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許せないことを手放す意味

これって許せない!と思うことはあるものですがこんなとき、どうしましょう。

最近あなたがとくに思う許せないことは、どんなことですか?

また許せない人はいますか?

どんな人?

その人の何が許せないのでしょう?

例えば、私よりたくさん給料をもらっているくせにこの仕事ぶりは、許せない!とか。

友達のちょっとした言葉や態度とか。

身内の言葉や態度だったりすると、もっと腹立たしいかも。

小さなことなら大したことはないですが、許せない!が口グセになっている人もけっこういないでしょうか。

もしかしたら、何か自分について許せないことを抱えている人もいるかもしれません。

自分が許せないのも、大変です。

自分が許せないと、こんな私だから~してはいけない、というように、自分にいろいろ制限をつけるようになります。

例えば、幸せになってはいけない、とか。

なんだか、罰を与えようとするみたいですが、自分に対してよくないことをしようとする気持ちが働くのですね。

だって自分は許せないくらい、「悪い人」なんですもの。

何かを許せないままの状態が続くのは、精神衛生上良くないので、許せないことが出てきたら、許してしまおう、と気持ちを変えてみるのがお勧めです。

これもクセのもので、そうしていると許せないようなこともそうそうたくさんないのが実感できるようになります。

許せないことを目にしたら、反面教師にして私はやらないぞ、と思えばいいかもしれないですね。

その許せないこともひとつの役割を果たしてくれている、と認めて流してしまうといい。

許せないことを許す、手放す、気にしない、ことにしたら、ずいぶん心も気持ちに楽になれるはずです。

それに、許せない!という状態でいるのは不自然だから。

もっと私たちの本来の姿は、穏やかで優しい気持ちのはず。

そうありたいと思わない人も少ないはずです。

さて、手放すというか許すのが具体的にどういうことか、どういう意味な、とよく聞かれることがあります。

一番わかりやすいのは、その許せないことについて考えない、という感じです。

許せないのがなぜ大変かというと、許せない!

許さない!と思っているから、そのことについて何度も頭の中でリプレイしては、また腹を立てて、と繰り返し自分のエネルギーを使っていること。

腹を立てるエネルギー(怒り)も相当なもの。

許せないときは、そのことについて常に許さないよう、相当エネルギーを使っているということにもなります。

悪いテレビ番組や映画なら、もう見ない選択をするように、許せないことももう頭の中でリプレイしない、それを見て時間を無駄にしない、というように意識してみるといいのです。

許すことが、自分にとってプラスになるとはそういうことです。

許せずに腹を立てている時間とエネルギーをセーブできたら、その時間をもっと有効に使えるはず。

誰かを許してしまったら、その人が私を苦しめたことが帳消しになってしまうのではないか、と思ったりもしますが、それも、本当はそうじゃないはず。

帳消しにするわけではありません。

もうそれは終わったこと、にしておくのです。

記憶は残っているけれど、もうそのことについて心の中でリプレイしては苦しまない、という選択。

確かに苦しめられたけど、もうそのことについて苦しまないようにしよう、と自分で思えるからいいのです。

これができると、心はもっと自由になって、楽になれるはず。

楽になった分だけ、エネルギーをもっと自分にとって大事なことに向けられます。

手放すことで自分を解放して楽にできるのって、良いですね。

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