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最近読んでいる本(20) #204

読んだ本のストックがたまってきたので感想を書き残したいと思います。


トラウマや不安、痛みって本当に不思議──でも私は大丈夫、と言える本
スティーブ・ヘインズ (著)、マシ・ノール (著)

↑トラウマ、不安、痛み、許しについてイラストとともにそれらの仕組みや向き合う方法などが書かれています。マンガというよりイラストと一緒に書かれている感じでした。翻訳本なので読みやすいようで読みにくいですが、内容的には症状が出る仕組みなどをとても詳しく書いてあり、ハッとさせられることが多かったです。許すことの難しさを感じつつ、加害者を許すことは自分を許すことということに納得しました。これらのことを意識してトラウマや不安などと向き合っていけたらいいなと思いました。


すうがくさんぽ
前田 まゆみ (著, イラスト)

↑文庫本くらいのサイズでかわいらしいイラストがたくさん描かれた「すうがく」についての本。前田まゆみさんのかわいらしい動物のイラストとともに数学を易しく描かれており、数学から離れていても、読んで懐かしさを感じながら改めて気づくこともあり、読んでいて楽しい。後半は難解な部分もありますが、易しく簡潔に説明されていたり、かわいらしい例えがあったりして読みやすいです。前田まゆみさんのかわいらしいイラストを他の本でもみてみたいと思いました。


愛しのオクトパス――海の賢者が誘う意識と生命の神秘の世界
サイ・モンゴメリー (著)、小林由香利 (翻訳)

↑サイ・モンゴメリーさんの動物愛にあふれる1冊。ブタやイヌ、タコなどさまざまな動物と暮らし、豊かな感性をもっているサイさんのタコの物語は、深い愛を感じ、細かな観察からリアルに想像ができ、読んでいて心が豊かになる感覚がありました。何匹かのタコたちの出会いだけではなく、サイさんをとりまく環境にいるさまざまな生き物たちを鮮やかに表現しており、自分も海の中にいるかのような気持ちになりました。ひとつのストーリーの中にもたくさんの生き物と人が登場し、ワクワクしながら読みました。ナショジオの書籍も読みたいと思います。


ダブルワークからはじめる カフェ・コーヒーショップのつくり方
市川ヒロトモ (著)

↑副業からはじめるコーヒーショップのつくり方を詳細に紹介しています。コーヒーショップを開くために必要な手続きや、店舗選び、器具選びについて詳しく記載されており、いろんなメリットデメリットを知ることができて大変参考になりました。豆の知識がそんなになくてもいいとは書いてありますが、コアな層も一部いると思うので、豆や焙煎の知識はあった方がいいんじゃないかなとは思いました。0からはじめるより、少しでも副業ではじめておくことの重要性に気づかされ、それぞれの細かいことについて勉強になりました。


エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする
グレッグ・マキューン (著)、高橋璃子 (翻訳)

↑限られた人生の時間と好きなことをするために、不必要なことを取り除き、優先順位をしっかりと考えて行動することの大切さを改めて実感できました。エッセンシャル思考と非エッセンシャル思考の違いについても詳しく書かれており、非効率な仕事の仕方から抜け出し、エッセンシャル思考のもと自分を追い詰めない仕事の仕方を構築していくことへの助言がたくさん詰め込まれています。特に「断り方」についての記述は大変参考になり、実践できれば何でもYesと言ってしまう苦しさを取り除ける気がしました。ビジネスにおいて大変役立つ思考だと思います。


希望の牧場
森 絵都 (著)、吉田 尚令 (イラスト)

↑東日本大震災の原発事故により隔離された場所で畜産を営む牧場主の話。自分も被災し、福島で放置され死んでいく牛たちを目の当たりにした経験から、この本を読んで当時の言葉にならない切なく悔しい気持ちが沸き上がってきました。何に希望を見出だすのかこれが正解なのかと葛藤するなかでも、牛を飼って育てていく牧場主の心境を考えると胸が苦しくなります。この絵本がもっと多くの人の目に入り、読んでほしいと心から思いました。


MY FAVORITE ASIAN FOOD
LLC インセクツ (著)

↑アジアのさまざまなご飯を素敵なイラストとちょっとしたエピソードを添えて紹介しています。日本の鰻や名店のご飯、韓国や台湾などのご飯を紹介していますが、どのイラストも独特でひとつのイラストとして引き込まれるし、エピソードも親近感のわくもので、読んでいて楽しいです。巻末の海老きゅうのストーリーもほっこりとしました。独特な世界観が面白い本でした。


