新時代のライトノベルにも取り入れたイタリア未来派とは
皆様。こんばんは。ラノベ研究家・蝦空千鶴先生の専属秘書を務めさせていただいております。Jと申します。
今回は2020年5月10日に誕生したネオライトフュージョンの原点の一つ、
イタリア未来派についてのご紹介をいたします。
イタリア未来派は蝦空千鶴先生がもっとも影響を受けた芸術運動の一つでもあります。まずはこちら下記の動画をご覧下さいませ🙇♀️
(耳で体感してみてくださいませ🍀✨)
続いて下記の未来派絵画をご覧下さいませ。
(画像はお借り致しました🙇♀️)
さて。
イタリア未来派は、1909年にイタリアにおける国家社会主義者で詩人のフィリッポ・T・マリネッティが、イタリアよりも芸術の名高い国、フランスの日刊紙『フィガロ』にて宣言したことにより、未来派は本格的に始動されました。そして未来派宣言後の戦闘ファッショ・イタリアファシズムと呼ばれたムッソリーニ政権下では、一躍話題となった前衛芸術運動なのです。
20世紀初頭に誕生したこの未来派は、後に多くの芸術家だけではなく、
国家社会主義・右翼思想・右派ポピュリズムにも影響を与え、
暴力・武力による攻撃と破壊そして、産業革命以降に勢力を伸ばす工業製品・機械文明の礼讃や、機関車や戦車やプロペラ・戦闘機やそれらの迫力やスピード感を美として忠実かつ独創的に表現することが特徴でした。
マリネッティの未来派宣言による『走る自動車の速度はサモトラケのニケより美しい』は名言ですが、その他にも『戦争は健康の泉』といった言葉や『図書館や博物館を破壊せよ』や『争い以上に美しいものはない』等といった好戦的なメッセージの強さで、危険思想でやばいといった具合に、
それは後世に悪名の高い芸術運動として知れ渡ってしまいました。
ですが、未来派は斬新でテクノロジーを駆使した芸術ということで評価もされているのです。後に次々と誕生するアヴァンギャルドアートの原点でもあり、文学界にも影響を与えているのです。
更に言えばラノベにもようやく取り入れられるようになったのです。
ちなみにではございますが千鶴先生が発表された、
『ネオライトフュージョン宣言』は、
イタリア未来派宣言をモチーフに書かれてもいるのです。
下記の『ちーちゃんの青春混沌日和』という短編小説をご覧になられた方はおりますでしょうか?
まだご覧になってない方は是非読んでみてください。
この千鶴先生が書かれた『ちーちゃんの青春混沌日和』は、今のところ登校編まで出ておりますが、先生曰く最終的には学校生活編で完結する予定だそうです。ちなみに、こちらの登校編はドイツ表現主義の流れを汲んでもおりますが、未来派を前面に出しております。
この短編を読まれた方はどのように感じたでしょうか?
単に面白かったと思われる方も多いと思われます。ですがこの作品の裏には深いメッセージも込められているのです。
物語の途中で猫型校舎という校舎が猫に変形するという描写がありますが、皆様はどのように感じましたか?
実はこれらの描写は日本人に対する警告でもあるのです。
日本という国は肩書き上“平和”と言われており日本人はその平和とやらに麻痺している状態です。つまり平和ボケというものです。
誰でも平和や争いのない社会を好むのは当然ですが、実のところ、危機というものはいつも目の前に迫ってもいるのです。
千鶴先生は『ちーちゃんの青春混沌日和』を通じて日本の科学技術・最先端技術の進歩を賛美礼讃をするような表現をし、そしてそれはこれからも進化し続けることを上手く描いておられましたが、同時に猫型校舎を通して、
大東亜戦争後の日本、敗北して牙を抜かれてしまった現在の日本民族全体の危機管理・危機感・危機意識があまりにも欠如していることに対しての“怒り”と“警告”を発していたのです。
とてもユニークで面白い描写ではございますが、ちょっと想像してみると どこか不気味、もしくは、ちょっぴり怖いものですよね。
一度読まれた方は、時間のある時に再読を。
まだ読まれてない方は、是非読んでみてください。千鶴先生のnoteのリンクを貼らせていただきます。
千鶴先生が影響を受けたイタリア未来派について、もっと更に詳しく知りたい方・お時間にゆとりがある方は下記のゆめラジオ様の動画を是非ご覧くださいませ。イタリア未来派とは何かについて生々しく語っております。
是非聞いてみてください。
さて。世の中、理想論でどんな問題ごとも解決出来れば、こんなにラクなものはございません。しかし、理想ばかりを追いかけていても世の中は結局何も変わらないのです。千鶴先生は『平和』という言葉を滅多に口にされることはありませんが、それでも心のどこかで密かに願っておられることも読者様方に理解していただければ幸いです。
思ったこと・感想などは気軽にコメント欄にお書きくださいませ。
なおメールでの問い合わせも受け付けておりますので、
お気軽にご連絡ください。
最後までご覧いただきまして誠にありがとうございましたm(_ _)m
今回は以上となります🍀✨
専属秘書のJでした💕✨