情熱の、河村隆一選手権 in NY
<はじめに>
そっと静かに幕を開け、そっと静かに幕を下ろした僕の過去記事、3年B組 金八先生選手権。
ニューヨークのアメリカ人の友人達に、ドラマ金八先生のオープニングを叫んでもらい、真の金八イズムを持つアメリカ人は誰なのかを競ったこの大会。
他の記事と比べ、圧倒的な労力と情熱を注いだこの記事を書き終え、一つ思った事があった。
二度とやんねぇ。
大変だった。
まずは友達に協力をお願いするところから始まり、音声を送ってもらい、そこから編集。採点を行い、そののち記事を書く。
書き終えた僕に残ったものは、達成感と同じ量の、疲労感。
想像以上に大変だった。
そしてそれ以上に僕を襲ったのは、
俺、なにやってんだろう感
たくさんの素晴らしい noter さん達の、素敵で知的な記事を読めば読むほど際立つ、
僕のゲテモノ感。
...............…恥ずっ。
そのあまりのくだらなさと羞恥心から、
" このタイプの記事は、これが最初で最後になったかもなぁ。"
グラスに入ったウィスキーを見つめ、そう一人つぶやいたあの日から、4か月が経った。
.........….........…
なんか、また、やりたくね!!?
なんだ、この疼きは。
あんなに大変だったのに、あんなに恥ずかしかったのに...…...…
なんか、またやりたい!!
" くだらない事、トコトン追及 "
これが僕の、note のテーマである。
ブレずに、突き進め、ばちょめん!
ということで...............…
情熱の、河村隆一選手権 in NY の開催をここに宣言する!!
<大会概要>
僕の大好きな河村隆一。
Luna Sea の時の彼も、ソロの彼も、大好きだ。
そんな彼のソロ曲の中で、ひときわ際立つ感情爆発の曲。
それが、「Glass」。
誰にも心を開けない男の、ストレートなラブソング。
サビの部分で雄叫びとも言える感情が、爆発する。
これを、僕のアメリカ人の友人達に歌ってもらいます。
そして厳正な採点基準に基づき、見事優勝したものには、
" 河村イズム、NY支店 " の称号を授与いたします。
この曲をご存じない方は、こちらのリンクから確認して頂けたら幸いだ。
3:09 ~ 3:23 の 14秒間だけでいいので、一度再生して頂けると、よりこの大会の深みを感じて頂けるはずだ。
この14秒間に該当する部分「つかまえていてね、いつまでも」の箇所が、今回友人達に歌って頂くものになる。
<採点基準>
全てを5点満点とし
1、音程
2、声量(情熱)
3、ナルシスト感
4、つかまえていてね感(歌詞への感情移入)
この4つのポイント計20点満点で競って頂く。
どの友人が、一番情熱をもって歌い上げるのか。
さぁ、いでよ、河村イズム NY支店!!
<開幕!!>
それではこちらで音声を再生、一時停止をしながら、採点を見ていただけたら幸いだ。
河村隆一選手権、開幕!!!
【エントリーNo 1 クレベル】
金八先生選手権、影のMVPと称される、エクアドル系アメリカ人。
1、音程 1点
2、声量(情熱)2点
3、ナルシスト感 1点
4、つかまえていてね感 1点
<寸評>
圧巻の「そうじゃない感」。20点満点で驚異の5点を叩き出す。
トップバッターとしてしっかり幸先不安にさせる貫禄のクレベルイズムが、ここに炸裂。
大丈夫だ、この時点で、君の優勝は、ない。
【エントリーNo 2 ザック】
僕の義弟のうちの一人。まさか自分の姉が僕と結婚したことにより、こんな事をさせられる事態になるとは。人生とは、奇なり。
1、音程 1点
2、声量(情熱)3点
3、ナルシスト感 1点
4、つかまえていてね感 2点
<寸評>
とりあえずみんな、音程なんとかしてくれ。
" (いつまで)Ro- " の部分に少しだけつかまえていてね感を感じたのがせめてもの救いか。
ザック、ナイストライだ。ただ河村イズムの壁は、まだまだ高い。
【エントリーNo 3 ミッシー 】
金八先生選手権でも活躍した彼女。今回は紅一点。もともとは妻の友人だが、着々とばちょめんワールドに引きずり込んでいる。
1、音程 3点
2、声量(情熱)4点
3、ナルシスト感 2点
4、つかまえていてね感 4点
<寸評>
河村隆一通り越して、若干の中森明菜感半端ねぇ。
" (いつまで)Yo- " の部分を聞き終えた時、彼女の旦那にはいつまでも彼女をつかまえていてほしいと願った。
ミッシー、凄くいいよ。
【エントリーNo 4 ダン 】
金八先生選手権、ディフェンディングチャンピオンの登場だ。今回の河村隆一選手権をお願いした時、「後で子供と奥さんが寝てから、こっそり静かに録音する」との事だった。そりゃそうだよな。恥ずかしいよな。子供、泣いちゃうよな。
1、音程 5点
2、声量(情熱)1点
3、ナルシスト感 2点
4、つかまえていてね感 2点
<寸評>
奥さんと子供が寝静まった中、ばちょめんのわけのわからないお願いを叶えるために立ち上がった男のささやき。
採点とかどうでもいいよ、誰も起きなかったかい?
一人でコソコソ深夜に録音してくれただけで、君が影のチャンピオンさ。
誰もつかまえていなくても、僕がずっとつかまえているからね。
河村ばちょめんより
【エントリーNo 5 二回目のザック 】
すでに音声を録音、それを僕に送信し終えているはずのエントリー No 2 ザックから、再度電話がかかってきた。
ザック「もう一度、やらせてほしい」
義弟よ、ハッキリ言おう。これは、そんなに志高く挑むものではない。
ザック「もう一回、頑張りたいんだ」
謎のモチベーションに包まれたザックを、もう止める者など、どこにもいない。
それなら見せてくれ。君の、最高の、河村イズム。
1、音程 1点
2、声量(情熱)5点
3、ナルシスト感 1点
4、つかまえていてね感 5点
<寸評>
やりきったかい?誰よりも志高く、その眼差しは鋭かったね。
圧倒的な、つかまえていてね感。
もともとつかまえていた人達も、逆に離れていくんじゃね?
情熱がしっかり乗った君の歌は、河村隆一とは全く関係ない未知の世界へ飛んでいったように思う。
アッパレだ。
<結果発表>
様々なドラマが生まれた今回の河村隆一選手権。
大会とは非情なもので、優劣をつけなければならない。
今回参加してくれた全員に感謝を持って。
それでは大会優勝者を発表する!!!
河村隆一選手権 in NY
栄えあるチャンピオン、" 河村イズム NY支店 " の称号を得たのは、
総合得点、13点を叩き出した、
エントリー No 3
ミッシーに決定!!!!!!
<大会総括>
数々の難敵、くせ者に囲まれた今大会で、しっかり王道を貫いた彼女に軍配があがった。
ニューヨークの喧騒に、人知れず河村イズムを宿した一人の女性が、今日も人生を謳歌する。
国境と性別を越えたその隆一イズムが、今後も異国の地で育まれていくに違いない。
そんな事に一人想いを馳せながら、この大会を閉幕する。
最後に彼女に優勝した旨伝えるメッセージを送ったところ、
.........…全く返信がない。
.........…
本人全然興味ねぇ!!
最後までご一読、ありがとうございました。