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「世界で戦える人」になるコミュニケーション術と勉強法

企業や学校では、英語教育に重きを置いています。

家庭では、インターナショナルスクールや海外留学を考える父兄が増えてきています。

たしかに英語は、外国人とコミュニケーションをとるために重要なツールですが、それだけでは共感を得たり、戦うことはできません。

コミュニケーションとは、「英語」ではなく、
コミュニケーションとは、「共感を得たり&戦って成果を勝ち取る」

ことが目的であって、英語はそのためのツールというお話をしたいと思います。

1.英語はもの凄く役に立つツールです。

相手がどこの国の人であっても、海外で仕事をするビジネスマンであれば、たいてい英語ができます。

ある意味、英語はWindows(OS)みたいなものですが、OSでは成果をあげることはできません。

成果をあげることができるのは、その人が持つスキル、知識、知恵、体験を体系化したアプリです。

つまり、どんなに素晴らしいOSを持っていても、優秀なアプリをもたない人は成果を上げられないということです。

Toeic900点を目指す!
これは素晴らしいことですが、それと同時に外国人と戦うためのアプリを身につける必要があります。

1.外国人の「値踏み」に耐えられるか?


ビジネスの場においては、高い英語力交渉力が求められます。

自社の強み、製品の説明、相手にとってのメリットなどのカードを、どのタイミングで、どのカードをどう切るか?を考える。

しかし、この戦い方ができるのは、知名度がある企業の場合です。

もし知名度のない企業の担当者が、単身乗り込んで交渉する場合は、もっと厳しいことが起こります。

それは、値踏みされるということです。

わざと無理難題を要求されたり、「いじめ」に近いことをされたとき、これを「いじめ」ととるか「値踏みされている」ととるかで戦い方が違ってきます。

以前、事例として長男の記事を書きました。

彼は、高校卒業してすぐにブラジルのプロサッカーチームに入団しましたが、そのときチーム員から値踏みをされた話です。

値踏みを乗り越えると、どうなるか書きましたのでご一読下さい。

2.身に付けなければならないことは「知識を体系化したコンテンツ」です。

グローバルで活躍するためには、値踏み以外にもう1つ身につけることがあります。

それは自分の知識、知恵、体験を体系化したコンテンツです。

例えば、海外のお客様に訪問すると、ビジネスが終わると必ずディナーやランチに招待されます。

何故なら会食は、その人の本性が大方見えてしまうからです。

われわれのビジネスに、どんな考え方や姿勢を持っているのか?
われわれの歴史文化に、興味を持っているのか?
日本の歴史文化を、どこまで知っているのか?

などです。
これがないと「あぁ こいつインテリジェンス低い奴だなぁ」
と思われてしまいます。

3.私のキツかった値踏み体験

欧州の大手輸送機器商社で商談が終わり、会長、社長、上席役員からディナーの招待を受けたときの話です。

内心「きたー。。。やっぱりなぁ。。。やだなぁ。。。」と思いつつ、地元で有名なレストランに行くことになりました。

こんなこともあろうかと、一応その国のGDP、GNP、為替変動や、業界のトレンド、日本の経済状態など学習しておいたのですが、3時間のディナーには耐えらるはずもなく。。。。

ディナーが始まると、案の定、社長から機関銃英語で日本の経済について質問が飛んでくる。

「あぁ もうネタ切れだぁ。。。。」

っと思ったところ、ソムリエが次ぎのワインをどうするか聞いてきたので、
「この料理なら〇〇地域の〇〇品種がいいなぁ」

っと伝えた瞬間、機関銃社長が
「お前は、ワインが好きなのか?」

この後の展開は、もうワインの話で盛り上がり、その後もその社長とは随分仲良くさせて頂きました。

つまりコミュニケーションに求められることは、英語力よりアウトプットの質だと思うのです。

3.グローバルで戦う意味

コミュニケーションの
仕事の目的は、アウトプットで成果をあげることです。
個人的な人間関係の目的は、アウトプットで共感を得ることです。

グローバルでビジネスをするということは、お互い国籍、文化も違うのですから「仕事」と「個人的な人間関係」はセットです。

ですから英語+自分のコンテンツが必要です。

自分のコンテンツを、自分のビジネス、日本の歴史文化、個人的な趣味などの知識、知恵、スキルを体系化しておけば、その国の歴史文化に接したときに値踏みに耐えうる話ができるようになります。

皆さんはいかがお考えでしょうか?





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