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12月、クリスマスキャロルの思い出に耽る~稲垣潤一とは無関係

こんにちは、OgAzです。連日投稿しているのは、月初のためWebライター業の依頼待ち状態だからです。時間を持て余すとnoteに走る病。

12月になり、今年もあと1か月だなんて信じられない気持ちですが、有終の美を飾れるように邁進していきたい次第です。と今月の抱負を述べたところで、問題です。クリスマスってみなさん何の日でしょう。「バカにするんじゃないよ」と思われたかもしれませんが、どうどう。クリスマスはサンタさんが来る日であり、チキンとローストビーフを食べてスパークリングワインを飲む日であり、恋人たちがラブラブチュッチュする日ですが、それ以前に救い主イエスのお誕生日であります。「キリスト」は名前ではなく「救い主」という意味。だから名前はイエスだけだよ。YES!

かくいう私は中学高校大学とキリスト教の学校に通っておりまして、毎年この時期になると学生時代の日々を思い出します。そして毎年何気なく口ずさんでしまうのが、クリスマスキャロルです。稲垣潤一ではありません。神を讃えてクリスマスにたたえて歌う讃美歌のことです。

ということで今回は、クリスマスのお話や思い出などとともに、懐かしい思い出のあるクリスマスキャロルを何曲かご紹介したいと思います。年の瀬ってかんじ!(早い)

我が家のクリスマス

12月になりました。ハロウィーンも落ち着いて、世の中の風景もすっかりクリスマス一色になる時期でしょうか。引きこもりすぎて世の中の様子が全く分かりません。

我が家も満を持してクリスマスツリーを出しました。時間があまりなかったので飾りつけは控えめに。

ちなみにNITORIのツリーです

リビングの飾り棚、通称「ピカ棚」もクリスマスデコレーションになりました。黄色と赤・緑のコントラストが鮮やかでいいね。

ポケモンセンターのサンタピカチュウたち

クリスマスツリーを家で飾ろうと思うようになったのは、子どもたちが赤ちゃんの頃だったように思います。それまでは「家にツリー?狭いんだから場所もないし、必要ないっしょ」と思っていましたが、子どもたちに季節感を感じてほしいと思ったのがきっかけ。忙しいとなかなか飾る暇もないけれど、ツリーが部屋にあるだけでちょっと特別な気持ちになれるから不思議ですね。我が家にサンタさんはもう来ませんが

子どもたちが小学校に入るまでは、何とか頑張って「サンタさんからのプレゼントだよぉ~!」というくだりをやっていました。プレゼント隠すのにもう必死です。ただ、小学校に上がったタイミングで急に疑り深くなるんですよね。「サンタさんなんていないって友達が言ってた」から始まり、「実はパパとママなんでしょ?」の探り、プレゼントを渡した後の「この包装紙、100均のやつじゃないの?」という疑念。もうね、だんだん面倒くさくなってきたんです。

雑な母親ですみません

それで、小学2年になった長男に「お母さんから話があります」と真剣に切り出しました。名付けてサンタさんカミングアウト。正座だよ。
私「サンタさんなんて実はいないの。パパとママがプレゼントをあげてたんだよ」
長男「・・・えっ」
私「うすうす気づいてたんでしょ?」
長男「そうだけど・・・そうだけど・・・知りたくなかった~!」
泣き出す長男。夢を母が大パンチで砕いた瞬間でした。ごめんなさいよ面倒くさくなっちゃったんだよ。
次男はまだ幼稚園でサンタさんを信じている時期だったので、長男には「次男くんには言っちゃだめだよ、言わなければ長男くんにもちゃんとパパとママがプレゼントを買ってあげるからね」としっかり口止め。真面目な長男は言いつけをしっかり守って次男の夢を守ってくれました。

次男が小学2年になったタイミングでも、同じくサンタさんカミングアウトを実施。泣き出した長男とは対照的に、「ふーん。何となくそうかと思ってた」とケロリと返してきた次男でした。「でも今年もプレゼントはくれるんだよね?」と確認も忘れません。しっかり者め。

キリスト教学校歴10年!

中学校・高校は私立の女子高に通っていました。カトリックの伝統校で、学校の敷地内には修道院があり、シスターたちが暮らしていました。校長先生もシスターでした(今は違うみたい)。神父様はいなくて外部からたまに話をしに来ていたほか、先生方の多くは洗礼を受けたクリスチャンでした。あ、ちなみに私はクリスチャンでも仏教徒でもない無宗教者です。

入学時に教材とともに新約聖書を購入、毎週1時間「倫理宗教」通称「倫宗」の授業があり、シスターが授業をしてくれました。シスターによって授業はさまざまで、ひたすらに聖書を読み教義を教えられたり、「映像で見る聖書」というドラマ仕立てのものを見て感想を書いたり、アコースティックギターを肩から下げてやってきて聖歌や手話曲をみんなで歌うなんて授業もありました。今考えるとなかなかユニークな授業でした。

生徒手帳には「主の祈り」という、イエスが弟子たちに直接教えたと聖書にも記されている祈りが書かれており、多くの授業で始業時に立って全員で詠唱しました。今でも普通に言えるのだから、6年間の刷り込み教育ってすごいものです。

天にましますわれらの父よ、
願わくは、御名(みな)の尊まれんことを、
御国(みくに)の来たらんことを、
御旨(みむね)の天に行わるる如く地にも行われんことを。
われらの日用の糧を、今日われらに与え給え。
われらが人に赦す如く、われらの罪を赦し給え。
われらを試みに引き給わざれ、
われらを悪より救い給え。アーメン。

