世界観ホラーゲーム「Garten of Banban2」のアクの強さを語りたい#ネタばれあり【ガーデンオブバンバン2】
こんにちは、水無瀬あずさです。
前回に引き続き、世界観が強すぎるホラーゲーム「Garten of Banban(ガーデンオブバンバン、正しくはガーテンオブバンバン)」の2作目をプレイしました(長男が)。前作1作目は体験版で無料だったのですが、今作は2作目で有料です。Steam版は680円。私のプレイするiPadではやや安く、400円です。
ぶっちゃけ前作である意味おなかいっぱいだったので、有料ならもうやらなくていいかなと思っていたのですが、長男(中2)が「お母さん、これでnote書きたいでしょ?俺も続きが気になるから、お小遣いで買うわ」と謎の優しさ(?)を見せてくれたのです。我が子の真心を踏みにじるわけにはいかないので、せっかくだしお言葉に甘えることにしました。それにしても、本当の優しさってなにかね。
「Garten of Banban2」、無料だった1作目と比較するとボリュームが厚く、最終的にクリアまで2時間程度かかりました。400円の元は十分取ったんじゃなかろうかと思いますね。ということで今回は、ワーキャー楽しませてもらったGarten of Banban2のプレイ日記を書いていきたいと思います。前作同様、作品のネタバレを含みますので、「先を知りたくない」という方はここで引き返してくださいね。最新作4の発売が今から楽しみすぎてわくわく。よろしくお付き合いください。
Garten of Banban2とは
Garten of Banban2(ガーデンオブバンバン2)は、2023年にSTEAMで発売されたホラーゲームです。子どもたちが消えたと噂の「バンバン幼稚園」に、我が子を探すべく一人で潜入した主人公。幼稚園のゆるキャラ的なモンスターから逃げつつ、ドローンを駆使して謎を解きながら地下へ進んでいくアクションホラーゲームです。果たして主人公は、我が子を無事に救い出すことができるのでしょうか。詳しくは前回の記事を参照してください。
世界観の強さから一躍話題となった本作品、むしろ世界観しかないと言っても過言ではないアクの強さが特徴です。人気のYoutuberたちも続々と実況プレイしているようで、エンディングまで目が離せない話題作です。私の大好きな「ぴくとはうす」のぴくとさんもプレイしているので、どんな雰囲気か見てみたい方はぜひチェックしてみてくださいね。
Garten of Banban2プレイ雑感
ということで、Garten of Banban2を最後までプレイした長男の様子を見守っていた私が、Garten of Banban2のプレイ雑感などを語ります。「お前はプレイしてないくせに」とか言うことなかれ。
何があった?ジャンボジョッシュ
前作の終盤でエレベーターに乗ったところで襲い掛かってきた緑の巨人ジャンボジョッシュ。本作では開始直後、倒れています。死んでんか?
見た感じ、エレベーターが落下したようです。てかそもそもエレベーター落としたの君だからね、自業自得だね、うん。ということで、近くに落ちているカードキーやドローンのリモコンだけ回収して先へ進むのでした。
ドローンは今作でも唯一のトモダチ。今作では色を自由にカスタマイズできるようになりました。ちっちゃいお帽子も被せられます。オシャレね!
ネタバレになりますが、ジャンボジョッシュは実は死んだわけではなかったようで、のちほどピンピンして再登場しますよ。
ぼっち?クモ?天井のナブナブ
前作同様、今作でもキャラクター勢揃いの壁の絵を見ることができるのですが。何か変わっていることに気づきますね。
カタツムリと茶色の口でっかいの、そして左に謎の青くてやつが増えています。キャラクター一人一人の名前も、前作では書いていませんでしたね。しかし何度見ても、うん、可愛くない。
壁の絵でとりわけ異彩を放っているのが、左側の青いキモイやつ。仲間外れにされているような、勝手に一人で離れているような。進んでいく先で名前が発覚しますが、彼の名前はナブナブ。「banban」を逆さから読むと。「nabnab」となります。バンバンと何か関係がありそうですね。
先へ進むと、壁に書かれた意味深なメッセージを発見。「クモは実在する」。いやもうコレどう見ても次に来るフラグ!
