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学び合いの場に飢えた妖怪が居場所を見つけて歓喜している話

最近、一緒に対話型鑑賞を学んでるみんなと新しくはじめたnote「どこっぷ」での取り組みが本当に楽しくって!!!!!!!!!!!!!!

なにをしているnoteかというと、約30分間の対話型鑑賞の様子をまるまる文字起こししてUPするというなかなか大変なことをしていますw

最近では教育現場だけでなく、医療現場や企業の人材育成や社会課題へのアプローチといった場面など本当にいろんなところで対話型鑑賞が使われていますが、その実「どうやったらいいの?」「どんなことをするものなの?」「どんな作品を選べばいいの?」という感じであまりその詳細については多くの方がわからないままなんとなく利用されてるような状況とのこと。

そんなわけで誰もが見れるオープンな場に実例みたいなものをUPしていくことで、お役に立てることもあるんじゃないだろうか?と考えた我々は入念な準備期間を経て(たいそうw)、このどこっぷを立ち上げるに至ったわけでございます!!!!
もちろんわたしたちもまだまだ勉強中の身、これが正解とかこれがお手本というわけではなく、わたしたち自身もこれをすることできっと学びがあるはずだ!!という感じで、読者のみなさんと一緒に成長していくイメージで取り組んでおります!!!!!(文章がうるさい)

そんなわけではじまりから終わりまで全てを文字起こしするという、時間と手間がものすごくかかる修行のようなことをやり始めてしまったわけですが(え)、

でもこの活動をはじめてから文字起こしが習慣づいたのと、noteにUPしたものを繰り返し読むようになったことで、“聞けてるつもりでいたのに聞けてなかった”こと、“わかったと思ってたのにわかった気になってただけ”みたいなことが改めてありありと浮かびあがってくるようになったというか、

具体的に言うと、「うわ、自分ってこういう話し方の癖あるよな」とか、「こういう思考の傾向があったり価値観持ってるよな」とか「全登場人物、自分に重ねて鑑賞しがち」みたいに【自分ってこんな人間やったんや】っていう気づきへの解像度が毎回あがるのはもちろん(いかに自分って自分のことを知らないかがわかる)、人が話していることを「~も」とか「~は」みたいな助詞まで追うレベルで聞き取る意識でいると、全然意味が変わってくる発言があったりするので、そういうとこまで聞き洩らさないぞ!!!という姿勢への訓練になっていたり、

みんなのファシリテーションの部分を読みながら「自分ならどういう風に応答したやろ?例えばこんな返しをしてたらこの場はどう変化したやろ?」と追体験することで気づける学びがあったり

あと私は普段ストロングスタイルなので1時間15分ぐらい1作品の鑑賞にじっくりかけたい人間なのですがw、どこっぷでは30分という短い時間しかないことが前提になってるおかげで、「(あれもこれも追及しなきゃあたふた…)」とならずに、今日はこの話の展開に進んでいるな、今日はそこの話をじっくり味わおう~♪みたいに、一回で作品を見切るという気持ちではなく、毎回その時そのメンバーで生まれることを楽しむという鑑賞の仕方ができるようになったことが最近の大きな変化です。

↓私がファシリテーターの回。口癖は「なるほど」と「こう~」w

そして個人的におもしろいなと思ったポイントが、これが記事になって多くの方が見てくださるとなると、全員の中で「(どうせならいい記事をUPしたい…♡)」という気持ちが芽生えはじめたことですw
ファシリテーターががんばって場をうまく作っていくのではなく鑑賞者全員で『(まだここの話出てないからした方がいいな)』とか「(お、この意見が出たな、逆の意見を言うことで深まりそうだ)』『(この部分を指摘しないと次の話に拡がらないから今言っておかないと)』みたいな感じでみんなでもれなくチームプレーをがんばりはじめるということが起き、毎回短い時間の中でもぐっと密度の高い鑑賞になっているのが個人的にはとても人間らしい現象だなと思っていますw

