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アーティストから見る優秀な人が持っている2面性
どの職業でも優秀な人は存在する。
何を持って優秀な人と認定するかは人や環境によって偏るのではっきりと言える定義みたいなものはない。
いじめられていた人が他の学校や会社に行ったことでそのいじめがなくなるみたいな感じと同じで、ある環境下では優秀だと評価されていた人がある環境では全く成果を出せないなんてザラにあって一概に優秀な人だ!と評価するのも酷なことなんじゃないかと僕は思っている。
かといって結果を出している人が優秀な人と定義をつけるのも運の要素が強すぎるので微妙だ。
ここからわかるのは、狙って自分の実力で成果を出せる人が優秀なんじゃないかと感じる。
今の時代、たまたま売れちゃいました!みたいな感じのパターンが増えている。
このパターンで成果が出ると再現性みたいなものがないので、同じような成果は出せないため優秀な人と評価はしづらい。
飲食店や美容室などに行くと感じるのは、スタッフの安定性みたいなものが重要だったりする。
例えば、よく行く居酒屋さんでいつもよくしてくれるスタッフさんがいるのか否かでも満足度が変わる。
いつもの人がいたとして、その人が安定したパフォーマンスを出していなかったらそれも満足度が落ちる要因になる。
美容室でもそうだ。
いつも同じオーダーをしているのに、いつも違うスタイルになったりしたらその人を指名することはなくなっていくだろう。
どのジャンルの優秀とされている人には、必ず2面性を持っている。
僕は12年バスケをやっていたんですけど、優秀な人は監督的思考と選手としての能力が高いんです。
例えば、ピカソとかもそうです。
世間では、すごく独創的でアーティスト性がすげえ!とされていますが、ピカソはめちゃくちゃ戦略家なんです。
自分が描きたいものと人が欲しい絵を描いていたと言ったらわかりやすいですかね。
ONE PIECEの作者の尾田栄一郎もそうです。
自分が描きたい海賊の物語を描いていて、それを読んだ編集者や読者の意見をめちゃくちゃ聞いてその意見によっては物語を変えているレベルです。
鳥山明さんもドラゴンボールを描いていた時そうだったみたいですし。
つまり自分の世界観があり信念がある中で、人のニーズや欲求にも応えられる柔軟性や適応力がある人が優秀な人なんだと思います。
これをもっと僕の世界の言葉でまとめると
クリエイターと言う一面とアーティストと言う一面の両方を持っている人がおそらくベラボーに優秀なんですよね。
もっと言うなら、ビジネス的思考や感覚とアーティスト的な美意識やクリエイティブ性の二つを兼ね備えている人がやっぱり最強。
美容師の妹とよく話すんですけど、良い美容師って100%で相手に寄り添うんですよね。
その中で自分の持っている世界観やクリエイティブを擦り合わせてお客さんを喜ばせる。
でもやっぱりそれができる人って少ないんだとか。
実際に、僕も妹以外にも定期的にやってもらうんですけど、いっつもオーダー通りにならないんですよね。
割と僕は、美容師の妹がいるので、どうやって伝えればわかりやすいかとか何を伝えた方がいいかは他のお客さんよりも知っている方です。
それでも、やっぱりオーダー通りのカラーにはならないし、ヘアースタイルにもならない。
そーゆうところのサロンのインスタアカウントを見ると面白いんですけど、大体みんな同じ色味で同じヘアースタイルなんですよね。
おそらく、そのサロンの世界観があってそのルールに従って施術をしているんだと思います。
僕も自分の作品を作っている側の人間なのですごくわかるんですが、自分のやりたいこととお客さんがやって欲しいことってマジで違うんですよね。。。
でもやっぱり、すげえ人ってそれを成立させてしまう。
そこにいくまでには強烈な試練があって、僕も日々勉強です。
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