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秋の朝日に感じたこと。

この三連休、東京は毎日晴天。朝はちょっぴり肌寒く、昼間は半袖でも過ごせるくらいの、いかにも“秋がきた”っていう心地良い気温。

彼のいない三連休。2日間は仕事で、最後の1日はお休み。
ここ最近、仕事や将来のことで悩み、どうにもいかなくなり毎日のように泣いていた。
だから、彼不在の日々が始まる前は「ひとりでちゃんと仕事に行けるのか」と不安と恐怖で押しつぶされそうだったけど、過ごしてみたら案外平気だった。
頼るところがないことは、ひとりだけで頑張るしかないと自分自身が強く在るために必要なことだったのかもしれない。


1日目の朝、ひとりになると寝付けないことが多いのだが、この日はぐっすり。夜23時から朝6時前まで一度も目を開けることなく眠れた。

カーテンを開けて、朝日に向かって「おはよう」と挨拶する。
“今日も朝を迎えさせてくれてありがとう、今日もよろしくね”の気持ちを込めて挨拶するのが日課だったのだが、いつからか忘れていた。

我が家は東向きで、朝日が綺麗に差し込む。
最近は仕事に行きたくなくてギリギリまで寝ていることが多いけど、ごはんの準備・お弁当・洗濯すべて自分でやらなきゃいけなかったからいつもより30分早く起きた。
そのおかげで、朝日を浴びることができた。

「こんな天気の良い日は、仕事を休んでおでかけしたい」

多くの人が考えたことがあると思うし、私もそう思う。
でもそんな理由で仕事を休むことはできないし、結局「めんどくさいけど行かなきゃ」と諦めて出勤する。
でもなんだかこの日は違った。もちろん休みたいと思ったけど、それだけじゃなかった。

「こんなに天気が良いから、今日はお客さんたくさん来るかな」とわくわくしながら一日を始めたい。

毎日同じ場所に行って、頼まれた業務をこなして、根付いた風土に従って、これはおかしいと思うことも割り切って、そんな環境で収入を得るために自分の時間を使う。
そうではなく、自分が好きな場所で、尊敬する大好きな人と働くことに時間を費やしたい。

そう感じた1日目の朝。
今まで感じていた仕事へのもやもやが少し薄らいだ気がした。
気付いたらテキパキを家事をこなして、お弁当のために卵焼きまで作って、あっさりと家を出ることができた。

「自分が休んで人に迷惑をかけることはしたくない」という責任感とプライドで、どんなに朝泣いても休むことなく仕事に行っている。
でも彼もいないし不安も大きかったから、どうしようも無かったら休みますと言えるように、事前にスタッフのスケジュールを確認しておき、この2日間はどうにかフォローしてもらうことはできると保険をかけていた。
結局この日も出勤したし、なんなら他に休みのスタッフが多くてフォローするという、まあそうなるよねって感じ。

与えられた仕事をきっちりやり終えて帰宅した。
ひとりだと料理するのも億劫だから、袋麺を茹でて余り物の野菜炒めを添えただけの味噌ラーメンを食べた。なんだかお腹が空いていて、スープの残りにごはんを投入、チーズをかけて〆まで食べてしまった。

案の定、翌朝はお腹が空かなかったけど、食事がしんどいこともあったから、そんなに食べようと思った自分に感動すら覚えた。

二日目も、朝日を浴びて挨拶をして、家事をして、観葉植物に水やりもしてから出勤。時間いっぱい働き、誰よりも残業して帰宅。

二日間、泣くことなく出勤して、ちゃんと仕事をして、家に帰ってくることができた。それだけで、よく頑張ったねと褒めてあげたい。
当たり前かもしれないけど、ここ最近の私にとって、それは大きな成功だった。

夜は、スーパーで買ったからあげと冷蔵庫に残っていたレモンサワーで乾杯した。
三日目のやりたいこと・やることリストを作って、スイカゲーム(今更ながらハマっている)して早めに就寝。

三日目はお休み。久しぶりのランニングからスタート。2ヶ月ぶりだったから身体は重かったけど、走り終わったら心も身体もスッキリした。
ランニングも習慣のひとつだったのに、心が重いことを言い訳にやっていなかった。
習慣だったことを疎かにすることは、自分を休めているようにみえて、むしろメンタルを不安定にしていたのかもしれない。

水回りの掃除とたまった洗濯物を干して、ずっと後回しにしていた換気扇フィルターの交換もできた。
(週1回の水回り掃除も習慣だったのに疎かにしていたことを、書きながら気がついた。)
朝運動すると化粧ノリがいい。それだけで準備している間の気分も高まる。
モーニングに行く予定だったけど、掃除に時間がかかりランチの時間になってしまった。
三連休最終日のショッピングモールは予想以上に人が多く、正午前なのにレストランの待機列ができている。ごはんを食べてカフェラテを飲みながらこの日記を書いている。
帰宅したら、明日からのお弁当のために作り置きを作る予定。

明日はまた仕事だ。
明日を笑顔で迎えられるのか、また泣いてしまうのかは分からない。それさえも怖くて泣きそうになってしまう。
でも三連休が始まる前と今では、少しだけ考え方が変わっているのは間違いない。

今夜は彼が帰ってくる。
話したいことはたくさんあるけど、最近は泣き顔ばかり見せていたから、ひとまず笑顔で「おかえりなさい」って迎えよう。

びぃ

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