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待ってたって「そのとき」はきっとこない。

私はきっと焦っていた。

新しい一歩を踏み出すとき。
なにかずっとやりたいと思っていたことを始めるとき。
将来の目標に向かって進み始めるとき。

ここ1年ちょっとの間、「今じゃない」と自分に言い訳をして「やる」と動き出すタイミングを自分の中でずるずると先のばしにしてしまっていた気がする。

なんだかんだ、私は盤石な態勢で物事を始めようとしていたんだということに気づかされる。

だからきっと焦ってた。

大きな仕事にチャレンジしている友達。
仕事に打ち込み社内表彰を受ける友達。
会社を辞めて本当にやりたいことを始めた友達。

前に進んでいく周囲に置いていかれるというよりも、私一人反対方向に歩いているように感じた。

人生なんて他人と比べても仕方がないと分かっていても、SNSに流れる「仕事辞めました」の報告にいつも焦燥感に駆られていた。

私はここで何をしているのだろう。と。
もっともっとやりたいことがあるのに。と。

感じてもしがたがないと分かっていても、他の誰かと比べて焦りを感じてしまう。

今まで、
自分がしたいこと

自分がしなければいけないこと

高校、大学と、この二つ狭間で押し潰されそうになったこと、実際に押し潰されてしまったことは何回もあった。
しなければいけないことの為にしたいことができない。
そんな葛藤は慣れっこになってしまうぐらい、いつも抱えてきた。

でも今回は違う。
自分が一歩踏み出せば状況は打開できてしまう。
しなければいけないことを「しない」という選択を、しようと思えばできる環境にいる。

それでも、「する」ことを選ぶよりも簡単だと思っていた、その一歩がなぜか踏み出せない。

もう一思いに旅に出てしまおうか。

焦りを感じるぐらいなら行動してしまえばよかったんだ。時期を見極めている時間できっと数歩先に進める。

だんだんとそう思えるようになってきた。

だって、渡ろうとする橋は渡ってみないと落ちるかどうかなんてわからないんだから。

「なんとかなるだろう」という思いは、決して投げやりなわけでも、何かを諦めたわけではない。

うん。きっと大丈夫。
好きだと思う気持ちを追い風に、とりあえず前に歩いてみよう。

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