あした死のうと思ってたのに
吉本ユータヌキ (著)

↑4コマ漫画。あした死のうと思ってたのにというストーリーが思いの外深くて、じーんときてしまいました。生きることに意味を見出だせなくなることもあるなかで、生きる意味を模索し見つけていくことの尊さを改めて感じさせられました。他のストーリーにも心の葛藤やトラウマなどが繊細に表現されており、読んでいて胸が苦しくなりました。昔の出来事から立ち直ることがどんなに大変で辛いことかを体感した気がします。それでも前を向いて生きていくことはひとりでは成し遂げられないなぁと感じました。


ヘビ、トカゲ、ヤモリ 嫌われ者たちのララバイ
松橋利光 (著)

↑爬虫類がどうして嫌われているかを改めて知ることができますが、それ以上にヘビ、トカゲ、ヤモリ、ワニのかわいさ、かっこよさに気づかされます。意外とぬるぬるしてなくてツルツルしてることや、ペロッとする仕草が何のためなのかなど、誤解されていることについてなど爬虫類嫌いな人に向けての説明がしっかりとされています。筆者の爬虫類好きな様子が感じとれるエピソードも綴られており、親近感がわきます。爬虫類が好きな人も満足できる内容なので気軽に読めるしおすすめです。(あらららさんおすすめの本😊)


書店員は見た! 本屋さんで起こる小さなドラマ
森田めぐみ (著)

↑書店員の著者が出会った人とそのエピソードが綴られています。2ページほどの読みやすいストーリーと、最後にそのなかでおすすめした本を2冊紹介しています。漫画が多めで女性向けの本が多いですが、読みたくなる本がいくつかあったので、早速記録しました。こんな書店員さんがいる本屋があったら通いたいなぁと思いながら読み進め、どのエピソードもほっこりするものだったしサクサク読めました。この本を読むと本屋さんに行って本に触れたくなります。書店員さんの本でも特に読みやすくて読んでいて楽しかったです。


愛しのローカルごはん旅
たかぎ なおこ (著)

↑たかぎなおこさんがいろんな街を旅してその地のご飯を食べていく。美味しそうなローカルメニューのイラストと写真にお腹がすいてきます。今回は行ったことのある場所や食べたことのある食べ物が載っていて、たかぎなおこさんの再現度の高さを改めて実感できました。たかぎなおこさんの本は旅行に行きたくなったり走りたくなったり、いろんなやる気を出させてくれます。自分もローカル旅がまたしたくなりました。


サメ映画大全
知的風ハット (著)

↑ありとあらゆるサメ映画を1冊にまとめた良本。あらすじやキャストについて、そしてその映画の評価がお世辞なしに綴られており、これから観る人、もう観た人どちらにとっても面白い内容となっています。おすすめ度、トンデモ度、恐怖度なども★で評価しておりわかりやすいです。こんなサメ映画あったなぁと思いながらも、忖度なしのストレートな評価には共感しかなかったです。本のページの側面にサメが浮かび上がったり、パラパラ漫画が描いてあったり、筆者のサメ愛を感じる1冊でした。


すべて忘れてしまうから
燃え殻 (著)

↑表紙に惹かれて読んでみました。燃え殻さんのことはそれまで知らなかったのですが、ありのままにご自身に起きた出来事や周りで起きたことについて綴っており、飾らない書きぶりに親近感がわきます。あぁそうだよなぁと思えることや、そんなことが起きるのかとびっくりするようなことまで書かれており、テンポもよく、引き込まれました。3ページほどで1つのテーマが書かれているので読みやすいです。各テーマに合ったイラストも描かれ、それを見るのも楽しかったです。コロナ媧での心境の変化なども書かれ、しみじみと寂しさを感じました。



他に読んだ本、今読んでる本、これから読む本↓


次回のオンライン読書会で紹介したい本もあるので、いくつか読んだ本についての感想を省いていますが、次回それらも書き出したいと思います。

今回は比較的いろんなジャンルの本を読みました。

少し多くなったので感想を次回に持ち越したものもありますが、また近いうちに書きたいと思います。

図書館で予約していた本がまとめて入手できそうなので、それらの本を読みつつ、おすすめいただいた本も読んでいこうと思っています。

他にも翻訳本で読みたい本がたくさんあるのですが、どれもボリュームがあるので読むタイミングを考え中です。

今月も読書をゆっくりマイペースに楽しんでいきたいと思います。


ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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