ビジネスバッグに対する想い
ビジネスバッグ探しに疲れていませんか?
ノートパソコンもA4ファイルも入り、営業先でも使えるシンプルで使いやすいビジネスバッグ探しに疲れていませんか?
出張が多いビジネスパーソンに最適なビジネスバッグを
・ノートパソコンやA4ファイルが全部ひとつにまとめられ、かつ丈夫で、ポケットもあり使いやすいバッグをずっと探しているが全然見つからない
・すでに販売されているビジネスバッグのデザインが好きじゃない
・重いものを入れ続けても壊れないものがいい
・革製品のバッグは重いし、雨の日に使えない。しかも入れ替えが面倒・・・せっかく入れ替えたのに忘れ物が発生
・出張時やお客様先に訪問することが多く、高級バッグはもっていきたくない
・だけど、好みのデザインがいいし、カジュアルすぎないよう見た目も重要視したい
・移動が多く汚れることもあるので洗えるといいし、雨の日など天気に左右されずに使いたい
・スーツケースの上に置いてしっかり固定されるほうがいい。固定仕様でも伸びきってしまう
・身軽さ、歩く速さなどを加味すると持ち物や動作は時間が命のビジネスパーソンにとって、動作や所作はいかにスマートであるかは大事だと考える
STORY 〜あなたのビジネスシーンを彩どり、豊かに〜
私は専門商社に会社員として勤めていました。
営業もしていたので国内・海外と出張が多くあり、海外に20カ国以上行ったことがあります。
多くとは4年間でANAのマイレージが最上位であるダイヤモンドサービスメンバーになるほど。
わかりにくいので別の言い方をすると4年間で東京-大阪を105回分の出張、もっとイメージしやすくすると毎月2回の東京-大阪間の出張を4年間続けたことに等しい移動回数です。
ここでマイレージや回数の自慢をしたい訳ではありません(本当にハードワークでしたがそれを自慢したい訳ではないです)
仕事ですので、お客様先訪問では身だしなみを気をつけます。合わせてあると嬉しいのが機能性です。
そこで本当に探して、探して、探していました。
国内や海外出張、男女の使い勝手の違い、海外という治安の違い・・・背景を上げだしたらたくさんありますが、
とりあえず気に入るバッグがないと!!!
・革製品バッグは重い
・ノートパソコンやA4用紙を入れやすいビジネスバッグは機能面重視
・機能面重視のバッグは正直デザインが好みではないので持ちたくない
・ビジネス的な観点での見た目も大事ですが、自分の気持ちを上げるためにもデザインが好みであるかは重要
・出張時、特に海外には高級バッグはもっていきたくない
・移動が多いと高確率で汚れることがある
・キャリーケースの上に固定されて置けるものがいい
・当時、周りは男性ばかりでしたので、男性の身軽さ、歩く速さなどを加味すると女性の持ち物、動作は男性より負担があるが、男性に合わせて行動していた
・時間が命のビジネスパーソンにとって、いかにスマートであるかは大事だと考える
などなど、すでに市場にはたくさんの商品があるにも関わらず満たされないでいました。
百貨店や商業施設を機会があるたびに覗き込んだり、インターネットでも探し続けました。
そんなとき、すべての要望は満たしていませんでしたがこれは使える!と出会ったバッグがありました。ただ、残念なことに壊れやすく3度も買い換えるなどしていました。
ただでさえ、自分の休日の時間が惜しいのに、またバッグ探しに時間を使うのかとなんだかやりきれない気持ちでいました。
さらに、そのような思いをしているのは私だけではないと分かり、同じ悩みを持っている方が多くいると知りました。
そして、ないなら私が作ればいいと考えました。
さて物づくりの経験がない私はこれから未知の世界に飛び込むのですが、物づくりというものに対面して、何かが作られるということの尊さ、大変さ、素晴らしさ、多くの人の関わりなど多くのことを学びました。
これはまた別途書かせていただければと思います。
さぁ、まず素材です。
革製品は高級感や強度はありますが、雨の日には気を使いますし、しっかりした作りだと重さを感じます。軽くて雨にも気にしない合皮は表面が剥がれてきてしまい見た目が美しくなくなります。ナイロンや綿も軽くていいのですが、風合いやデザインがなかなか満足できないと感じていました。
そこで出会ったのがネオプレーンと呼ばれることが多いウェットスーツの素材です。正式にはクロロプレンゴムという合成ゴムのことです。
(ちなみにネオプレーンはアメリカにあるデュポンという会社の商標名です。実はホッチキスは商品名で一般名称はステープラーという類と一緒ですね)
よいと思った点としては
・見た目がカジュアルすぎない(ウェットスーツ素材だとわからない)
・ビジネスシーンでも使えるシンプルできれいなデザイン
・洗える。汚れても大丈夫
・軽い
ただ、すでに販売されている商品はビジネスシーンというよりはカジュアルシーンに合うデザインが多く、またポケットがない、防犯上バッグの口を締めたい。パソコンなどとサイズが合わない、床に置くことが発生するので底鋲が欲しいなど機能面でももの足りなさを感じました。
