マガジンのカバー画像

【人生ノートMagazine】おおそうだ、愛は無限だ

23
人生ノートの中から特に教育、愛情や好意など誰かへの情について、夫婦の結婚や恋人同士など男女の関係などについてのところをまとめています。
運営しているクリエイター

#幸せ

【人生ノート 182ページ】 ただ単に、そうしたいから為す、というのでなくして、ある思いをこめてする行為は、いずれにしても、汚れている。

他人を通しての自己愛タバコのきらいな人の前で、やたらに煙をふきかけるのは確かに無礼だ。しかし、タバコを好む人の顔に煙を少々ふきかけたところで無礼ではない。 裸体はいやしいと思い込んでいる人のまえで裸になるのは無礼だ。しかし、最奥天国ではほとんど裸だ。 礼儀にかなっているとか、無礼だとかいうのも、要するに、好意そのものにあるのではない。そう思うからそうなのである。 ○ ある目的のために人に尽力するのは、要するに、その人を通して自己を愛するのである。何ら目的なしに、愛する

【人生ノート 183ページ】 神の宝座は各自の心中にある。鬼も仏も心からだ。

 理想を急激に実現せんとしてはいけない。とにかく、少しずつでよいから、着手して改善していって、漸次に、実地にあたってそお呼吸をさとり、一歩一歩、向上をはからねばならぬ。 つぎにまた、何事でも一事に執着し固着してはいけない。一切は流動性において活きているのであるから、つぎつぎに目先を変え、内容を変えてゆかねばならぬ。 ○ 理屈は大抵知っているが、実行ができないだけだ。 ○ すべて画一的にキチンと計画することはおろかなことだ。 ○ 想念の世界であるから、相互によりよ

【人生ノート 184ページ】 相応の理によって、善言は善意を喚び起こし、悪言は悪意を呼び起こすことになる。

善言は善意を喚ぶ 利己観念の強い人ほど、物ごとを正当に公平に価値づけることはできぬ。彼等はつねに自己ちょうものを、その中へ取り入れている。 卑怯な者は、一面、また非常に残酷なところがある。彼等はつねに自己の安危をのみ土台に、物ごとを観ているのだ。 世間のせまい者ほど自己を知らない。それはつねに、ある意味において、鳥なき里のコウモリであるからである。 ○ ほめられて怒る者はなく、けなされて喜ぶものはない。 暴言悪語ほど人を後悔せしむるものはない。 たとえ大悪人にした

【人生ノート 212ページ】 苦労すればするほど可愛さがましてくるものである。

手数をかけるほど愛は生ずるものである。親が子を育てるにしても、なかなか一通りや二通りの苦労ではないが、苦労すればするほど可愛さがましてくるものである。 すべて、面倒や手数をいとうていては、何ひとつ真に自分のものにすることは出来るものではない。 ある団体のためとか、ある会のためとかいう場合でも、自分が身を入れる度が大なれば大なるほどそれらに対してより強い愛が生じてくる。 要するに、身を入れただけ、面倒をみてやっただけしか自分が拡がらぬものである。  『信仰覚書』第七巻、

沁みあう生活

楽しい時も、苦しいときも、それは事柄ではなくして気分です。自分のやってをることが非常に苦しく、難局であっても、自分を助けてくれる人、自分を知って居る人が、周囲に少し居っても生き甲斐があり、幸福感がある。世の逆境から立って立身出世した人の背後には、必ず神仏、両親、師匠等よりの絶えざる愛と信との流入があった。愛信の授受、そこに眞正の和がある。和から来た仕事でなければ本当のものではない、永遠性がない。和は神の心で、宇宙自然の姿であります。 其の和には順序と云うものと、それから犠牲

呼吸

人間は、こちらに愛情があれば、相手に少々わるいところがあっても、案外、気にならないものです。 その時のコツというか、呼吸というか、そういう経験を、よくとらえておいて、どんな人にもひそかに好意をもってもらいたいと思います。 これが、とりもなおさず地上を天国化するのに大切な要素でありましょう。それで、自分の思うことを主張するのであれば、人のいうところも理解しなければなりません。 これまでのお示し 焦らず、あわてず、おどろかずー安心立命の秘訣ー https://note.com/

夫婦は愛によって結合しているものである

問「智恵証覚が一致せないと、夫婦はおなじ霊界に住むことは出来ぬということですが … そうすると、ただ今の現界での夫婦は大抵みな離ればなれになってしまいますか」 答「夫婦は特に愛によって結合しているものであるから、たとえ智恵証覚の度が多少相違していても、その勝れた一方が、劣れる他方のために一段さがってしばらく生活している時は、やがて両者の想念が平均してくるから、その時はじめて両者は一体となる喜びを得、足なみをそろえて向上することが出来ます。 現界はすべてが理想の世界ではないの