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「 Kindleのビジネス書籍の読み方術Ver2(情報整理編)」

前回の記事「Kindleのビジネス書籍の読み方術」では、共感した文節の前後を読み解き、What、Why、Howに色分けするロジラテ読書術を書きました

今日は、もう一歩進んだ学習法をお話します。
それは色分けした文節を、さらに情報整理するロジラテ整理術です。

学んだ知識を知恵に変えて、すぐに実践できるようになりたい。。。
学んだ知識をすぐ思い出せるようにしたい。。。

を目指す方は、是非最後までお読み下さい。

1.おさらい_ロジラテ読書術の効能


おさらいになりますが、ロジラテ読書術の効能は、

文節をWhat、Why、How、Resultに色分けて、なぜそこに共感したのか簡単に思い出すことができる点です。

2.知識を知恵に変えるロジラテ整理術


ロジラテ読書術は、共感した部分をWhat,Why,Howに色分けして、効率良く知識を記憶する方法であると述べました。

しかし、
ビジネスマンが学んだ知識を実践するには、知識を自分流に体系化する必要があります。つまり知識を知恵に変えることです。

コンサル、セミナー講師は、クライアントが欲する知識と実践方法をカスタマイズして提供することです。これも知識を知恵に変えることですが、、、

 ただ、書籍を読んで共感しただけでは出来ません。
 ただ、メモを溜めるだけでは出来ません。

知識を知恵に変えるには、まず知識を整理し、その上で実践を繰り返していかないと知恵にはなりません。

3.ロジラテ整理術とは、文節をストーリーにすること


1)ロジラテ整理術の実践方法


例として、「LIFE SHIFT2-100年時代の行動戦略」の一節を下図のようにWhat(何があって)、Why(何故そうなって)、How(何をする)に色分けしました。

[
「LIFE SHIFT2-100年時代の行動戦略 東洋経済新報社より引用」

この書籍を完読したら下図のようにA4を三つに分けて、色分けした部分をレポーティングします。

1~2列目までは、What,Why,Howを抜粋して箇条書きを記録します。
場合によってはWhy,What,Result、Howのように順番が入れ替わることもありますが、それは気にせず書き込みます。

右端の3列目は、キーワードを書き込んでおきます。
後で、思い出したいことがあったとき、このキーワードリストはとても役に立ちます。

2)What,Why,Howをフカンするとストーリーが見える


レポートをフカンすると、以下のようにストーリーが浮かび上がります。

①What 何が起こったのか?
 脳の中に「探索システム」という生理的回路が存在するそうだ

②Why 何故それが起こったのか?
 脳は、新しい事や難題に直面すると、探索システムが活性化するから

③How 何をするのか?
 ●探索システムが活性化するとモチベーションがあがる
 ●人は探索すると喜びを感じるから、探索行動を促せば良い

キーワードを繋げると、こんなストーリーが出来上がります。
脳には探索システムが存在し、新しい事や難題に直面すると、探索システムが起動してモチベーションがあがる。
だから人をやる気にさせるには、探索行動を起動させれば良い。

4.ロジラテ整理術は面倒か?

結論を先に言ってしまうと、たしかにレポーティングは面倒です。

400ページの書籍の場合、約3時間程掛かります。
ただ、得られる価値は想像以上に高いんです。

例えば、、、

●問題解決に様々なソリューションの引き出しが増えます。

●学んだ知識を、自分の言葉として話すことができるようになります。

●時々レポートを目を通すだけで、学んだことをすべて思い出せます。

学びを実践に変えて成果を上げたい人。
セミナーやコンサルティングで、的確なソリューションを提案する必要のある人には、ロジラテ整理術はお奨めです。

是非、トライしてみて下さい。

ロジラテ読書術についての詳細は、この記事をご覧下さい。





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