「主の祈り」

最後に「in the name of the Father, and of the Son, and of the Holy Spirit,Amen」と言って十字を切るまでが1セットです。

大学はキリスト教でも新宗派、いわゆるプロテスタントの「メソジスト派」でした。別にキリスト教だから入学したわけではなくて、キレイなキャンパスが気に入ったのです。

カトリックとプロテスタント、なじみがない人には「何が違うの?」と思うかもしれませんが、意外と大きな違いがあるんですよ。知っておくと自慢できるかもです。

  • カトリックの宗教従事者(男性)は「神父」、プロテスタントは「牧師」

  • カトリックの神父や修道女(シスター)は神の従事者であるため結婚が認められていない。一方プロテスタントの牧師は結婚できる

  • プロテスタントにはシスターがいない。

  • プロテスタントは偶像崇拝が認められていないので、教会にキリストの像などがない。

もし教会に行くことがあれば、イエスやマリアの像があるかどうかを確認してみましょう。あればカトリック、十字架のみのシンプルな教会ならプロテスタントです。華やかなステンドグラスなどもプロテスタントの教会にはありません。パッと見ればわかる違いなので、覚えやすいと思います。夫もこの話をしたら「そうなんだ!知らなかった!」と驚いていました。

信心は学校では育たない

そんな生粋のキリスト教教育を受け続けた私ですが、今このとおり、信心の「し」の字もございません。すみません。10年も教育を受けてもこのざまです。神も仏も困ったときにはすがるけれど、基本的に信じていません。学校でいくら神の素晴らしさを説かれても、本人に敬虔な心がなければ信心は欠片ほども育たないものだと、身をもって証明した私でした。逆に言えば、信仰心を強要しなかった学校は立派だったということでもあります。マインドコントロールとか縁遠い話でしたね。

中学の頃、神社にお参りしたときに父が「神様は願い事を聞いてくれるけど、別に叶えてくれるわけではない」と言っていて、ああ私この人の娘だなと心から思いました。イヤほんとその通りですよね。結局、願い事をかなえられるのは自分でしかないのです。同様に、自分を救えるのは自分しかいない。

キリスト教に深く触れる機会を得た結果、学問としての宗教には非常に興味を持ちましたが(神道、キリスト教、仏教などなど、どれも興味深くて時間があれば勉強したい)、内容はなあ。結局どれも理想論だよなと冷めた目で見ていた気がします。「右の頬を殴られたら左を差しだせ」って言うけど、差し出したらたぶんもうボコボコにされちゃうじゃん。考え方は立派だと思いますが、理解はできないかな。それにしてもシスターたち元気かなあ。

おすすめクリスマスキャロル

というわけで、学生時代によく歌ったクリスマスキャロルを一部ご紹介します。知っている曲、ありますか?

こよいしも(O Holy Night)

Youtubeでは英語ですが、学校では日本語訳「こよいしも」でした。合唱コンクールで高校の課題曲に選ばれることが多く、中学の頃は「早く高校生になってあれを歌いたい!」と思っていた曲です。サビに向けて徐々に盛り上がっていく感じが合唱曲として最高で、3部合唱がカチッと合ったときのゾクゾク感がたまりません。

もろびとこぞりて(Joy to the World)

中学1年のころの合唱課題曲でした。「もろびと」ってひらがなで書いてあるから、なんかいつもトウモロコシのことを思い浮かべていたのはここだけの話です。

荒野の果てに

無声劇に合わせて歌う合唱曲でした。「グローーーーーーーーーーーーーーーリア」というサビの部分で息が続かないので、だいたいみんな酸欠になりながら歌った思い出。「隣の人と息継ぎのタイミングをずらせ」と言われて、んな無茶なと思いました。

冬の夜の雪に咲き初めたる

クリスマスキャロルとしてはマニアックで知らない方も多いかもしれませんが、メロディがとても美しくて大好きな曲です。サビ部分で
ソプラノ「アーーーー」
アルト「来りて拝め、讃えまつれや、救いの御子主イエス君を」
と別れる部分が、キレイに合わさると最高の気分になります。

天使と羊飼い

ミュージカルみたいな合唱曲。初めて聞いた中2の頃から「卒業までに絶対歌いたい曲」で、高3の時に有志参加したときに実現。決まったときは嬉しかったなあ。ソプラノソロ、天使のパートを担当しました。歌詞に「私たちはミルクを」「おいしいパンとチーズを」「子羊を」という掛け合いが何度も何度も続くので、歌っているうちになんか面白くなってきて「何回パンとチーズ言うねん!!」とツッコみたくなる中盤。最後に全パートが参加した大盛り上がりのラストが圧巻です。あんなにグローリアグローリア言ったこと、後にも先にもありません。

結び|クリスマスに向けて

今年はクリスマスイブとクリスマス当日が土日ということで、世の中どこに行ってもすごい人手になりそうですね。なるべく家にひきこもろうと今から心に誓いました。クリスマスはできれば南部市場あたりで美味しい魚とか肉を買ってきて、ちょっと豪勢に飲み食いしたいなと思っていますが、今月も副業Webライターのお仕事が忙しくなりそうなので、締め切りに追われてヒーヒー言っているかもしれません。そうならないように今から計画的に頑張ります。

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