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『気付き』と『つぶやき』インサイドアウト
2021年10月20日 07:40
「あなたの演奏に癒されました」夫と知り合って間もない頃、20年以上も前の演奏会の後で、本当に短い一言、このメールが届いた。それまでも幾度も演奏会をしてきたけれど、その時のその言葉は私の心に深く刺さりった。「息が長くて凄いね」とか「指が回るね」といか、「綺麗だね」とか、「パワフルだね」とか、「華やかだね」などなど、いろいろな素敵な言葉をいただいた事はあったけれど、「癒されました」と聞いたのは
2021年9月30日 04:18
コロナの影響で、世界中のエンターテイメントが一時期姿を消し、演奏を通しての仕事が全く無くなった。でも自分の中では外に出ないでの演奏活動、作って録音する時間とチャンスに恵まれた。自分の為に曲を作り、録音し、、、そんな時間は老後の楽しみに、、、と取っておいたはずの私にとっては意外にも極楽時間だった。仕事としての音楽は、常に人を喜ばせることにある。それはお客さんだったり、雇い主だったり、共演者だった
2021年4月3日 16:03
音楽、そして楽器を人生に組み込んでいる人(人生の一部にしているという方が、的確かな)はもうお気付きだと思う。音を奏でる時、楽器と音楽と自分の心と体が繋がっている。オーボエの練習を始めると、今でも暗いトンネルに入り込むことがある。繋がりたいのに繋がれない時、、、そこを抜けられるかどうか、いい歳をしてドキドキする。オーボエが私の息に応えてくれるかどうかと。片想いの境地に似ている。相思相愛になりたが
2021年1月16日 19:33
生まれたって、半世紀と半年。使命、、、生き甲斐とも言うのか。命を使って事を為したいと思う事柄。命を意識することが使命を意識すること。日々自分の命を扱ってっていることに間違いはないけれど、それが私にとってどんな事か。2歳頃の記憶は母のお腹に妹がいて、床に新聞を読んでいた母の横に一緒にくっついていた事。普段はあまり一緒にいた事のない父方の祖母が、お産の手伝いに、私の子守で一緒にいてくれ