35歳で第二の成人式を
はやく大人になりたい
二十歳の成人式。
「大人への仲間入りです!おめでとう!」
多くの人に祝福されました。
祝ってもらったのは嬉しかったのですが、成人しても学生なのは変わりません。なので、生活習慣が変わるわけでも、考え方が大人になるわけでもなく、何も変わらない日々を淡々と過ごしていました。
あれ、いつから私は大人になるのだろう???
就職をして社会に出れば大人になれるのかな、と思っていたら
「若いうちは失敗していいんだよ」
「今しかできないからね」
と、なんだかんだ学生のように甘やかされています。
もしかして、大人にも段階というのがあるのか。
『35歳のチェックリスト』(光文社新書)はタイトルの通り、35歳でその段階が変わるといいます。仕事やプライベートにおいて様々な「迷い」を迎える35歳という年齢を、成人式以来の節目にしようと著者はいいます。
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あきらめる
「我」は強いです。
夢や希望を語ることも多いです。
死ぬまで夢や希望に満ちあふれた人生こそ素晴らしいと思っていて、それを疑ったことはありませでした。
これはまさか、幻想なのか!?
著者は「諦め」のイメージではなく、「明らかに見きわめ」られるようになるといいます。そうすると自然な事の流れに逆らうような無理をすることなく、楽に過ごせるようになる、と。
「明きらめ」という意味は初めて知りました。
私は受験で第1志望の大学に落ち、浪人するか迷った挙句、その大学を諦めました。ネガティブなイメージでとらえていましたが、それを「明きらめ」という意味でとらえるとどうなるのか。
「浪人すると精神面でガタがくることを"明らかに見きわめて"別の大学を選んだ」ということになるのかもしれません。
解釈の違いひとつで少し楽な気持ちになれるのはなんだか嬉しいです。
ミッション・パッション・ハイテンション
著者は、30代の挑戦は「夢」であってはいけない、具体的な何かを想像しなさいと促します。
20代で「夢」の挑戦をしても大抵失敗すると思いますが、「若いからしょうがない」「次があるから大丈夫」と甘い言葉で許される気がします。
失敗を繰り返して大人になっていき、35歳という大人の段階で幻想に気づき、現実的な挑戦をする
こんな風に生きれたらカッコイイです。
現実的な挑戦って何だろう?
今はまだわからなくていいと甘やかされるけど、それを知るための努力は怠らないようにしたいです。
予測して適応する
私も車酔いしやすいので、車に乗る前はできるだけ胃を軽くして眠りの態勢をとります。同乗者には申し訳ない気持ちもありますが、目的地で気分が悪いのはもっと辛いので、酔わない対策を全力で講じます。
それと同じように、疲れを蓄積しないように対策をとりながら仕事ができるようになると著者はいいます。
酔い止め薬なるものを自分でつくれるということでしょうか。それも、全員が同じ薬ではなくそれぞれのタイプに効く千差万別な薬を。
ということは、私はまだ薬を開発中の身ということになります。いろんな方法を試して酔い止め薬になるものを探しているのかもしれません。
35歳までに完成させて、さらなるステップアップのためにその薬を使えたらいいな。
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ワクワクする第二の成人式
「若い」
これを褒め言葉だと思っているうちは大人になれない気がする
「35歳のチェックリスト」にたくさんチェックがついた35歳の自分を想像したら、なんだかワクワク
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