そして迫りくる、クモの恐怖。クモって言うか、クモって言うか!上に!上に!!
天井を見ていると、ナブナブがにょにょにょにょっと視界に入ってきて、絵づらがシュールすぎて呆然としている間にいっきに襲ってくるので「ギャーーー!」となります。知っているはずなのに叫んじゃうね。
なお、ドアップで襲ってくるナブナブを撮影するために、何度も何度も長男にゲームオーバーになってもらったのはここだけの話。「今ちょっと遅かった!もう一回お願い!」と、8回ほどトライしてようやく撮影されたベストショットです。素晴らしい歯だね!
さらに、逃げ延びた先で視線を感じて振り向くと、やっぱりいるナブナブ。いいから早く家に帰れ。
赤なのに悪者?バンバン
今作では、幼稚園の名前にもなっているバンバンが満を持して登場します。しかしそれはヒーローとはかけ離れた悪役的な雰囲気。主人公にカードキーを集めるよう指示しておきながら、後ろから殴りつけるという暴挙に出るんです。意識が朦朧とするなか、なんとか目を開けるとそこには・・・赤いアイツが立っているのでした。
バンバンは終盤にも再登場し、主人公を殴ったことを軽めに謝るそぶりを見せるのですが、これまた地味にイラっとします。もっとちゃんと謝れやと。
スーパー戦隊とかだと、赤ってセンターで正義感の塊みたいなキャラクターだと思うんですけどね。バンバンはそういうんじゃないんですかね。
ちなみに、Garten of Banban2は日本語に対応していません。英語は簡単なのしか分からないマンの私なので、ゲームのプレイ中は雰囲気でなんとなく理解することにしています。だいたいのストーリーはYouTubeで知っているしね。あと、困ったときはGoogleレンズで文字認識&翻訳を使ってしのぎます。Googleレンズ超有能、ありがとうGoogle!ということでこの記事にある日本語訳は、Youtubeチャンネル「HODORI【ホラーゲーム解説・考察】」の動画から抜粋したものを使用しています。
カラフル?キャプテンフィドルズ
バンバンに気絶させられ、目が覚めたところは謎の研究棟でした。しかも、壁の絵でも見た一等身の「キャプテンフィドルズ」が、なぜかカラフルな姿であちこちに倒れているのです。なんて不気味なんだ。
壁のナビゲーションを見るに、どうやらカラフルなキャプテンフィドルズ1体1体から、注射器を使って謎の液体を抽出しなければならないってことのようです。
前作からずっと登場している「ジバニウム」という物質、それがキャプテンフィドルズから抽出した謎の液体なのでしょうか。果たしてこの幼稚園、怪しい科学実験でもしていたんですかね。謎は深まるばかり。
サイコパスNo.1バンバリーナ先生
本作で最も見どころと言えるのが、初登場のバンバリーナ。白いボディでおそらくバンバンの彼女的ポジション、可愛らしいキャラクターを想像しますよね。ミニーちゃんみたいな。
そんなバンバリーナ女史は、オピラバードからの再襲撃(後述)で逃げている主人公を救ってくれたかと思いきや、なんとも言えない不気味な空間へ主人公を招き入れるのでした。
どうやらバンバリーナは、この不気味な教室の先生という設定らしい。「遅刻だよ。今回は初日だから許してあげるけど、また遅刻したらボコボコにするわよ」とセリフもいかがなものかと。
バンバリーナ先生に「座れ」と言われて、座らずにそのまま立っていたところ・・・
駆け寄られ、先生がドアップになったと思いきや、ボコボコにされてゲームオーバー。壁の絵で見た可愛らしいイラストとは全然違うやんか!
バンバリーナ先生の教室のルールは、移動禁止・食事禁止・私語禁止・呼吸禁止・質問禁止・トイレ休憩禁止で、守らないとボコボコにされるのです。ていうか呼吸禁止だと死んでしまうわけだが。なんというサイコパス!
