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【人生ノートMagazine】念うところ世界なり

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人生ノートの中から人生の生き方や日々の生活に沿ったことについてに書いてあることに焦点を当ててまとめてみました。
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2022年5月の記事一覧

【人生ノート313】この世がこわれてしまってもおれがある限りおれは進もう。

進まねばならぬ そうだ、進まねばならぬ、まっしぐらに 河があろうが、山があろうが、地震だろうが、火事だろうが そうだ、おれは進まねばならぬ 泣き泣きでも、歯を喰いいしばってでも 元気に愉快に感謝にみちて 毎日々々、時々刻々、おれの魂がなくなってしまうまでは ドンドン進むよりほかにてはない 雨が降っても風が吹いても たとえこの世がこわれてしまっても おれがある限りおれは進もう。 ○ 固める力と解く力 二つの力があるわいな 固まって解かれて また固ま

【人生ノート311】慢心と野心とは、つねに省みて、こっから先も持たぬようにせねばならぬ。

慢心と野心 真に健全なる心身でなくては、真の神人合一の境にはなり難い。 ちょっとの混りものがあっても、それが非常にこたえて心身を悩めるものである。 各人はよく常に省みて、自己がまだ不健全である時には、いよいよ万事にひかえ目に、自分はまで人間として不完全なものであるということを悟って、陰徳をつむべきである。 しかし今の世では、心身ともに真に完全無欠だという人は甚だまれである。特に善きみたまの人ほど、一時、外見が見ぐるしい場合が往々ある。 各人が副守護人の支配を脱して、

【人生ノート309】体験なき人に力はない

体験の人たれ青年は夢多きものである。その夢のヴェールをかなぐり棄てて、いさぎよく人生の戦場におどり出るべきである。理想は理想として、みにくき現実を一歩一歩踏みしめてつつうすむべきである。現在の足場を知らずして、なんの建築ができよう。体験なき人に力はない。多岐多端、変転複雑きわまりなき活社会をほかにして、どこに学校があり教室があろう。 新日本の青年はすべからく机上の空論をやめ、お座敷水練をやめて、単刀直入、活社会にふれて悟るべきである。 とくに、近代教育の弊は、人間をして機

【人生ノート308】まず相手の現在の心境をよく諒解してやらねばならぬ。

感ずるままに 「自分は孤独だ、世の中の奴はみな路傍の人だ」などと、いわゆる、世のなかを冷眼視している間は、決して悟っているのでもなんでもない。これは、その人の心が狭小なからであって、も一歩すすんで、どんな人とでもお互いに打ちとけさえしたならば、みな親子である、同胞である、ということが腹の底からわかって来なくてはならぬ。また、どんな人に対しても頭から「あいつは悪い奴、けしからぬ野郎だ」などと思うのは間違いである。「あの人は、いまこうした心の段階におるのであるが、やがて、これこ

【人生ノート307】生活信条七訓

(出口日出麿先生七訓) 一、物事を決して悔まぬこと。 一、言いわけを決してなさらぬこと。 一、絶えず真剣な努力をなさること。 一、頼まれないでも親切のありったけを尽されること。 一、ご自身の功名手柄を決して自家広告なさらぬこと。 一、偉そうなふりを決してなさらぬこと。 一、物に執着のないこと。

指先一つを僅かばかり動かす仕事でもよい、何かをしている人は幸福である。

実地に呼吸を飲み込め 何かしていなければならぬ。そして、今やっていることに一心にならねばならぬ。仕事に全心身を打ち込んで、それを完成さすことに愉快を持つようにならねばならぬ。 苦しい時、くしゃくしゃする時でも、何か、とにかく、一生懸命に仕事をしているならば、知らず知らず時間が経って、その難関を知らず知らず通過することができるものである。ジッとしていて考えてばかりいるのあ、かえって、その苦悩をますばかりでなんにもならない。 どんな平凡なこと、小さいこと、たとえば、指先一つ

【人生ノート305】公平に自分自身が分かるようになったら一人まえである。

自分が分かれば一人前 癖はなかなか直らぬものだ。そのくせ直すには、よほどの忍耐と努力と細微な苦心とを要する。 自分で自分は分からぬがちのものであるから、よくよく公平無私に省みて、自分の悪いくせを知って、これを少しずつ直すように心がけねばならぬ。 公平に自分自身が分かるようになったら一人まえである。 『信仰覚書』第六巻 出口日出麿著 これまでのnote