なつこ

外資系IT企業でマーケティングの仕事をしてます。ものを売ることばかり考えているので、ものを書く仕事に憧れて、とりあえず徒然に書いています。 好きなもの→仕事 / 映画 / ドラマ / 調べ物 / お茶 / 水曜どうでしょう / 星野源 / 笑うこと

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外資系IT企業でマーケティングの仕事をしてます。ものを売ることばかり考えているので、ものを書く仕事に憧れて、とりあえず徒然に書いています。 好きなもの→仕事 / 映画 / ドラマ / 調べ物 / お茶 / 水曜どうでしょう / 星野源 / 笑うこと

最近の記事

すごい本に出会った「君の顔では泣けない」

感想を書かずにいられない作品にたまに出会う。この「君の顔では泣けない」も、まさしくそんな小説だ。 まさに一気読み。お風呂で読んで没頭し過ぎてお湯が冷めたり、寝る前にベッドで読みながら『まだ寝たくない!まだ読みたい!…zzz』と睡魔と激闘したり。そんなこんなであっという間に読み終わった。 一切ネタバレしない状態で読んだ方が圧倒的に面白いので、細心の注意を払ってこの感想を書く。 これから読むという人は、公式のあらすじや本の紹介コメントも何も見ずに、本当に何の前情報も無しに騙

    • ご近所に友達がいること 嬉しくて楽しい奇跡だったのかもしれない

      今週ご近所友達が引っ越してしまった。じわじわと寂しさが押し寄せてくる。 引っ越したって別に会いに行ける距離なんだけど、『ご近所』って本当に特別な存在だったなぁと改めて思う。 特にコロナ禍で移動が制限されるようになってからは物理的な距離の近さの大切さに改めて気付かされた。 思い返せば、家の近所に友達が住んでるなんて小学校の時以来だ。一人暮らしを始めてからは一度もない。自分のアパートの隣にどんな人が住んでるのかさえ知らないことの方が多い。 そんな中で気の合う人が近所に住ん

      • 夏目ちゃんの好きなとこ

        夏目ちゃんのこと、いつの間にかこんなにも好きになっていたんだなぁ。夏目ちゃんとは、先日引退した夏目三久さんのことである。 引退直前に出演した番組は全部見たし、なんなら録画もした。引退はとても寂しいけど、心から幸せを願わずにいられない。 こんなにも好きで、応援したい理由はなんだろう。人を惹きつける要素はどんな点だろう。 私が一番好きで、尊敬しているのは、どんな状況でも腐らずベストを尽くす姿勢だ。 夏目ちゃんは日本テレビで錚々たる番組に抜擢されて華々しいキャリアをスタート

        • おかえりモネ じれったいのも胸が痛いのも歳の差のせいかな

          私は朝ドラが好きだ。 作品によらず必ず毎回見る。でも、つまらないと途中でやめてしまうこともある。 朝ドラが面白いクールはいい。朝が来るのが待ち通しくて、寝坊しなくなる。 そして私はこの半年間寝坊していない。 現在放送中の朝ドラ「おかえりモネ」。語りたいことの多い作品ですが、最近SNS界隈を大いに盛り上げているのは、なんといっても主人公モネと絶妙にモテなさそうな医者『俺たちの菅波』との恋愛模様。 興味がある人はぜひ #俺たちの菅波 をTwitterで調べてください。いろ

          権利の上に眠らない ある愛煙家の訴え

          今年の4月から仕事の責任範囲が広がって、珍しくプレッシャーやら責任感やらで多少追い詰められて、モチベーションも低下して、つまり何が言いたいかと言うと、ずっと書いてなかった! 久々に書く。 ある愛煙家の人が居場所を失い精神的苦痛を強いられたとして国を提訴したらしい。 国が施行した改正健康増進法は違憲だと。この法律のせいで、好きだった喫茶店で喫煙できなくなり安らぎの居場所を失ったという訴え。 ※ニュースはこちら 私は煙草を吸わないし、時流を考えても、思いもよらない訴え出で

          権利の上に眠らない ある愛煙家の訴え

          なぜ仕事は終わらないのか。終わるまでやるだけなのか?

