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九段下パルチザン / ビブリオテーク・ド・キノコ・マガジン

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2021年9月の記事一覧

BiblioTALK de KINOKO vol.015 “into SPACE”のお知らせ

BiblioTALK de KINOKO vol.015 “into SPACE”のお知らせ

この告知は、うでパスタが書く。

最近はあらゆることが切羽詰まっており、weeklyの更新などもご覧になっていればお分かりだろうが、二人とも足がもつれてまろびつつなんとか週に一本押し出したり押し出さなかったりしているような有様だ。

「もうパンデミックを言い訳にもできませんからね」と言ってからもう一年。逆に「これやっぱりパンデミックのせいなんじゃね?」という気がしてくることも多い。「ニューノーマル

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落下/それでも見つけなければならないこと|weekly vol.0111

落下/それでも見つけなければならないこと|weekly vol.0111

今週は、うでパスタが書く。

オタク、というと語弊があるが、ある種のひとが「全巻をコンプリート」してみたり、「映画館で一〇回以上」観てみたり、する。

語弊がある、というのは、これは別にオタクに限らず、いろいろなひとが、浴びるように酒を飲んでみたり、女(男)と見てはセックスしてみたり、給料を全部競馬に注ぎ込んでみたり、しているからだ。
これらはすべて好きでやっているのだが、「好き」だということを表

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階段 | weekly vol.0110

階段 | weekly vol.0110

農業に従事して70年、御年88歳になる稲作の名人と言われているこの方でも、田植えは70回しかしたことがないという。70回というのは今の世の中では試行回数としては少ないと感じてしまう。年に1回しかチャンスがないというのは効率を極限まで高めようとする資本主義システムにおいては恐ろしいギャンブルである。試行回数を増やすことはリスクの分散に繋がるので、小さく失敗することは奨励される行いである。農業は、人類

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雨の音/三千世界の蛙の声で|weekly vol.0109

雨の音/三千世界の蛙の声で|weekly vol.0109

今週は、うでパスタが書く。

冗談じゃない、というレベルで雨がつづいている。
そもそもいろいろと冗談じゃないことが多くてもうそんなことに怒るひともあまりいないが、八月も下旬になって「ふたたび梅雨入りしました」なぞはまさに「冗談じゃない」という感じだし、その梅雨とやらがどこへ行ったのかも分からないうちに今度は気温が下がって秋雨に入ってしまった。寒い。

わざわざ閉めきった部屋でエアコンをつけている場

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