Webライターの「種まき期」と「収穫期」について考える~高単価案件獲得のために実践している仕事術とは
こんにちは、水無瀬あずさです。理由はないけど連続投稿が3日続いたので、やる気があるうちに継続してみようと思います。
さて、早いもので、Webライター開始から1年半が経とうとしています。不思議なことに、書くことは全く苦にならないものだから、本業・副業のあとでnoteまで書いちゃったりして、ライターという仕事は本当に天職だったと感じています。勧めてくれた夫に感謝。
ライターになるための方法として、スクールに通ったり講習会を受けたり、資格を取ったりといった方法がありますが、私はそういうことは一切せずにここまで来ました。なぜなら、型にはまっていないことが私の魅力だと思ったから。私の文章って、飛んだり跳ねたり不規則に乱高下するけど、リズムがあって味があるとも言ってもらえたりします。決して上手ではなくても、誰かに添削されるんじゃなくて、この自分の文章で勝負したい!って思ったんですよね。
自力でずっとやってきたので、仕事が取れなかったり注意を受けたことはあります。でも試行錯誤しながら1年半やってきて、これはこれで間違いじゃなかったんだと、ようやく思えるようになってきました。
そこで今回は、そんなWebライター2年目の気づきと、最近実践しているライティングテクニックを記録しておこうと思いました。初心者ライターさんの参考になるのか、ならないのか・・・どうだろう。正解は人それぞれ、自分に合った方法で続けられるのが一番ですけどね。よろしくお付き合いください!
Webライターの「種まき期」「収穫期」
ベテランのライターさんはさておき、私のように駆け出しに毛が生えた程度のライターとなると、継続で依頼をいただいていた仕事が急に途絶えたりして、それがなぜか重なったりして、仕事が急に減る時期があったりします。
ああ、どうしよう、仕事が無くなっちゃうと思って、焦って営業活動をするんですが、そんな時ってだいたいうまくいかないんです。焦りが文章に出てしまうんですかね、案件に応募してもほぼ受からない。たぶん、どんな優良ライターさんだって、焦ったらいい文章って書けないんだろうなと思います。文章を書くためには、精神的な安定が不可欠なんです。
私はこういう仕事が途切れた時期、「今は種をまく時期なんだな」と考えるようにしています。種をまいてから、芽生えて花が開き、収穫できるまでにはずいぶんと時間がかかるもの。結果はすぐに出ない、焦らず確実に行こう。と自分に言い聞かせるのです。
そうやって平常心を確保してから、案件に応募します。種をたくさん撒いても、全部が全部芽が出るわけではないように、応募だって採用されないのが普通だと思うことです。返事が来たらラッキーくらいに思うこと。それでも、種をなるべくたくさん撒くことが大事です。「雉も鳴かずば撃たれまい」と同じですね(なんかちがう)。そもそも営業活動って、地道にコツコツとやるしかないもんですから。
応募して返事が来たら、種が芽生えたってこと。お仕事を1件とりあえず受注出来たら、花が開いたってことです。で、継続してお仕事がもらえるようになったら、これが収穫期。継続してもらえなかったら、実は付けなかったってことですね。そんなこともあるドンマイ、次に行こう次に。せっかく来た収穫期だって、いつまでも続くわけじゃありません。でもなるべく続くように、クライアントと信頼関係を築き、着実に納品を重ねていくことが大切ですね。
「ぜひこの人に依頼したい!」って思われるライターになれると、収穫期が長く続くことが期待できます。そんな人に、私もなりたい。
Webライター2年目、最近気づいたこと
2年目にして最近気づいたことなど雑感を箇条書きで。
私の文章力、上がってる!
どこが?って言われると難しいんですけど。実感として、なんとなく昔より文章力が上がったような気がしています。飛んだり跳ねたりは、昔より減った気がする。まだまだ文章力で勝負できるレベルではないかもしれないですが、キャラクターを生かしたコラムとかを書けるライターになりたいです。ちなみに私が目指すライターは、山本一郎さんですよ。
クラウドワークスには魅力的な案件が多い
手数料を取られるのが癪なので、多媒体にもいろいろと手を出してみました。indeed、Wantedly、エンゲージなど。いくつかお仕事を貰えることにはなりましたが、案件の多さは断然クラウドワークスだなと。バリエーションも豊富で、何よりUIがいい。わかりやすくて。文字単価0.1円とかの粗悪案件が多いものの、もろもろを他と比較してみると、クラウドワークス、なかなかやるやないか!と思いました。手数料あってクソとか言ってごめん。面白そうな案件も多いし、単発・継続いろいろあるから、仕事を探すのが楽しいですね。
応募で落ちても別案件でスカウトされる
最近クラウドワークスで多い現象なのですが、高単価案件に応募してみたら、「今回は別の人に頼んだけど、他の案件で依頼したいんだけど」と個別で連絡をいただけることが増えました。実績を提示しているので、文章レベルを理解したうえでの逆スカウトってやつですね。ありがたい。この場合、だいたい高単価はそのままに私のキャリアに合った依頼(だいたいエンジニアとかIT関連)のテーマをいただけるので、仕事も大変やりやすくて助かります。駆け出しで実績が少なかった頃にはありえなかったことなので、続けていて良かったなあと思う今日この頃です。
複業、「現役」であることの強さ
Webライターとして仕事をこなしていると、時々忙しくて本業を煩わしく感じることもあります。でもだからといって、ライター一本でやっていく気はありません。なぜかって、エンジニアの仕事も好きだって言うのもあるけど、エンジニア×ライターという組み合わせの強さを実感しているからです。「現役」って付くだけで説得力が違うらしく、エンジニア系の執筆に関しては高単価の案件でも割とすんなり決まったりします。
そうでなくても、昨日書いたリスキリングもしかり、これからの時代を長く働きながら生きるためには、たくさんの武器(スキル)を持っておく必要があります。どれかで躓いても他のものでカバーできる、これが理想。私もエンジニア、ライターと、あともう一つくらいは仕事にできるスキルを身に付けたいんですよね。
私の実践するライター仕事術!