          なんだか、仕事が全然終わらないなぁ、どうにかしたいなぁ、と思って、「なぜ、あなたの仕事は終わらないのか」という本を読んでみた。 この本は、2016年に発売された当時のベストセラーで、筆者は米マイクロソフト社でWindows95の開発に関わったスーパープログラマー。 外野から見ると、ただの天才にしか見えないんだけど、筆者いわく、『自分は能力があるのではなく時間の使い方がうまいだけ』とのこと。 読みました。 結果、学びはとても多かったです。たとえば、仕事が締め切りに間に合

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          渡辺直美さんはパワフルで面白くて、真剣に生きている人だ

          以前友人から渡辺直美さんのYouTubeが面白いよとおすすめされて、それからちょくちょく過去の生配信のアーカイブを見ている。 基本一人で2時間とか喋りっぱなしで、すごいパワフルだし笑えるし、一人で話してるだけなのに、こんなに明るい配信になるなんてすごいなと思っている。とにかく面白い。 今日たまたまYouTubeを開いたらちょうど生配信をやっていたので、初めて生でそのまま見た。 渡辺直美さんは4月から活動拠点をニューヨークに移すことを公表されていて、今日は国内で最後の配信

          渡辺直美さんはパワフルで面白くて、真剣に生きている人だ

          テレビマンだった父はやりたい仕事をやり続けられたのだろうか

          先日、テレビ東京の著名なプロデューサーである佐久間宣行さんが退社してフリーになられたというニュースが報じられていました。 真偽は不明ですが、退社の理由はまだまだ現場で働きたかったからでは、ということでした。会社に所属していたら、異動もあり得るだろうし、管理職になって業務内容が変わってくることもあるだろうし、やりたいことをやり続けるための決断なのかなと思います。 私の父も新卒から定年まで、とあるテレビ局のテレビマンでした。私のテレビ好きの遺伝子は確実に父から受け継がれていま

          テレビマンだった父はやりたい仕事をやり続けられたのだろうか

          会社を休んでエヴァを公開初日に見てやった(ネタバレは書かない)

          昨日3月8日は、「シン・エヴァンゲリオン」の公開初日でした。 緊急事態宣言の絡みなどあって、異例の月曜公開初日。 前作の「Q」から待って待って待って。コロナウィルスのせいで、おまけで半年待って。さらにだめ押しで2ヶ月待った。 最高潮に『待て』された状態だったから、迷わず会社を休んで公開初日に見に行ってやった。会議とかそんなの大無視。当然ながら、その価値のある作品でした。 私はネタバレを書くのも読むのもポリシーに反するので、ただただ抽象的な感想だけ書き綴ります。ただの私

          会社を休んでエヴァを公開初日に見てやった(ネタバレは書かない)

          映画「あの頃。」 運命の推しに出会うと、実際の運命の出会いもあったりするんだなぁ。

          映画「あの頃。」を見た。松坂桃李さんが好きで見に行った映画なので、あまり前情報がないまま見たのだけれど、想像していたストーリー展開と少し違っていて、結構ぐっときた。 とにかく推し(この映画の場合はハロー!プロジェクトのアイドルたち)に人生を捧げるそんな生き様を描いている映画だと思っていたのだけれど、実際はハロー!プロジェクトをハブにして繋がる人間関係の年月の経過を描いている。 「花束みたいな恋をした」もそうだったように、私は年月の経過による人と人の関係の変化(あるいは変化

          映画「あの頃。」 運命の推しに出会うと、実際の運命の出会いもあったりするんだなぁ。

          『推し、燃ゆ』と『あの頃。』推しがテーマの2作品を一気に。まずは『推し、燃ゆ』ー推しがあたしの背骨ー

          小説『推し、燃ゆ』と映画『あの頃。』、推しに人生を捧げる人間が描かれた作品を立て続けに味わった。 ”推し”という共通点はあるものの、作品の中身は全く異なる。どちらも感想を書き残したいので、それぞれ書く。まず『推し、燃ゆ』。 現役大学生の書いた芥川賞受賞作品『推し、燃ゆ』は先日発表された芥川賞の受賞作品である。著者の宇佐美りんさんは現役大学生で、本作がデビュー2作目、初候補入りで受賞するという快挙だった。 著者が現役大学生だということは読み終わってから知ったのだけど、「そ