市場にはたくさんの商品が溢れています。それにも関わらず自分のニーズを満たしてくれる商品がないのはなぜなのか、私の探し方が悪いのかなど考えました。国内外の大手メーカー様の商品をずっと見ては悶々と悩ましいときを過ごしていました。このように大手企業が素晴らしい商品を出しているなか、私が取り組むのであれば大手企業ができないことをすることで意義が生まれます。そして、調べていくうちに大手企業がやっていない背景も段々とわかってきたように思います。
私のこだわりとしては
・ビジネスパーソンのニーズを汲んでいる
(一人よがりの自己満足の商品ではない)
・国内製品
(日本の経済、技術に貢献したい点とサーファーに聞いても日本製の質が高い点)
・大量生産ではなく受注生産で在庫を残さない
(SDGs、エシカルな観点からよいものを丁寧に使って欲しい、かつ健全なビジネスモデルにしたい)
では、ウェットスーツの素材なのでまず国内のウェットスーツ工場を調べました。数は数十社です。かつ私は工場を持っていないので、工場に依頼をして製作をしてもらうOEMという方法を選択しました。
問い合わせて気付いたこと
①どこでもかしこもOEM製造をしてくれる訳ではない
②依頼するにはまずサンプル品を作る必要がある。デザイン画像や型紙作成、素材の選定、抜き型などなど多くの要素が足りない
③ウェットスーツメーカーなのでカバンメーカーではない=工程や技術が異なる
本当に恥ずかしいなと思うことだらけですが、三点目は盲点でした。中華料理屋さんにフレンチ作ってくださいとお願いしているようなものです。それでも親身に丁寧にご対応してくださったメーカー様には感謝しかありません。
バッグのOEM工場にも問い合わせてみました。
そこで気付いたこと
・ウェットスーツ素材を扱っていない(類似素材はあるが似て非なるもの)
・海外生産で最小ロットが数百や数千になる
・ウェットスーツ素材を縫製する専用ミシンと技術が揃っていない
調べてみた結果、分かったことは
まだ誰もやっていないことだと。なので受け入れてくれるところがないと。
誰も参入していない背景は上にも挙げてきたように、要するにかなり手間暇がかかるということ。
そのような現状の中、ご協力してくれる地方のメーカー様がいらっしゃいました。
素人である私が試行錯誤しながら作り、1年6ヶ月もの長きに渡り、何度もメーカー様と打ち合わせをさせていただきました。社長、工場長、縫製責任者、営業担当など経験豊富な方々と現場に入ってサンプル品を作りました。
私は田舎出身なので地方や出身地への恩返しをしたく、関係値を大事にしたいと考えています。
地方のビジネス活性につながる架け橋にもなりたいと。
一方で私はニーズ調査のために100人以上の方にヒアリングをしたり、街中でのゲリラヒアリングも行いました。
正直、100%ニーズを満たした商品はきっとないのだと思います。ただ私は最高に愛すべきバッグができたと感動しています!
好きすぎて、愛おしく、美しく可憐、スタイリッシュでカッコいいと心の底から本当に思っています。
そして、何も知らない人間がここまで作り上げることができたのは多くの助けがあったからこそです。本当に心から感謝申し上げます。
あなたのビジネスシーンを彩どり、豊かにしたいという思いは、私自身が感じてきた不便さの経験もありますが、身の回り物は自分自身へのモチベーションにも影響すると考えているからです。
出勤する前の気持ちを切り替えるために儀式やスイッチのような物です。
それは服装やメイク、髪型、アクセサリー、香水などさまざまありますが、私からはバッグを提供したいと。
冒頭に挙げたように
・ノートパソコンやA4ファイルが全部ひとつにまとめられ、かつ丈夫で、ポケットもあり使いやすいバッグであれば、外出先でも名刺入れがさっと出せて名刺交換がスマートにでき、プレゼンに必要な書類をさっと出せ、入退室もスムーズに行える。
昨今はオンライン化が進みましたが、リアルでの営業がまだまだ多いのが実態だと思います。
・ビジネスバッグだけど、差し色あるデザインが人と被らず、持ち物でも競合と差をつけられる
・重い荷物でも取手をしっかり縫製しているので取れないし、冬にジャケットの上にコートを着ても肩にかけられる
・パソコン用ケースも不要で雨の日にも使える。荷物を入れ替える手間もなく忘れ物も発生しない。天気に左右されない自分になれる
・出張時やお客様先に訪問してもカジュアルすぎないよう高級素材を使用し見た目も重要視している
・汚れても洗えるので安心
・スーツケースと一緒に使うことを想定しているので、しっかり固定されてずれ落ちるときのあのストレスを感じない
構想してから約5年。やっと商品化にまでになりました。
コロナ禍であっても忙しいあなたの時間を大切にしたい。そして、よりモチベーションを上げるきっかけになることを願っています。
<Instagramの紹介>
https://www.instagram.com/blacksmith_bag/?hl=ja