100年後の未来へ何を残すべきか?
⒈ 「祖母から学んだ日本文化と平和の尊さ」
私は都内在住のZ世代の華道家です。平均年齢が60代という若手が少ない業界に身を投じているのには、実は理由があります。私は長崎で生まれました。そして、私には人生の師である祖母がいます。祖母は今年86歳ですが、家業の会長として現役で活動しています。茶道や華道、絵手紙、グランドゴルフと多趣味な方です。
祖母も長崎生まれ長崎育ちです。1945年8月9日に原子爆弾が投下された際、原爆の閃光を目の当たりにしました。幸い身体は無事で、現在も元気に活動していますが、命の尊さや平和の重要性についてよく教えてくれました。敗戦後、西洋文化が大量に輸入され、日本文化が色褪せていく様子を寂しそうに語ってくれたことを覚えています。
もし祖母が原爆投下の際にもう少し爆心地に近い場所にいたら、私は今ここにいないでしょう。そして、もし祖母が幼い私に日本文化が色褪せていく儚さと重要性を教えてくれなかったら、私は今、華道家として多くの人に感動を与えることはできなかったでしょう。
だからこそ、私は「なぜ戦争は起こったのか」「なぜ祖母は日本文化を継承してくれたのか」など、教科書には載っていない本質的な意味や歴史を知り、理解する必要があると感じました。そして、これらのことを教えられない日本人が多いことに疑問を抱き、祖母と同じく”哀しさ”をおぼえました。
同時に、祖母の世代は本質的な日本文化を知る最後の世代なのだと悟りました。祖母が生きているうちに、私が学んだことを私たちの孫の世代にまで伝えられるよう、ここに書き留めていこうと思います。
⒉「未来への継承」
この記事を通じて、私が祖母から学んだ日本文化の大切さと平和の尊さを少しでも感じていただけたら嬉しいです。これからも、日本の伝統文化を守り続け、その魅力を多くの方に伝えていくことを目指します。
次回の記事では、「歴史から学ぶことの重要性」について具体的にお伝えします。現代を生きる私たちは、過去の成功と失敗の上に成り立っています。だからこそ、歴史を学び、アイデンティティを知ることは未来を生きるための必要な指針となるのです。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。