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読書感想『能鑑賞二百六十一番』 ★★★☆☆

本の表紙


  🔼 復曲能、新作能と現在の能曲目を一冊にまとめた。                     

画像引用元:amazon.co.jp


本の内容:『能』の予習本。

 色んな『能』の紹介本があるなか、この本は要約だが多くの能演目がまと

められている。『物語』として『能』を読みたい人に最適。


本の満足度

   子供向け   ★☆☆☆☆    読みやすい  ★★★☆☆
   大人向け   ★★★★☆    作品紹介   ★★★★★

   総合     ★★★★☆


良かった点:どんな種類の『能』があるか一目でわかる。

 基本、1曲1ページで紹介されているので、261通りの物語がすぐ読めてし

まう。


うーんな点:これをもって知った気になってほしくない


 抽象化され、解釈も人それぞれなのが『能』の醍醐味。これ一冊でなく、

他の書籍や、実際の能鑑賞をしてほしい。


あとがきにかえて:これでも曲目はもれていた。


 ここまでやっても書籍からもれていた曲目がある。例えば『一石仙人』。

『一角仙人』に似た題名だが、聞き及ぶところ、これはアインシュタインの

ことを指すそうだ。曲目からもれた新作能、復曲能もまとめた書籍がほし

い。


<参考文献>

淡交新書『能鑑賞二百六十一番 現行謡曲解題』 金子直樹 淡交社 2018