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【人生ノート296】人の魂を感動さすのは熱と誠とである。決して、単なる智識や技能ではない。

信用を得よ


信用は永遠かつ無限の財貨である。何はなくとも信用さえあれば、どんなことでも出来るものであり、さしてもらえるものである。信用のない人は、どれだけの智識があり技能があってもダメである。

信用を得るためには、相応の熱と誠とがなくてはならぬ。人の魂を感動さすのは熱と誠とである。決して、単なる智識や技能ではない。

現代の青年中には、この容易なる鉄則を忘れ、むやみに智能をみがくことをもって、生涯の能事とする者の多いのは実に遺憾のきわみである。

信用を得ることを目的としての言動は、すでに、それ自身においてけがれている。自己を忘れて、その人のために、その団体のためにつくす時において、はじめて真にみとめられる。その間、これはなかなか一通りの心がけではできぬ。そして、普通以上の心がけでなくては、永遠不滅の財産は、わが身につくものではない。また、この財産なくしては、永遠の仕事ができようはずがない。

『信仰雑話』出口日出麿著

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