- 運営しているクリエイター
2024年1月の記事一覧
[日記]【‘‘漂泊の抄’’】
先日、宮崎駿氏の「君たちはどう生きるか」がゴールデングローブ賞を受賞した。
ゴールデングローブ賞の特徴というのは、エンターテインメント性や華やかさを重視する傾向にある作品に与えられる作品であり、アカデミー賞の前哨戦とも呼ばれている。
「君たちはどう生きるか」についての考察、感想は私が以前に書き記したものを参照して頂けると、お分かりになると思います。
*『揺蕩う素養』Ⅳ.心の遍在/参照↑
ゴー
[日記]【‘‘気になる映画’’】
今年の夏頃に猿の惑星シリーズの最新作である『猿の惑星/キングダム』が映画化されることを知り、とてもワクワクしている。
猿の惑星は、1968年からシリーズが始まり、人が高度な知能を持つ猿に支配された未知の惑星がある設定と、猿が人間の言葉を理解して人とコミュニケーションを行えることが出来るという最先端な進化を遂げ、人と猿が戦争を起こすこととなるシーザー三部作もまた名作であります。
映像美はもちろんのこ
【感想】映画『PERFECT DAYS』
-『PERFECT DAYS』における、映像表現の到達点-
『PERFECT DAYS』という映画を鑑賞しました。
俳優の役所広司さんが主演を務めた映画であり、ここ最近見た映画の中では、断トツに素晴らしい作品でありました。
監督は、ビム・ベンダース監督ということで、過去に『ベルリン・天使の詩』を見たこともあり、こちらも感慨深い名作だったので期待していた通りに想像以上に映画史に残るだろうと思わせ
【感想】映画『波紋』
『波紋』という映画を見た。
とても、感慨深い作品であり、日常がある日を境目に少しずつ崩れていく物語で、須藤依子という一人の女性の視点から家族の姿を淡々と描いており、緑命会と呼ばれる新興宗教を信仰し、心の拠り所を模索しながら、祈りと勉強に時間を割くことが彼女の生きがいでもある。
ある日、突然、夫が彼女の前から失踪して、十年振りに帰ってくることから、彼女の日常、心は次第に崩れていく。
その間に、彼女は
【感想】映画『LOVE LIFE』
『LOVE LIFE』という映画を見てから、しばらく思考が止まり、いつもなら見たところで特に印象的だったところを言語化出来るはずなのに、それがこの映画では難しいことのように思えました。
妙子という女性は、二郎と呼ばれる男性と再婚して幸せな日常を過ごしていたのだが、元夫との子供である敬太に、ある出来事に襲われることになります。
失踪した前の夫で父親であったパクが戻ったり、二郎の元カノであった山崎と
【感想】映画『窓際のトットちゃん』
先日『窓際のトットちゃん』の映画を見に行きました。
映画を見た感想としては、とても素晴らしい感動的な作品であり、物語の後半にかけてのクライマックスまで涙が止まらなかった。
アニメーションの『窓際のトットちゃん』を見るにあたり、原作は読んだことがありませんでしたが、純粋な気持ちで黒柳さんが体験した幼少期の時代の様子を予備知識なしで触れることは、あえて読まなくて良かったと思いました。
トットちゃんは、