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努力を徒労にしないために気を付けた方がいいこと

世の中は頑張っても上手く行かないことが沢山あります。失敗の帝王にして空回りの帝王である私が(ダメっぷりには自信がある!)、努力ではなく徒労になってしまった経験から、努力を有意義かつ効果的にするために気を付けた方がいいことを書いてみます。

努力のやり方と方向性を考える

ただ闇雲に頑張ればいいというのは違います。何がしたいのかという目的や目標と、そこに向かうために必要な道筋や選択肢が重要です。

ただ闇雲に頑張っても、何かは身に付くでしょうけど、何かが達成できるわけではありません。努力はあくまでも手段です。努力が目的になっては、ただ頑張っているだけの人であり、結果として何かを成せる人にはなりません。私自身の反省点です。

それからやり方です。例えば勉強をするのにただ量をこなしているだけで、理解していなかったらしょうがないです。私自身、学生時代はただひたすら習うより慣れろと言わんばかりに量をこなしてばかりで、全然理解ができていませんでした。

ダイエットをするのに無理な食事制限ばかりするというのもやり方が間違っています。無理なく少しずつ食事量、特におやつや脂っこいものを抑えて、同時に運動量を増やしていくということが必要です。努力はやり方も重要なのです。根性論では上手く行きませんし、挫折します。

もう一つ例を挙げると、仕事のために勉強や資格取得をする場合です。ただ資格を片っ端から取っても資格マニアですし、仕事と関係ない勉強をしても仕事での成果は上がりません。これは手段を間違えている例ですね。

それと目的ですね。年収アップやキャリアアップがしたいのか、興味がある業務を任せてもらえるようになりたいのか、将来独立したいのかなど、何のために努力するのかという目的が必要です。そうした上で適した手段を考えます。闇雲に頑張るでは満足な結果は得られません。

やけくそはダメ

若い頃は舐められて腹を立てることもあるでしょう。ある程度年をとっても腹が立つことは仕事にはどうしてもありますが、舐められることは減っていきます。

舐められて怒ってやけくそになってはいけません。あるいは挫折からやけくそになるのもダメです。やけくそになると根性論でひたすら自分を追い込むようになりかねないです。悔しいのは解りますが、落ち着きましょう。

私自身、挫折も舐められたこともあって、やけくそで睡眠時間を削って勉強しまくったことがありました。しかし電車で椅子に座った途端に意識が飛ぶなど、睡眠障害と思われる状態になってしまい、また日常的にイライラしていました。

やけくそになると空回りしてしまいます。すると努力が徒労になります。時間と労力ばかり使って、結果が思うように出なくなります。結果を出すためには目的・目標や手段をしっかり考えましょう。そうしないと徒労になります。

やけくそ状態は自分が満たされていない状態です。他人との比較ばかりして、見栄やステータスにこだわってしまう可能性もあります。まず冷静になることが必要です。自分を客観視することですね。

これが実はとても難しいのです。だから自己啓発本が溢れていて、心理学の研究がなされているのです。

まずは自分を満たす

自己肯定感が高い人でも挫折と修復は必要

幸運にも自己肯定感が高まるような家庭教育を受けられた人は自分が満たされている可能性が高いです。そういう人にこの項は不要です。

自己肯定感が高い人はやりたいことをやって行きましょう。ただしときには挫折もあります。そういうときは自己肯定感が落ちてしまいますので、修復に力を入れましょう。

自己肯定感が低い人はまずは自分を満たす

自己肯定感が低くなる育てられ方をしてしまった人は、まずは自分を満たしましょう。

自分に厳しすぎると自分がダメになります。自分に課すハードルは十分クリア可能なラインにしましょう。自分にポジティブになりましょう。自己肯定感が低い人は自分にネガティブなので、意識してポジティブにするくらいでちょうどよいです。

高い理想は捨てて一歩ずつ前進していきましょう。一朝一夕では何もできません。千里の道も一歩からです。現状をしっかり見て、一歩前進できればOKです。他人と比べず、高い理想を持たないことです。

最近会社のベテラン社員が凄いことを言っていました。人間なんて2割解り合えれば上出来、会社の人とランチできたら自分を褒めていいというのです。

ものすごく大袈裟ですが、自己肯定感を保つにはハードルを無理のない範囲に下げる必要があります。むしろ0より大きければOKなようです。よくよく考えてみると、人間は怠慢なので何もしなかったということが普通に起こります。だったらやっただけ上出来でしょう。

私自身が自己肯定感が皆無なので、こんなことを書いています。私の親は完璧主義でとてつもなく厳しく、ノーミスでなければ許さないという考えでした。ワンミスでも徹底的に怒鳴られました。

色々な本を読んで勉強したところ、それじゃ自己肯定感なんてつかないようです。私の場合は極端な例ですが、厳しく育てられた人や親に高い理想を求められた人は自己肯定感に関して要注意ですね。自由奔放に育った人は自己肯定感に問題はないです。

終わりに

私は努力に関しては自信があるつもりでした。才能も家庭環境もないけど、人並外れた努力はしてきたつもりでした。しかし結果が満足に出ていないので、分析してみました。

そしたらただ闇雲にやけくそに徒労をしていただけだと気付きました。そして目的・目標や手段をろくすっぽ考えていないことに気付きました。

みなさんはそんな愚かなことをしないと思いますが、頑張っているのに思うように伸びないときは、この記事を参考にしてみてください。


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