生きている
これは自分の「死生観」について綴っています。
ですので
そういった事に影響されやすい方や
敏感な方はこの記事を閉じて下さい。
よろしくお願いいたします。
それでは参ります。
母方の祖父母は自分が1歳くらいの時に
亡くなったので、全く記憶にありませんが
父方の祖父母は自分が高校生くらいの頃に
亡くなりました。
「悲しい」という気持ちはあったと思いますが
漠然としすぎていて、あまり「悲しい」という
気持ちが強くは無かったかな、と
記憶しています。学生でしたし
「死」というものが漠然と目の前にあり
ただただ目の前に広がる光景を眺めて
呆然としていた、という感じです。
約2ヶ月前
親友のお母さんが亡くなりました。
小学生からの幼なじみの親友です。
葬儀は家族葬だったので、葬儀前日に
友人数名で自宅へお伺いし
お線香をあげました。
この年齢になり
「少し近しい人の死」
というのを目の当たりにし、なんというか
「とてつもないほどの悲しみ」という感情が
体の奥底から溢れ出しました。
涙が止まりませんでした。
行く前までは「泣くことはないだろう」と
無意識のうちに思っていたのでしょう。
「とてつもないほどの悲しみ」と涙が
抑えようとすればするほど、
反動として増幅していきました。
人の「死」というものは
こんなにも悲しいことなのだと。
「死」の先はどうなっているのか。
「完全な無」
それとも「あの世」というのがあるのか。
こればかりは、わかりません。
スピリチュアル的な部分は否定もしないし
肯定もしません。中立的な考えで思考します。
ただ
生まれてくる時は回りに人が
大勢出迎えてくれますが
死ぬ時は
「ひとり」
とも思えます。
もし
もっと近い存在。
妻、子供達、両親や義両親、親友や友人など。
このような存在の「死」に直面したら…。
思いを馳せてみましたが
正直、計り知れませんでした。
計り知れないほどの「悲しみ」が
やってくるのだろうな…と。
ただただ、深い「悲しみ」や
あの時このようにしてあげれば…
という深い「後悔」を感じるのでしょうか。
自分は精神疾患を患い、急性期の時は
「希死念慮」という感情、症状を経験しました。
気分体調が最悪まで悪化した時は、今でも
「死にたい」
「消えたい」
「自分」という「存在」を抹消したい
という感情に襲われることもあります。
今ではその感情、症状に翻弄されながらも
対処する術を自分は持っている。
と思っています。
もし
自分が死んだら
周りはどう思うのだろうか。
悲しむのだろうか。
もし自分が明日死ぬ、と知っていたら
仮に
自分が死んだあとに「意識」があると仮定したら
きっと
後悔するのだろうな。
と自分は思います。
生きている物全てに「死」は必ずやってきます。
始まりがあれば、必ず終わりがくる。
自然の摂理というか
地球もいずれ終わりを迎える。
宇宙もいずれ終わりを迎える。
「何故自分なんか生まれて来たんだろう」と
意味を考えても答えはおそらく出ません。
そもそも、答えなど
無いのかもしれない。
意味や答えは、
後付けだって良いと自分は思います。
「自死」をされる方の思いや心情には
到底自分では計り知れないものがあります。
おそらく、ご本人にしかわからないのだろうと、自分は思います。
報道などでも、有名な方がそのような
手段をとってしまう方もいらっしゃいます。
一般の方も含め人それぞれ、様々な苦悩や葛藤、絶望があるのだなと、推測の域を出ませんが感じます。
衝動的、突発的なものなのか。
そこに辿るまでには様々な感情を抱き
これも到底自分では計り知れない程の
「負の思考の連鎖」があるのだと思います。
ですが
先程も綴りましたが
生きている物全てに「死」は必ずやってきます。
最終的には
それぞれに「死」は待っています。
「死」にあらがうことはできません。
そうであれば、
現在の感情だけに囚われないで
寿命を全うしてからでも良いのでは
ないだろうか。と自分は思います。
人生は
いつ何処で好転するかわかりません。
「生きてるだけで丸儲け」
明石家さんまさんの言葉です。
知らない人はいないかもしれません。
初心というか、人生の真髄はここにあるのでは
ないだろうか…。
と自分は思います。
生きていれば
何処かのタイミングで「いいこと」があると信じて
寿命を全うしようと自分は思います。
自分としての「人生」は一度きり。
生まれ変わりなどもあるかもしれませんが
無いのかもしれない。
無いと仮定すると
やはり自分としての「人生」は一度きり。
世界でたった一人の「自分」という「人格」
自分はそのような感情や症状と戦いながら、
対処しながら
生きている。
そう。
生きているんです。
漢字って不思議ですよね。
「必ず死ぬ」と書いて
「必死」
みんな
必死に生きているんです。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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