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身近な薬草~オオバコ~
オオバコは、民間療法で、古くから使われてきた野草です。
利尿(おしっこの出がよくなり)、去痰(たんを出しやすくし)、鎮咳(セキをしずめる)の作用があります。
どこにでも生えているこの草は、目薬としても使われてきました。
根ごと掘り出して、きれいに洗って、陰干ししてから、煎じた液に、少し塩を加えてください。
結膜炎のとき、その液で目を洗うと、きれいに治るそうです。
結膜炎だけでなく、目の疲れが、やわらぐ効果があります。
全草を煎じて飲んでみれば、白内障、目の充血に良い、とされています。
農村では、オオバコは、農民にとって収入源となっていました。
製薬会社が、目薬用に、買い取っていたそうです。
オオバコは、踏まれてしまうような場所に生え、踏まれてもなお、増え続ける、たくましい植物です。
タネも、葉も、根っこも、ぜんぶ陰干しして、煎じると、よい咳止めになるそうです。
咳止めにするときには、濃いめに煮出し、塩を少し加えてください。
花が咲く時期は、だいたい4~8月。
この記事を書いている今日は、たくさんタネを採取してきました。
タネを採るには、花がたくさんついた穂のような部分を、まるごと収穫します。
それを、1日か2日、天日干しします。
乾燥させた穂を、手でしごくと、タネが落ちてきます。
中華鍋で炒って、食べるつもりです。ご飯に混ぜても美味しそう。
著者は、眼が疲れていて、咳がでているので、ちょうどよかったです👍
アクを抜けば、葉も食べられますが、8月までの柔らかい時期を選んでください。秋以降では、固くて激マズです(涙)
オオバコには、消炎作用、保湿作用があります。
また、タネの皮に食物繊維が豊富で、水分が入るとふくらむため、腸内の善玉菌を増やし、有害物質を排出してくれるので、便秘の改善、大腸がん予防にも有効です。
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