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もしかしたら、旅そのものよりも、旅に出る前の方が好きかもしれない。 そう思うぐらいにわくわくしている。 ただ、そんな気持ちとは裏腹に準備は全く進んでないないのは、数年前から変わっていないらしい。 久しぶりの一人旅。 決まってるのは行き先と向こうで友達と合流することだけ。 何を持っていけばいいんだっけ。とリストアップしたり、ネイルをしたり、お気に入りのピアスを探したり… 遠足の前の日にわくわくしてなかなか寝付けなかった子どもみたいに、あんなことをしよう、あんなもの
きっと、私の中で死ぬまでに見たい絶景ベスト5にランクインしていたギリシャのサントリーニ島。 ドイツへの留学が決まった瞬間から、絶対に留学中に行こうと決めていた場所だった。 思えばこのとき、私の旅へのスイッチが入った気がする。 目の前に広がる、写真でしか見れなかった世界。 ほんとうにこんな場所あるのかなと、どこか信じきれいない自分がいた。 島について、この景色を見た瞬間を、私は一生忘れない。 目前に広がる景色は、写真で見るよりも圧倒的な迫力で私に迫ってきた。
先週末関西で猛威をふるった台風21号。 そして、今朝未明に起きた北海道での地震。 天災続きの日本で、こんなに大きな天災が日を置かずして発生したことは、私の職場をカオスにするには十分すぎるほどだった。 なりやまない電話と、電話を取るたびに増える処理。 それでも新規の旅行の相談や、先の旅行の変更も受けないといけないし、明日明後日の休みの間の仕事の整理も溜まっていた。 追われに追われ、今日という一日をぼろぼろになりながら終えようとしていた。 そんな中、ただ一つ、最後に「本当に
最近、夜が涼しい。 数ヵ月前は大好きな季節をあんなにも心待にして、わくわくして、あれをしようこれをしよう、なんて考えていたのに、気づいたら大好きな季節は私より少し後ろを歩いていた。 帰路、徐々に低くなっていく気温を肌で感じながら、日に日に高くなっていく鳴く虫の声に耳を傾ける。 夏の虫よりもどこか儚く聞こえるその鳴き声が、心なしか涼しさを演出しているようにも思える。 その、季節を繋ぐ一つ一つが、疲れて内へとこもろうとする私の心を自然と外へと向けてくれる。 この町の
某有名ファーストフード店のポテトとチーズバーガーが大好き。 そうめんや冷麦はめんつゆなしで麺についている塩味で食べる。 放っておいたら野菜はほとんど食べない。 むしろ意識しないと3食パスタになってしまう。 気に入ったものはいつまでも食べ続けるし、 苦手なものは一切食べない。 辛いものは食べられないのに、 塩辛いものは意外と食べれる。 お米よりもパン、パスタ、ジャガイモが好きで、大学時代に自分でお米を炊いたのは10回もないと思う。 こうやって書き出してみて自分の偏
あの日の空はそんな気持ちになるような空だった。 疲れたからだにお酒がしみるっ。 とタイトルの真逆のシチュエーションとはうってかわって、現実の私はお酒を飲みながらチータラを食べている。 完全におっさんである。 チーズが大好きで、いつも何かしらのチーズが冷蔵庫にストックされているのだが、最近はもっぱらチータラかベビーチーズ。コスパ最高。 そういえば、この前友達がチーズハンバーグを作ってくれたときに、使われていた三種類のチーズを全て当てる利きチーズに成功してちょっとひかれた
久しぶりに連絡を取る友達。 毎日バカなことをやっていた昔話に花が咲く。 「久しぶりに会いたいね」なんて話をしていたら、気づいたら飛行機のチケットを取っていた。 いつもいつも遠くから会いに来てくれる友達。 次は私が遠くに会いに行く。 次いつ会えるかななんて言っていたらきっといつまでも会えない。 会いたいなら相手が来てくれるのを待たずして自分から会いに行かなきゃ。 もうすぐ久しぶりの旅が始まる。 予定を立てたときは「あと○か月…」と長く感じていたはずなのに、気づくともう手
季節に明確な終わりなんてないと分かっていても、なぜか今日は夏の終わりを感じずにはいられなかった。 空はここぞとばかりに、夏の、あのもくもくとした縦にのびる雲を浮かべ、セミは今日が最後だと言わんばかりにわんわんと鳴き、沈む夕日はどこか寂しそうで。 それはこれまでの毎日と変わらない空であり、雲であり、セミの鳴き声であり、夕日であるはずなのに、どこか寂しさを感じてしまう。 ただ、確実に、雲は前よりちょっと高くなり、セミたちの声はちょっとずつ変わってきていて、夕日の時間は前より
もう、月に一回、定例のようになってしまった友達との近況報告の電話。 今日何してたの?一日寝てたの? と友達。 さすがに寝てないわ。と返す。 仕事やプライベートの多岐にわたる相談、報告、頭を使わないアホな話。 気付いたら居酒屋で軽く飲めてしまうぐらい話をしていた。 なんで彼女とはこんなにいろんな話ができるのだろうか。 別に「意見が合う」訳ではない。 そこは違うをきちんと伝えてくれるけど、否定されているとは感じない、不思議な感覚。 どうしようもない私を、助けるでもなく、
久しぶりに会う友達。 久しぶりに人と会うときは、そのときの自分に戻れるからすごく不思議。 高校の時の友達と会う自分は高校の時の自分。 大学の時の友達と会う自分は大学の時の自分。 ああ、そんなこともあったねと懐かしい話をしたり、 え?そんなことあったの?と今だから言える話をしたり。 住んでる場所が遠く離れても、近くに住んでいても、「わたしのあの頃」を知る友達と会っている時間は、どうしようもなく酒飲みで、どうしようもなく朝起きれない、そんなダメ人間な私のままでいれる。
私はきっと焦っていた。 新しい一歩を踏み出すとき。 なにかずっとやりたいと思っていたことを始めるとき。 将来の目標に向かって進み始めるとき。 ここ1年ちょっとの間、「今じゃない」と自分に言い訳をして「やる」と動き出すタイミングを自分の中でずるずると先のばしにしてしまっていた気がする。 なんだかんだ、私は盤石な態勢で物事を始めようとしていたんだということに気づかされる。 だからきっと焦ってた。 大きな仕事にチャレンジしている友達。 仕事に打ち込み社内表彰を受ける友達。
半年ちょっと前、内示の日。 私に言い渡された新しい勤務地は今住んでいる場所から電車で30分ぐらいの場所だった。 遠すぎる。 一番にそう思った。 これまでは歩いて10分で職場に着いていたから。 朝もどんなに早くても8時30分に起きれば間に合うし 夜もどんなに遅くても21時には家に着ける。 新しい職場は、朝は早いときは7時には起きなければならないし、夜は22時になることもある。 田舎だからか、電車は2時間に3本。 無人駅もいくつか通りすぎる。 大好きな人たちとも離