見出し画像

70%の自分も100%認めてあげよう

きょうは部下が不機嫌だった。

理由はいろいろあるだろうが、とにかく明らかに不機嫌だ。

その部下は、本当に優秀でいつも尊敬している。
部下というよりもバディとして、日頃から考えを共有したり、意見を聴いたりしながら、組織運営、事業運営をしてきた。
わたしからすれば、ちょっと特別なやつだ。

お互いに気ごころ知れた仲であるが、そこは上司と部下の関係でこれまでもそれぞれの役割や視点から課題に取り組んできた。

そんな右腕的な存在が、不機嫌なのだ。
わたしも落ち着きがなくなる。

なぜ、不機嫌だったのかを考える。

①同僚やわたしが、思うように動かない。
②やらなければならないことが多くストレス度が高く、それが沸点を超えた。
③おなかがすいていたのかもしれない。
③もしかしたらすこし体調も悪かったのかもしれない。

でもわたしは知っている。不機嫌の理由は他人にないことを。

その人は、思うようにならない外的要因に不機嫌になっている自分に嫌気がさしているのだ。

優秀な部下ゆえの定期的にやってくる下り坂。

そういう日はなるべくそっとして、ひとりにする。
周りに当たり散らすこともあるが、それでもあまり介入しない。

そこに成長点があると考えている。

世の中は、思い通りにならないことであふれている。
むしろ、思い通りになることの方が少ないのだ。
人心掌握しようとしてはいけない。

どんなときも、他責で考えてはいけない。
頭の回転が速いから、よく周囲への説明を端折る。
他人が気づかないような問題点がよく見えてしまう。
自分がやる方が早いからと余計な仕事を請け負ってしまう。

パフォーマンスは常に100%である必要はない。
ときに70%の自分を100%認めてあげることも必要だ。

きっと自分でも気づいているはずだ。
そして自分で乗り越えられるはずだ。

あしたも、ピリピリしていたら声をかけよう。
「きょうも頼りにしているよ」と。

この記事が参加している募集

都会で実践できる農ライフ、読書、ドイツ語、家族などについて「なぜかちょっと気になる」駄文・散文を書いています。お読みいただき、あなたの中に新しい何かが芽生えたら、その芽に水をやるつもりでスキ、コメント、ほんの少しのサポートいただけると嬉しいです。