授業では、バンバリーナ先生からいろいろな設問が出されます。超難問の計算問題を出してきたかと思えば、「不幸+失望は?」という謎問題が出てきたり、「親切な人の例」として「絶大な苦痛を与える」という回答を正解にしたり。不正解になると、怖い声で「Wrong!」と言われ、バンバリーナ先生にボコボコにされます。過ちは許されない世界。それにしても先生、顔!かお!
サイコパス以外の何物でもない先生ヤベエ。スキを見て授業から逃亡して事なきを得ました。「今度はいい先生になろうと思ったのに!」と怒るバンバリーナ先生。いい先生の定義とは。。
バンバリーナ先生はここだけではなく、終盤になって再び登場します。いわく「お前はずっと悪い生徒だった!」と、すごい形相で追いかけてきます。ちゃんと授業も相手してやったやんけ、なんやねんお前!
ここはとりあえず逃げます。捕まると再びボコボコにされるので、そりゃ逃げますよね。
バンバリーナ先生から逃げる途中、あちこちで大正義ジャンボジョッシュが登場して邪魔をしてくるのです。何や構ってちゃんか!とは思いつつ、まあそれほど害がないので適当にいなして逃げていると・・・
なんとジャンボジョッシュがバンバリーナ先生をつぶしてくれました。これで世界の平和は守られた。ありがとう、ジャンボジョッシュ!
バンバリーナ先生が潰されたところからカードキーを拾い、主人公は先へ進むのでした。
オピラバード再び!小鳥カワイイ
前作に引き続き、怪鳥オピラバードがあちこちで登場します。製作者、オピラ好きすぎやろ。
その後も、バンバリーナ先生のサイコパス授業を抜け出すと、何やら視線を感じます。見てみると・・・なんかいっぱいいる。
これはオピラバードではなく、その子どもたち、オピラキッズです。よちよちピヨピヨかわいい。一匹だけ色違いがいますね。
キッズたちを離れた場所にあるボートに集めた状態で、次の部屋へ続く扉を開きます。扉の先にはオピラバードが控えていて、何もせずに開くと普通に襲撃されてゲームオーバーしちゃいます。しかしキッズをボートに集めておくと、オピラバードは子どもたちのもとへ一直線で行ってしまうので、襲われずに済むってわけね。意外なところで母の愛を見ることができました。
高速!スローセリーヌ
オピラバードから無事逃げられたら、次に登場するのは黄色のカタツムリ、スローセリーヌです。
スローセリーヌは、目玉が普通の時は止まる、離れたときに動くことで逃げられるという注意書き。ならほど、だるまさんがころんだの要領ですね。
と思って、満を持してスローセリーヌのもとへGO。どんな世界観を見せてくれるかしら、わくわく。
スローセリーヌに襲われることなく、あっさり次の部屋へ移動できてしまいました。本来なら、動いちゃいけないとこで動いてしまい、スローセリーヌが超高速で襲ってくるはずなのですが。どうやら、スローセリーヌが動き出すより前に長男が操作を始めてしまったため、襲われる前に終わってしまった模様。ふんがー!
「スローセリーヌに襲われるスクショを撮りたかったのに!」とブーブー文句を言う私。「うまくやったのに文句言われるとか理不尽すぎる」と長男。はたして正しいのはどっちだ。
続く?
ということで、バンバリーナ先生がジャンボジョッシュに潰された先のエレベーターを下ったところで今回のストーリーは終わり。なかなかもりだくさんの「Garten of Banban2」でした。
前作はお試し版だったことので短かったですが、今回はたくさんのモンスターに襲われる羽目になった主人公。普通だったら一瞬でやられていると思いますが、なかなか強運の持ち主なんですね。何とか生き延びた。それにしても、ところどころで登場するジバニウムという謎の物質が気になりますし、モンスターたちがなんで動いているのか、主人公を襲ってくるのかも謎です。続きが気になるところですね。
このまま長男がGarten of Banban3まで買いそうな雰囲気なので、私は隣でワーキャー言いながら生暖かく見守ろうと思います。さも自分がプレイしたかのようなレポート、次回もお楽しみに。