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シロップ後の「残った梅」は、茶梅風にアレンジする

 ふう。
 なんかやっと、たまにはnoteをかこう!……というエネルギーがたまってきました。

 かきたい、かいておきたい、というネタはけっこーたくさんあるんだけど、なんとなく文章にするのがおっくう。
 これはたぶん、月に1回のカウンセリングで1時間しゃべりたおして(カウンセラーさんに、こんなにフリーダムにしゃべってていいんですかね? とたずねると、勝手にしゃべって勝手に自分で解決にたどり着くタイプみたいなので大丈夫ですよ〜( ´∀`)、といわれてる)、そこで内面の文章化の欲求とか、文章化力とかを、使い果たしたり、需要を満たしたりしてるからなんだろうな、とおもってる。
 だからまあ、いまは、自然なものが自然に滲み出してくるまでむりしてかこうとしないでおこうとおもってます。

 まあそれにね。
 「書く」よりちょっと難易度が低い課題を確実に数時間継続できるように快復したい、ってのがいまの脳みそさんの希望みたい。
 なので、毎日、脳トレ系のゲームをタイマーで1時間、時間はかりながらやってます……つまり、脳みそのジョギング。
 脳みそさんには、「書く」のは登山に似てるみたい。いまは登山にむけて、基礎体力つけてる、ってとこみたいです。

 

・◇・◇・◇・


 とゆーことで。
 この季節の楽しみといえば、

 梅シロップ〜! ( ´∀`)b

 みなさんのご家庭でも、氷砂糖とともにガラス瓶に漬けこんだ今年の青梅のシロップがすでに完成しているのではないでしょうか。
 ウチも夫が梅雨時のドリンクとしてドハマりしてしまって、とくにこの数年はかかさずつくるようにしています。ことしのヤツも、ちゃんと美味しく漬かりました。

 なんだけど……
 毎年ゆーうつで、なんとなくシロップつくるのがおっくうになる原因があって。
 それはすなわち、シロップ堪能後の、

 残った梅

 ですよ。マジで、コレ。

 子どものころはいち日で半分食い尽くすくらい好きだったんだけど、大人になるとそうでもなくなってきたのです。
 ていうか、お腹にトラブルがきそうになったら、必ず3個食べる(塩でも砂糖でもらっきょう酢でも、何で漬けた梅だろうと3個)、それ以外のときは食べない、っていうのが自分には合ってる、とわかったし。
 そんなわけで、なかなか減らないまま何年もたった梅の瓶が、我が家の台所には3、4本はあるのです。


 しかも去年のシロップの残りの梅ときたら。
 摘み取るのが早すぎたか、氷砂糖を入れすぎたかで、飢餓でがりがりに痩せた人のように、身が薄く貧相におそろしくしわくちゃになって種に貼り付き。とてもじゃねーけど、歯でガリガリしてもこそげとれそーにないシロモノになっちゃってたのです。

 うーん……
 だが、捨てたくはない (´ε`;)

 で。
 こーゆーときはインターネットに限る!

 残った梅のリメイクだけにこだわらず、梅の活用法を検索してるうちに、たどり着きましたね。

 台湾の茶梅

 私は食べたことなかった。
 なんでも、いちど塩漬けした梅を、さらに砂糖と烏龍茶の茶葉で漬け直したらできるらしい。そして、甘じょっぱく、なんとも美味しいお茶請けができるらしい。

 お。
 これならできそーじゃん! (๑•̀ㅂ•́)و✧

 どうせ梅ジャムとかつくっても需要ないし。
 そもそも、種から身をこそげなくてもどうにかなりそうな食べ方さがしてたし。
 なんかよさそうじゃん!

