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止まらぬ労働者人口の減少~外国人との協働、共生は未来のためにできることのひとつ〜

おはようございます!あきた創生マネジメント代表の阿波野聖一です。

前回は弊社の夢実現のための取り組みで、特に重視している人材育成について紹介しました。
【わたしたちの「夢」実現のために〜人財育成】

今回はインバンド復活により外国人観光客でわく現状とは裏腹に、労働人口の減少により経済力が低下している日本において、あらためて外国人労働者の受け入れについて書いてみたいと思います。


タイの訪日人数が日本の訪タイ人数を上回る~勢いづく東南アジア

タイ観光スポーツ省によると、2023年1~6月にタイを訪れた日本人旅行者数は32万7041人で、同時期に日本を訪れたタイ人旅行者数49万7700人(日本政府観光局(JNTO)の7月19日付け発表)を下回ったそうです。タイの訪日人数が日本の訪タイ人数と比べて約1.5倍も上回っています。かつて日本は訪タイ外国人数1位の常連だったのに、今回は10位以内にも入ってないとか。参考:
訪日タイ人数が訪タイ日本人数逆転、タイ観光業界で日本人の存在感希薄に|newsclip.be)

円安の影響もありますが、海外から見ると「物価が高い」日本から、かつての東南アジアの状況と同じ「安い日本」に変化しています。同時に、これは現在の東南アジアの経済成長の勢いを如実に物語っていると言えるでしょう。

ベトナム ハノイの高層マンション

日本全国で人口減少~外国人との共生は必須

7月26日付けで総務省から発表された「住民基本台帳に基づく人口動態調査」によると、全都道府県で人口減少となり、平成21年をピークに14年連続で減少傾向にあるとのこと。しかし外国人の人口は過去最多の299万3839人に増加したそうです。
参考:
住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数のポイント|総務省自治行政局住民制度課

今後ますます労働人口が減少していく現状においては、日本での活躍を希望する外国人による日本経済の底上げが必要であり、彼らとの共生が必須であるとのことです。
参考:
日本人、全都道府県で初の減少 外国人299万人が底支え|日本経済新聞

外国人による訪問介護が検討される

世界の中で最も高い高齢化率である日本。先述したように人口が減少の一途をたどり、それに伴い労働人口も減る。当然、各業界で人手不足が深刻化しています。

引用元:令和3年度 高齢化の状況及び高齢社会対策の実施状況

そんな中、厚生労働省の有識者検討会が7月24日に開かれ、介護分野で外国人による訪問介護を検討するというニュースがありました。

今回のニュースでは、外国人による訪問介護では言葉の壁など課題は多いが、人材不足に悩む現場から、技能実習や特定技能の制度における業務拡大への見直しを求める声が高まったからです。
今回の検討会の論点は次の3つです。
(1)介護福祉士の資格を持たない外国人に認められていない訪問系サービスへの従事
(2)事業所の開設後3年で技能実習生の受け入れを認める要件の見直し(3)介護施設の人員配置基準に技能実習生らを算定できる期間を就労開始後6カ月とする要件の短縮

以前にも書きましたが、弊社がグローバルメンバー(技能実習生、特定技能外国人)の受け入れを決意したのは、わたし自身が人材確保に本当に苦労したからです。人手不足で悩む他の業界においても、同じような現場の声を耳にします。

グローバルメンバーと利用者様とのコミュニケーション

ただ外国人=安い労働力とみなす経済界や他の業界において、今一度現場の声に真剣に耳を傾けてほしいと思います。他国が若い力によってどんどん経済成長をしていく中、賃金の安い日本に魅力を感じてもらえなくなってしまう。自国の最低賃金の見直しとともに、人手不足が深刻化している日本で、本当に外国人の労働力を必要とするなら、彼らの賃金も含めた待遇改善をし、本当の意味で外国人労働者との協働、共生を目指していくべきだと思います。

地域の夏祭りへ参加するグローバルメンバー

今回お伝えしたように、人口減少が止まらない日本の現況を見れば、将来に向けた適切な対策は急務です。AI(人工知能)やテクノロジーによる業務の生産性を上げ、業務の効率化で人手不足解消への期待は高まりますが、それでも人間の手が必要な業務は未だ多々あります。そのため労働人口が減少している目の前の現実を見ると、自社にとって有益な選択が必要ではないでしょうか?

【人口減少社会において、介護経営をリデザインする】をパーパスに、あきた創生マネジメントでは、介護の人材育成と採用における経験を通して、業界全体の未来に貢献するため、人手不足に悩む事業所をサポートする事業を立ち上げました。

インバウンド再開に伴い、コロナ禍で離職した従業員の復帰が進まず、未だ人手不足の問題を抱える観光や飲食業界などは多数あります。そのため外国人労働者の受け入れを検討される会社も多く、弊社にもお問い合わせを頂くようになりました。

ベトナムの大学生(インターンシップ)

今後は、外国人労働者の受け入れ準備から、複雑な就業手続き、また日本での生活サポートなど、これまでの弊社の取り組みを通して得たノウハウを、業種を問わず他社さまのために活かしたいと考えております。

ご関心のある事業者さまは、私のTwitterInstagramFacebook、新しく始めたTikTokホームページなどにご連絡いただけると嬉しいです!

@biz_awano

あわの社長熱〜く語るシリーズ-グローバルメンバーとのあゆみ その②- #あわの社長 #海外人材 #介護 #秋田 #あきた創生マネジメント

♬ 蕾 - GReeeeN


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