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本の話をしよう

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読み終わった本たちについて。良くも悪くも正直な読書感想文。
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記事一覧

21冊目『東京の空の下オムレツのにおいは流れる』/石井好子

 玉子というものは、いまではどこの家の冷ぞう庫にも、常時二つや三つおいてある、手近にある…

吾妻燕
4年前
6

20冊目『巴里の空の下オムレツのにおいは流れる』/石井好子

おいしいものというのは、なにもお金のかかったものではなく、心のこもったものだと私は信じて…

吾妻燕
4年前
4

19冊目『ガイドブックには載っていない 本当は怖い沖縄の話』/神里純平

 6冊目『平面いぬ』/乙一 の冒頭でも書いたが、夏になるとホラーものが読みたくなる。  加…

吾妻燕
4年前
1

18冊目『いまさら翼といわれても』/米澤穂信

 <古典部>シリーズ六作目にして、初めて四六判も発刊された本書。  四六判発刊当時、文庫…

吾妻燕
4年前
13

17冊目『ふたりの距離の概算』/米澤穂信

<古典部>シリーズ五作目となる『ふたりの距離の概算』  本書から古典部員──奉太郎・える…

吾妻燕
4年前
13

16冊目『遠まわりする雛』/米澤穂信

 高校生活での忘れられない思い出は、学校行事のそれだけに止まらない。勿論、最も色濃く残っ…

吾妻燕
4年前
9

15冊目『クドリャフカの順番』/米澤穂信

 トラブル無しでは終われない。順調に進むこともあれば、不測の事態にてんやわんやすることもある。小さな出来事も大きな出来事も、良くも悪くも青春の一ページとして記憶に残るだろう。それが文化祭だ。 『氷菓』『愚者のエンドロール』を経て、本書『クドリャフカの順番』で遂に迎えた神山高校文化祭──通称『カンヤ祭』も、大小様々なトラブルに見舞われている。  我らが古典部は、発注ミスにより文字通り「山のような文集」を抱える事態となる。ある程度売らねば部費が無駄になってしまう。何より折角作

14冊目『愚者のエンドロール』/米澤穂信

 同著者による『氷菓』──<古典部>シリーズの二作目。時間軸としては前作から時が進んで、…

吾妻燕
4年前
6

13冊目『氷菓』/米澤穂信

 過去の記事でも書いたかもしれない。或いは記事をいくつか読んで下さった人は察しているかも…

吾妻燕
4年前
10

12冊目『小説 言の葉の庭』/新海誠

 梅雨の季節。雨が降ると読みたくなる本がある。  そのうちの一冊が『小説 言の葉の庭』です…

吾妻燕
4年前
12

11冊目『dele3』/本多孝好

『dele』『dele2』の続編。  本書が発売される情報を入手したのは、ブクログの新刊情報だっ…

吾妻燕
4年前
5

10冊目『うまくいっている人の考え方 完全版』/ジェリー・ミンチントン

 時々、如何しようもなく「自分はダメな奴だな」と思う時がある。  例えば学校や仕事場で、…

吾妻燕
4年前
5

9冊目『人騒がせな絵画たち』/木村泰司

 学生時代、美術館や展覧会によく足を運んだ。“よく”と言っても、毎日とか毎週末ってわけじ…

吾妻燕
5年前
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8冊目『dele2』/本多孝好

 前作『dele』の続編。  祐太郎の妹・鈴の死と圭司の車椅子、そしてドラマ版には登場しない人物・夏目の謎が(ちょっぴり)明らかになる三篇が収録されている。  鈴の死後、真柴家に圭司の父親が病院側の弁護士として訪れて──云々などの流れは、ドラマ版と変わらない。しかし、本書の方が、もっとずっと闇が深かった。  これまで祐太郎が「データ消す前に開いてみようよ」と提案しても必ずNOを示していた圭司。珍しく積極的にデータを開けた時点で「こりゃあ何かあるな」と予期していたけれど……