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日の出の歌うたわむ

何ごとも大みめぐみと嬉しみて朝な夕なに活き活きてあり

ある時はうれしく清くある時は悲しく濁るわが心かな

すめ神のまけのまにまに生れきてまけのまにまに死(まか)りてぞ行く

冬もよし夏もまたよしそれぞれにそれのみが持つ美しさなれば

泣くもよし笑ふもよけれ世の中はとてもかくてもある侭にあれ

真善美はてしも知らぬ神の世の宝とらむと吾は出でたつ

限りありこの現し世のいささかを何か望まむ神に在るわれ

朝ぼらけ日出づる海にわれ立ちて日の出の朝をいまぞ歌はむ

ただ祈れただ祈るべしただ歩みただ歩むべしいつか到らむ

吾といふ小さきものをふり棄ててこの天地となれよ一つに

石ひとつ水一滴も心よりをろがむ人に神は降らむ

今ぞわれこの天地ををろがまむくしびの神の天地なれば

くしびとも妙とも言葉なかりけり何とか言ひてたたへ奉らむ

ひれ伏して父ををろがめお母を見よとはに汝(な)を待つその父母を

『信仰覚書』 出口日出麿 

これまでのお示し

天地一切への感恩
https://note.com/azumanohikari/n/ne95c96878b9e

夫婦は愛によって結合している
https://note.com/azumanohikari/n/na20983559c8b

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