ファシリテーターというのは先生みたいに何かを教えたり道を案内したりガイドする人ではなく、雨みたいな役割だと思っていて、鑑賞者のみんながもともと持ってる芽があって、それがたまたま降った雨によって花が開くきかっけになるぐらいの干渉具合だと思っているので、ファシリテーターが極力何もせず、鑑賞者みんなが主体的に考えて発言する流れはある種とても理想的だなという風にも感じています。

あともうこれが大感動大革命ポイントなのですが、最後、鑑賞後に10分ぐらいアフタートークを入れ始めたのですが、これがあるのとないのとでは30分の鑑賞への満足度がめちゃくちゃ変わることに気づきました!!!!!!!!

先ほども書いたように我々人はなぜかいい感じに人から見られたい願望が少なからずあると思うのですがw、鑑賞中、「なんかかっこいいこと言いたい」と思ったり、へたなこと言うぐらいなら黙ってようかなって保身しちゃったり、順番守って話さなきゃ!みたいに真面目に取り組んじゃうことが無意識のうちに起きてしまってると思います。
なので鑑賞後に「今日の鑑賞どうやった~?なんか○○やったよなぁ~」的な肩の荷をおろす時間をもうけることで、一気にみんなの素が解禁されるという現象が起きますw対話の仕方を意識してしまってた時間から、純粋にアート作品へ視点が一気に向く感じです。

そこでまたすごいのが、全く意図してないのに、ぽろっと誰かが言った一言を皮切りに30分の鑑賞の謎が一気に解けていくみたいな、伏線回収みたいなことが起きるんです。わあ!そういうことやったんや!!みたいなとてつもない腹落ち感が生まれるのですが、芸術オタクの私としては、「いかに作品を深く味わうことができるか」を目指しているところもあるので、ここで生まれる感動と興奮がほんとうにたまらなくうれしくて、アートの力ってほんまにすごい!!!とトキメキが止まらないのと、ちょっとだけ作品と自分の世界が繋がれた気がするあの推しと目が合った感覚が最高に幸せで(何を言うとるんや)、対話型鑑賞の醍醐味ってもしかしてここにあるのかも?!!?!と思い始めたぐらい、このアフタートークの重要性に目覚めています!!!!!

↓この記事、胸熱展開に最後みんなで拍手しましたw

そして、みんなとこのどこっぷを進めていく中で一番時間をかけて準備してきたのが『作品選び』についてなのですが、日々みんなでうんうん唸りながら選んでいます。
まずはまったく芸術に素養の無い方でも自ずと語りだすことができるような、語らずにはいられないような作品を選ぶように努めていますが、この作品を選ぶと万人が対話型鑑賞において成功します!絶対にこの展開になります!!みたいなことは一切ないので、ぜひ私たちが鑑賞している作品をこれを読んでくださったる方々に試していただきたいなと思っています。
そしてあわよくば「うちの鑑賞会ではこんな流れになったよ!!」とその鑑賞会ではどんな発言が出てどんな流れになったかアンサーソングのように文字起こし返しをしてくださるnoteがあったらとてもうれしい…♡なんていい学び合いの循環w
もちろんどこっぷでも、また時間を置いて同じ作品を鑑賞した記事もUPしていきたいなと思っています!


そんなわけで、このnoteをはじめたから得られた学びが本当に多くて、日々この活動に夢中になっているのですが、こちら、1週間に1記事UPを目標に5月から投稿しておりまして、なんと今日で、8作品と自己紹介2記事の合計\㊗10記事/をまずはUPすることができました!!わ~い!!

わ~い!

継続していくことで見えてくるものがやっと現れてくるような活動だと思っているので、今後もゆるゆるとみんなと協力しながら更新していけたらいいな~と思っています!!

というわけで、対話型鑑賞を実践している方もそうでない方も、アートに興味がある方も無い方もよかったらぜひ休憩時間のお共にでもどこっぷの記事、お読みいただけますと幸いです♡
記事への「いいね♡」、フォローも大歓迎です!ぜひに~!!!


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