Official髭男dismで例えたら、高校生が夏目漱石の理解が深まった話
現代文で受験生の心を惑し続ける ”こころ”
夏目漱石のマスターピースとして有名な「こころ」。
ちょいちょい、はやとちり気味な「K氏」
なよ男感万歳の「先生」。
二人の心の深淵を100文字で書け!みたいな無理な課題に悩まされた受験生も多いことでしょう。
いやいやいや・・・・猫は出てこねえし
かくいう我が息子。
最近現代文で、この「こころ」洗礼を浴びたようである。その結果は・・・それは彼のプライドのために伏せるが、本題ではない。
問題はそのテスト用紙に、この集英社文庫の表紙絵が載っていたことだ
あれ???
「作品ちげえーーー」
→ ぜひお好きなツッコミ芸人の声で脳内再生してください。
我が息子。 キョトンる。
父がこの表紙が堂々と異なる作品をミックスしていることに大変な憤りを感じていることに、息子は一ミリの共感もしない。
「吾輩は猫であるって聞いたことあるけど、それがなんなん?」
我が国の国語教育はここまで落ちたのか、、、と落胆
オールラウンダー 夏目漱石とヒゲダン
どうにかしてこの違和感を若者に伝えることができないか、と考えた挙句
閃いた。
喩えてみよう
「お前、カラオケでOfficial髭男dismのSubtileばっかり練習しとるだろ」
「そうだけど」
「Subtitleうたっけば女子に安パイと思っとるやろ」
「んなことはないけど怒」
「それはいいとして、もしだぞ」
「ミックスナッツのPVで」
「Subtitleが流れてきたらどう思うよ」
「なめとるんかって思うな」
それな!!!
バラードもPOPもROCKも高い完成度で楽曲を提供するヒゲダン。
一方、猫の目線から、社会を軽妙に風刺する作品をリリースしかたと思えば、極めて繊細な人のこころを表現した「こころ」をリリースした夏目漱石
夏目漱石は、そんな「オールラウンダー」だから凄いんだぞ、と話すと、これまでに見たことのない得心をした顔をした息子。
「藤原って漱石なんだ!」
そう、多作なところも一緒やね。
メタファー決まって最高にハイってやつだぁ
比喩というのは、何かを教える技術としてはやはり最高に有効だなと感じた瞬間でした。
これで、凍り付いたKのこころには太陽が・・・当たらなかったことも理解してくれればいいんだけど。