          『推し、燃ゆ』と『あの頃。』推しがテーマの2作品を一気に。まずは『推し、燃ゆ』ー推しがあたしの背骨ー

          私のまぶたは一重だけど、世の中二重の方が人気らしい。でも私はレアな方を選びたい。

          最近テレビでまぶたの二重術のCMをよく見かける。 この時期特に増やすということは、新生活のタイミングで印象を変えたいという需要が元々あるんだろう。 この二重術のCMを見るたび、なぜだか心がチクチクするなぁとずっと思っていて、先日その理由が自分が一重だからだということに思い至った。 自分が一重だから、CMを見る度「二重にすると印象良くなるよ!」みたいなメッセージを感じ取ってしまって、なんとも言えない気持ちになっていたのかもしれない。 そんなことを考えていたら、高校生の時

          私のまぶたは一重だけど、世の中二重の方が人気らしい。でも私はレアな方を選びたい。

          ソフィア・コッポラ作品『オン・ザ・ロック』。夫と父親、どっちが暗礁に乗り上げているのだろう。

          2020年のソフィア・コッポラ監督の映画『オン・ザ・ロック(On the Rocks)』が、先週目黒シネマで上映されていたから、ラスト一本上映に駆け込んで観てきた。 『セレステ∞ジェシー』を観て以来、ラシダ・ジョーンズが好きで、そんな彼女の主演で、それもソフィア・コッポラ作品ということで観たいと思っていた作品だった。 タイトルの”on the rocks”は直訳すると、”暗礁に乗り上げた”とか”破綻した”とかいう意味になる。暗礁に乗り上げているのは何なのか?そんなことに注

          ソフィア・コッポラ作品『オン・ザ・ロック』。夫と父親、どっちが暗礁に乗り上げているのだろう。

          中間管理職になった私。だたの部下だった頃の自分を思う。

          私には部下が二人いる。日々の業務サポートもするし、評価もする。でも私にも上司がいる。いわゆる中間管理職だ。 私の会社では1 on 1がカルチャーとして根付いていて、原則上司とは必ず週に一度1 on 1をする。だから私も部下とは週に一度は1 on 1で会話をしている。 1 on 1は日系企業だと馴染みがないが外資系企業だと割と普及している。その名の通り、一対一の面談のことで、必ずしも相手は上司だけではない。でも一般的に上司と週に一度の1 on 1を課している企業が多い気がす

          中間管理職になった私。だたの部下だった頃の自分を思う。

          急に上司から、森発言に対する意見を求められた。語るのは『わたし』と『あなた』の違いだけでいい。

          昨日上司(男性)とカジュアルなミーティングをしていて、話題がダイバーシティに及び、例の森元会長の発言の話になった。 私の上司はものすごくあっけらかんとした人で、相手が若手だろうがベテランだろうが、態度を変えずに自分の考えをストレートに表現する人だ。 そんな上司が私に言ったのは、森さんの発言はもちろんナンセンスだけど、でもあれを本気で責められる人は今の日本にはいないよね、ということ。 つまり、あの発言を批判しているその本人も、結局森さんと同レベルくらいのダイバーシティ(や

          急に上司から、森発言に対する意見を求められた。語るのは『わたし』と『あなた』の違いだけでいい。

          『麒麟がくる』をやっと見終えた。で、すごい余韻。裏切りはいかに正当化されたか。

          先週2月7日に最終回をむかえた「麒麟がくる」、途中録画が溜まっていた部分があって昨日やっと見終わった。 途中放送中断があったものの、当初の予定通りの放送回数で完結した。 結末が分かり切っている明智光秀の生涯をどうやって描くのか放送当初から楽しみにして見ていたのだけれど、すごかった。最終章の展開があまりに重厚で、見終わってこんなに余韻が残るドラマは久しぶりだ。 『どっち側から見るか』が違うだけで結末まで変わる「麒麟がくる」はその歴史を『どっち側から見るか』に挑んだ作品だっ

          『麒麟がくる』をやっと見終えた。で、すごい余韻。裏切りはいかに正当化されたか。