 しかもウチには、

 塩分10%で漬けたものの、しょっぱすぎて、誰も食べたくなくて死蔵品になってる梅の塩漬け (_ _;)

 が、ひと瓶まるまるあるのです。
 だけど、木の上で十分に熟してから収穫したヤツだったからか、とてつもなく香りがよくて、死蔵するにはあまりにももったいなく。
 ひとつ、コヤツも活用しちゃいましょう (๑•̀ㅂ•́)و✧


・◇・◇・◇・


 とりあえず、茶梅については食べたことないので、

 梅に塩と砂糖と茶の味がついてたらオッケー

 と、ざっくり定義してみました。
 このざっくりした味の定義から逆算して、残った梅の茶梅化の手順を考えてみました。

 ということで、こんな感じ↓でやってみました。
 瓶は蜂蜜の空き瓶をつかってます。

 ① 清潔なガラス瓶シロップの残りの梅を、瓶底から並べていくようにして詰めていく。
 ② 1〜2段に1個の割合で、塩漬けの梅を置いていく。
 ③  茶葉も散らす。
 ④ 梅シロップ白梅酢を注ぐ。防カビ・防腐のために、ひたひたにする。
 ⑤ シロップと梅酢の比率や味を勘案しながら、上に氷砂糖を数個置く。必要そうなら岩塩の粒も足す。
 ⑥ 後日、味を見ながら、必要に応じて氷砂糖岩塩の粒を追加。

 すでにシワッシワにやせ衰えているシロップ抽出後の梅を使っているので、完成済の梅シロップ、水分補給として注入しました。
 さらにウチは梅味の料理は不人気なので、白梅酢ももてあましちゃってて……とはいえ、これもなかなか香り高く(そして異様にしょっぱく)、茶梅作成の材料としてあまさず活用できるなら、万々歳なのです……ということで、注入。
 かくして、甘じょっぱい漬け汁がいっちょあがり。

 茶葉については。
 烏龍茶の手持ちはなかったけど、紅茶ならルフナのフルリーフがあったので、それを使ってみました(緑茶はやめたほうがいい、という記事を見かけてたので、候補からは除外しました)。
 なんとなく、じっくり時間をかけて味わいを抽出したほうが美味しくなりそうに感じたのと、ティーバッグに使われてるようなブロークンタイプだと、茶葉が梅にベタベタ付着して口触りが悪くなりそうだったので回避したかったのと。
 ルフナを入れて正解だったのか失敗だったのか判断できるほどの美食な舌はもってないッス。だけどとにかく、最終的には、やっぱり梅にはお茶が合うんだなぁ、としみじみ感動してしまう美味しさになってくれたのでした。
 今年は地紅茶のフルリーフがあるので、それを使ってみる予定です(^_^)v

 さて。
 数日後に味見してみたら、あんまり美味しく感じなかったので、岩塩の粒を追加しました。氷砂糖のように、時間をかけて溶けながら、時間をかけて浸透していったほうがよさそうに感じたうえでのチョイスです。
 健康的なあれこれは気になりますが、糖分も塩分も、中途半端ではなく、ガッツリ効かせたほうが美味しくなる、ということが、結果的にわかりました。酸・塩・甘の3つの味が、全力で三つ巴になって拮抗している、というイメージで調整していくとよさそう……というのが、いまのところの仮説です。

《追伸》
 この記事を投稿したあと、今年の残った梅を茶梅化してみました。上記の経験をふまえて、今回は最初からしっかり岩塩を効かせてみたら……ヾ(。>ж<)o ちゅっぱい!!……梅シロップの甘味のおかげでまろやかではあったのですが、塩漬け寄りのかなり酸っぱいモノが出来てしまいました。
 味見するつどシロップや氷砂糖を追加して塩の影響を弱める努力はしてますが、あとからの修正はやはりむつかしい。美味しく仕上げるためにしっかりと塩を効かせるのは欠かせないとしても、最初の岩塩は控え目に、が無難みたいです(;´∀`)


