🍵 展覧会とのコラボスイーツ 🍵
たまたま、新聞記者の方がおられて。「展覧会とのコラボ和菓子の記事がラジオで紹介されていたのを聞いて、勇んでやってきました〜💕」と言ったら、「それ、たぶん私が書いた記事です❣️」とのこと。ふたりで、ちょっぴり( 〃▽〃)\キャー/となりました。もちろん、記者さんも私もこそこそと、でしたけど。(展覧会場でしたので)
その和菓子がこちら。
ティールームで提供されています。一日限定10食のお抹茶セット🍵🍡(2月26日まで)
🌸 縮景園も春待ち顔 🌸
縮景園の梅もだいぶ咲きそろってきて、木によっては見頃を迎えたものもあります。紹介し始めると止めどがないので、ひとまず、敢えて一輪だけ。
以前から気になっていた蝋梅の場所をガイドさんに訊いて、やっと対面できました(^^)/