【コーチング】脳科学とコーチングは名コンビ

先日のコーチング稽古は、脳科学xコーチングについて。
大変興味深かった。

・人間以外の動物も脳の構造はほぼ同じとのことだ。野生や本能的な行動で考えることはできないと思っている動物や虫たちも、コミュニティを形成したり、その中で独自の役割を持って行動したりしている。中には、農業をするアリまでいるらしい。
・人間の脳は、生まれる前の胎児の頃から成長を続け12歳ごろをピークを迎える。
・大人になるに連れて脳のさまざまな機能が高度になっていくわけではなく、その人がするさまざまな経験や学習を通して、対処することができるようになる。

そうなると大人と子どもは大した差はない。経験を積むことで物事を上手にできるようになる。

脳が経験や知恵を蓄積する上で、大切なのが感情です。

経験+感情=情動記憶

この情動記憶が、人の生涯にわたる記憶の多くの部分を占めていくとともに、その人自身を形成する基礎となっていきます。

幼い頃に感じた、楽しい思い出やつらい思い出が、あなたの今の行動基準や判断の軸となっていたります。
日常生活を行っていると、小さい頃の出来事そのものは忘れています。
それにもかかわらず、あなたは無意識に、その頃の記憶といま目の前に起こっていることを結びつけて、判断をするのです。

それは、脳がそういう仕組みで動くものだからです。

このときの脳の動きは以下のようなものだそうです。

何かを知覚する

意識領域から無意識領域へ、過去に経験した情報と知覚した情報を照合する

類似する情報を無意識領域から再び意識領域へ伝達して、目の前の出来事を評価する。

評価された情報で、行動をする。

脳のPDCAサイクル

知覚→照合→評価→行動。これが脳の仕事です。

その際、照合と評価がこれまでの記憶や知識によって人それぞれ変わってきます。

そのため、一つの出来事に対して、人によってさまざまな反応や解釈があるのはそのためです。

それを好ましいと思う人と、そう思わない人。
これは得意だと思う人と苦手だと思う人。

この好き嫌いや得意不得意は、その照合先の記憶がポジティブなのかネガティブなのかによります。

つまり、できるだけポジティブで楽しい経験をたくさん積んできた人の方が、色々なことをポジティブに対処できるようになります。


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