・◇・◇・◇・


 でもって。
 結果は……

 大成功なのじゃ〜!(∩´∀`)∩

 でした。


 まずは梅のお味。
 もぐもぐ。

 塩味があるが故に、真夏の暑い日に、スルスルと体に入ってきます。シロップ後の残った梅をそのまま食べるより、はるかに美味しいではありませんか。
 あえていうなら、

 食べるポカリスエット

 酸っぱい + 甘い + しょっぱい……という味付けは、たしかにまさに、梅味のポカリ(実際に、氷砂糖だけで漬けている梅シロップよりも、ほんのりしょっぱい茶梅のシロップのほうが、ポカリのように体に馴染みやすく、ゴクゴクいける印象です)。
 そこにお茶の渋みが加わることで、ポカリ的な謎の味にならず、大人の味わいとしてまとまっているのは、まさに絶妙。

 また、酸、甘、塩に渋、という味の取り合わせは、薬膳的に見たら、五臓六腑にまんべんなく働きかけてくれるのを期待できそうです。
 茶梅はまさに、夏バテ対策ポカリ的お茶請け、といっちゃってよさそうです。


 しかしなにより。
 群を抜いておどろきなのが、

 ひ、非常に、
 モチモチしておる(@_@;)

 なんということでしょう。
 がりっがりの骨皮筋右衛門になってた梅シロップの残りの梅が。

 水分がもどり、モッチモチになってたのであります!

 茶葉のおかげ?、それとも塩のおかげ?……どっちなのかは不明ですが、いままで食べたことのないモチモチ食感の梅になってました。

 しかのみならず。
 元塩漬けだった梅のほうは、さらに上を行く贅沢食感のモッチモチに。

 美味が、空・前・絶・後!

 わかるか。
 この、サンシャイン池崎がごとき大音声で空前絶後を叫び、竹中直人がごとき手付きで空に四字熟語を描く境地。
 もともとは箸先でうっかり触れただけで皮が破れるようなやわやわとろりとしていた塩漬けの完熟梅が、ぎゅっとさらなる脱水が効いて、ホントに餅みたいな吸い付く食感に。もちろん、そもそもの芳醇な香気はそのままに。味の良さはさらにグレードアップ。もともとの素性の良さがフルスイングで濃縮された果物ゼリーになってる、とでもいいましょうか。
 ほんのり絡むお茶の渋みもあいまって、マジで王侯貴族の味わいに進化していたのでした。

 ただし。そもそもが、5㍉ × 5㍉ 程度を口にしただけで塩分過多で震えが来てたヤツだったんだよな……ということを思い出すと、栄養学的にはちょっとコワい (^_^;)


・◇・◇・◇・


 とまあ、そんなこんなで。

 あ、いかん。
 きちんとかいてなかったけど、上記は「去年作ってみた」の記録です。

 現状、去年の夏から残ってた数個も食べ切り、あとは瓶底から高さ数センチばかりのシロップと茶葉を残すばかりになってます。
 この瓶が空になったら、今年の残った梅で、また茶梅モドキをつくります。塩漬けの梅も持ち越してるので、もちろん追加します。

 お茶の渋みがしみた梅は、とにかく美味しいんだから。
 このアレンジが誰かの目について、工夫してみるひとが出てきて、広まって、梅の消費拡大につながって、梅農家さんが再びホクホク顔になれるようになったら……なんてのは夢の見すぎかもしれないけど。
 そんな願いもこめて、この記事かきました。


 しかーし。去年の味、再現できるかな……
 1回目はよくても、2回目はなんだかびみょ~なものになるのが、五百蔵のいつものパターンなんだよな。

 そこはかとなく、心配だ〜 (^_^;)




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五百蔵ぷぷぷッこ / 140字のもの書き / Espansiva の中の人
いま、病気で家にいるので、長い記事がかけてます。 だけど、収入がありません。お金をもらえると、すこし元気になります。 健康になって仕事を始めたら、収入には困りませんが、ものを書く余裕がなくなるかと思うと、ふくざつな心境です。