【決意】わたしはこの会社を最高にしてから去りたい
私事ですが、本日10月からの新しい役職を内命いただきました。
だから半沢直樹のような決意を書きます。
正直に言って、うれしさ半分、せつなさ半分です。
うれしさ半分
形としては、昇進。400名超の会社の上位10%弱の責任あるポストにのぼりました。
経営課題にたいして直接的に関与して解決へ導く責任あるポジションです。
当然ですが、手当も上がります。
素直にうれしいのは、わたしが同等の役職者よりも一回り以上若いことです。
会社に年次や経験関係なく評価してもらえていることは、ただ感謝です。
せつなさ半分
そんなに重要そうな役割にもかかわらず、実質的な権限がない宙ぶらりんな立場です。
権限がなくても、それをもっている人を動かせばよいので、それは別に気にしていません。
組織のマネジメントの立場ではなくなった。
実質的なラインではなくなり、部下の成長を支援したり、評価することがなくなります。
これは本当にせつないです。
(せっかくコーチング学んでいるのに~)
わたしは、今の会社は、人材の課題を事業の課題とすり替えていることに大きな違和感を感じています。
つまり
経営課題「急激に変化する事業環境への対応」がわたしのミッションらしく、その手法は戦略の立案やプロセス管理を求められています。
たしかにわたし、そういうの得意です。
しかし、
実際は、いま変化の変化に合わせて何らか事業的な施策を打ったところで、必ず、次の変化がすぐにやってきます。そのときにまたこの会社はろうばいすることでしょう。
だから目先の解決策を見つけてこいという役割は不服です。
いまやるべきは、変化が起きても揺るがない基盤をつくることです。
それは固定費を小さくして身軽になることではありません。
どのようなことが起きても前を向いて進める人を育てることです。
残念ながら、伝統的な組織構造の会社では、いま上に立っている人たちは、いまの変化の波を乗り切ればそれで「上がり」で、次の波のことなど考えていません。
だから、苦しい時は身をかがめて、波がすぎるのを待ってしまうのです。
くり返し押し寄せる波を前に、その場にとどまることは危険です。
前進あるのみ
自分事にして進めるのは、次の次の次の波も越えなければならない若い人です。
残念ながら、若手の多くも、受動的な働き方になれて、仕事での自己成長をあきらめているように感じます。
若い人に投資をしない会社も悪いのですが、現状の閉そく感を自力で脱したいという意思をもたない若手も悪いのです。
目の前の仕事をただがむしゃらに頑張ればいいのに。それだけで楽しいのに。
ダメな会社にとどまる必要はないという意見もあります。
しかし、わたしそれも嫌なんです。
だって、この会社の人はとても良い人ばかりだから。
やっている仕事も、素晴らしい意義があるから。
どうせ去るなら、今の会社をめっちゃ良くしてから去りたいのです。
だから、心に決めました。
高度な事業課題の解決ではなく、人材育成こそ経営の最優先課題であり、わたしがやるべき仕事だと訴えることを。
わたし間違ってないですよね?稲盛さん!
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