副業Webライターなんて言っていますが、まがりなりにもお金をいただいて仕事をする「プロ」であるべき。なので、知識レベルの日常的な底上げが不可欠だと考えます。そのために私が実践していること7つをご紹介します。
日常的に本を読む
昨日の記事でも書きました。日々学び、日々知識をアップデートしていくことが大切なのです。たぶん。
最新ニューストピックスをチェック
本を読むほかに、日常的にやっていることとして、最新ニュースのトピックスは必ずチェックしています。たとえば政府がこんな新方針を出しましたとか、こんな見解を発表しましたとか。詳しくは知らなくてよくて、トピックだけ知っておくことが大事です。多すぎて全部なんて覚えられないからね。
政府動向や国の管轄する組織の発表内容は執筆における一次ソースになるものなので、頭に入れておくことで記事の質を上げられます。そんなに難しいことでもないんですが、出来ている人は少ないようで、これをするだけでクライアントさんにかなり喜んでもらえます。
必ず「テキスト」で執筆
納品形式はクライアントによって、ワードプレス、テキスト、Googleドキュメント、ワード、スプレッドシートなどとさまざま。でもどんな形式の納品だったとしても、私は必ず「テキスト」で執筆作業をします。なぜかって、フォントや文字の大きさとか他のことが気になって中身に集中できないからです。
駆け出しのころ、クラウドワークスでワードプレスで納品する案件を受けた際に、「可もなく不可もない」みたいな評価をいただいたことがあります。それは初めてワードプレス入稿する仕事だったんですが、ワードプレス上で執筆を行ったところ、文字装飾とかフォント、体裁が気になってしまって、今考えると中身がスッカスカなものを仕上げてしまいました。本当に指摘の通り、悪くはないけど良くもない記事だったんだと思います。それからというもの、フォントや体裁を一切気にしなくていい「テキスト」で下書きをし、推敲の段階で納品する形式にコピペするというやり方に変えました。
このやり方がいいのか悪いのか定かではありませんが、それ以降は低い評価をいただくことがなくなりました。ただ、その1個の微妙な評価のおかげで、私のクラウドワークスの総合評価は★5ではなくなりましたけども。しょぼん。
推敲は声を出して
noteを書くようになって仲良くなったtomo茶さんの、この記事。
辻仁成さんの文章教室に参加されたそうで、そこで、辻さんほどの人でも遂行には音読をしているということを知りました。自分の文を疑ってみる姿勢が欠かせないんだとか。勉強になるぅ~!!
この記事を見てから、私も推敲の際には音読するようになりました。家族がいるとちょっと恥ずかしいので、誰もいないことを確認してからね。音読してみると、目視ではなぜか気づかなかった誤字脱字、そして文章のデコボコ加減に気づきます。文章の不自然な流れ、よりいい言い回しを遂行しなおすいいきっかけになるんです。素晴らしいことを教えていただいたtomo茶さん、ありがとう!
ということで私の推敲は、下書き⇒目視⇒音読⇒Googleドキュメントに張り付けて文法をチェックして完了です。クライアントによっては、このあと文字数チェックやコピペツールのチェックが入ります。
1本の記事を2~3日に分ける
以前の記事でも書きましたが、何文字の執筆であっても複数日に分けて執筆します。なぜかって?飽きちゃうからだよ!
3000字の記事であれば、数時間で書けたりするけど、あえて書かない。半分だけ書いて、翌日残りの半分をやります。すると、前日書いた半分の記事を読み返したとき、「あれ?これおかしくない?」とか「ちょっとスムーズじゃないな」とか気づくことがあるんです。前日の自分の記事なのにね。日にちをあえて分けて書くことで、客観性が確保できるんですよ。あと、同時進行でいくつかの執筆をこなせるのもメリットだと思います。
書きたくないときは書かない!
究極はこれ。どうしても気分が乗らないときは、もう諦めて書かない!ただし、これをやるためにはあらかじめのスケジュール調整が必要。なので私はいつも、「書かない日がある」ことを前提に、かなり余裕のあるスケジュールを組みます。
「納品が早ければ早い方がいい」とか言う人もいますけど、無理なものは無理なんでね。何より企業のちゃんとした案件だと、そんな直近のスケジュールなんて提示されないのです。だいたい2週間ぐらい余裕があるんで、かなり長いスパンで考えられます。この日は絶対に集中しなきゃいけない!という日をあらかじめ決めて、その周辺で緩やかにスケジュールを組みます。無理なら翌日に延ばして、翌日の作業量を増やす。微調整を繰り返すことで、執筆は無理なく進められるのです。
結び
Webライターになってからもうすぐ1年半になるのを記念(?)して、私がライターをやっていて感じた「種をまく時期」と「収穫時期」について書いてみました。っても人によって受注の状況だったり条件ってさまざまだとは思うので、あくまで私はこんな感じでしたよってことが伝わればいいなって思います。
と言っている間に、ようやく今月の締めが完了。ゴールデンウィークがあったので今月は少なかったけど、おかげで本を読んだりゲームをしたり、有意義に時間を過ごせたのは嬉しかったです。インボイス登録番号も届いたことだし、来月はもう少し本腰を入れて副業の仕事を増やしていきたいです!ライターのみなさん、ともに頑張りましょー!!